活力を与える「物理」 限界を探ることで見えてくる新しい世界 (東京理科大学・坊っちゃん選書)

鈴木増雄

• オーム社 (2007年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kaz72さんの感想 · 2013年6月3日]

統計物理学の権威の方が、物理学を学ぼうとする人を対象になるべくやさしく書いた入門書的な本で、導入部の「質量とエネルギーの保存則」のあたりから、既出の類似するものとは異なる角度で記述されており、楽しく読めます。中盤のフラクタルのあたりも理解しやすく感じました。必要最小限に数式を交えながら、わかりやすさを優先に書かれていますが、さすがに専門の統計物理学に迫る最終章のあたりは、かなり歯ごたえのある内容になっていると思います。

[avemariさんの感想 · 2008年6月26日]

表紙と名前は？と思ったが、おもしろい。
分かりやすく物理って何よ？の問いに答えようとしている