ユーザビリティエンジニアリング(第2版)―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―
- オーム社 (2014年2月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784274214837
感想・レビュー・書評
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ユーザーインタビューの勉強のために読んでました。
ユーザーの声聞くべからず。
ユーザーの体験を聞かないといけないんですね。このあたりについての説明がとっても納得できました。
さっそく実践してます。
分析の章がもうちょっと充実してると嬉しかったかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は12のチャプター
ユーザー中心設計概論、インタビュー法、インタビューの実践、データ分析法、発想法、プロトタイプ、ユーザビリティ評価法、ユーザテスト、ユーザテストの準備、ユーザテストの実施、分析と再設計、ユーザ中心設計活動
から構成されていて、インタビューやユーザテストの解説に多くの分量が割かれていて具体的な手法が記載されていて参考になる。
本書の副題は「ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法」だが、本文中では「ユーザビリティ」と「ユーザエクスペリエンス」は区別されているように見える。
ユーザビリティは ISO 9241 を参照して、効果、効率、満足度という尺度を用いて評価されるものとしている。一方で、ユーザエクスペリエンスはユーザビリティを超えた概念としてディズニーランドや iPhone を例に挙げた上で『仮にユーザビリティが満点であっても、その製品への評価は中程度にとどまる(1-3 ユーザエクスペリエンス より引用)』と表現している。
本書はユーザビリティを担保するためのインタビュー法やユーザテストについて詳しく書いていて、ユーザビリティとユーザエクスペリエンスを繋げるための手法としてユーザ中心設計(User Centered Design)を紹介しているものの、その記述は数ページにとどまる。
開発の規模にもよるが、ユーザビリティのためのインタビューやユーザテストをして戦略を考える人間といわゆるユーザエクスペリエンスを考える人間は別である場合が多く、その間の連携に課題があるケースが多いような印象がある。
本書を読んだ後は、上記のような連携における課題を解決するためにさらに学ぶ必要があるだろうと感じた。 -
定性的な調査の参考になりました。
ユーザテスト。 -
定性的なユーザーリサーチの手引として実践的な内容でした。職場の本棚にあるものを必要なときに必要な部分だけ読んでたのですが、通して読みたいと思い読み直しました。インタビューで話題を深堀りするときの質問例とか、ペルソナをつくった後の活用方法とか、実践的で具体的に書かれているところが良かったです。
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ユーザーリサーチに関する、非常に実践的な本だと感じました
プラグマティックなペルソナと、一般的なペルソナに関する説明が、詳しく載っていた点が、個人的には特にありがたかった
ユーザーインタビューの、具体的なノウハウが豊富であり、繰り返し実践をして始めてわかる、しみじみとした教訓が数多くあり、非常に参考になりました -
とても勉強になる。繰り返し読んでます。
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樽本さんの本は読みやすくてわかりやすい
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1月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
http://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003182272 -
HCD、UCDを用いた定性調査の手法について詳しく記載されていて分かりやすい。
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ユーザビリティテストの基礎として。
見学者への注意事項に1ページだけ見せることもある -
欲しいことが痒いとこまで書いてある。
良書! -
表紙は難しそうなイメージを持つが内容はとてもわかりやすく書いてある。
ユーザビリティテストの際はよくお世話になった。 -
うちもなんとかしなくては。。と思う。
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従来のウォーターフォールでは解決できない新しいもの作りのやり方が学べる。
自分にとっては新しく知ったことは少なかったかなと。
物分かり良くなるな。自分と同じようにやっているんだろうと思ってわかったつもりになってしまう。
10ヒューリスティック
システム状態の視認性
システムと実世界の調和
ユーザーコントロールと自由度
一貫性と標準化
エラーの防止
見ればわかるように
上級者向けの柔軟性と効率性
美的で最小のデザイン
ユーザーによるエラー認識、診断、回復
ヘルプ -
ユーザーテストする際には、この本をベースに
進めたい。
再読する -
通っている大学院の教科書指定本。
色々とつまみ読みしていた為にやっと一周読み切ることが出来た。。
本書はユーザー中心設計の概念を初めとして、ユーザーインタビュー、ユーザーテスト等の実務を具体的かつ丁寧に開設した一冊である。
自分の場合は大学院のワークショップの復習というタイミングで読んだので、すんなりと頭に入って来た。全くの初学者が読むとどのように感じるかはちょっと謎である。
とは言えこの手の実務が詳細に解説されている本はあまり数多く無いので、まずは本書を手にとって著者のワークショップに参加したり、自分で取り敢えずやってみて経験値を積み、新たな方法論に巡りあっていくのが良いのだと思う。
実際にワークショップでやってみると感じるが、ユーザーテストやインタビューは本で読んでいてもあまり意味が無くて、やってみないとそのエッセンスを理解することは出来ない。また、一度二度やった程度では多くの人がスムーズに行えないと思われる。 -
新しい製品を開発する前に読みたい一冊。
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専門家ならぬふつうの開発者たちの必携書。網羅的で実践的。一社に一冊。
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新版では、いまどきの内容が加味されていて、改めて勉強になる、と感じるとっても良いテキスト。
筆者の樽本さんと知り合うこともできて、今後もユーザビリティに関する研鑽に励みたくなる気づきの多い内容だった。