送電鉄塔ガイドブック

  • オーム社 (2021年11月18日発売)
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本 ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784274227929

作品紹介・あらすじ

電力会社が書いた送電鉄塔のガイド本、満を持しての発刊です!

東京電力パワーグリッドの送電鉄塔研究会が、愛する鉄塔についてマニアックに紹介する写真豊富なガイドブック。送電鉄塔ファンはもちろんのこと、「電気の知識はゼロに近いけど、鉄塔を見るのは好き~」という人も、読んでいくうちに電気の知識がジワジワ身につく内容になっているので、きっと面白いと感じて頂けると思います。 
※鉄塔が映えるB5サイズ 

感想・レビュー・書評

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  • もともと鉄塔に興味があり(カッコいい)、購入。
    最初は美しい鉄塔写真を眺めることが主目的でしたが、
    最も興味深く読めたのは、以下の2点。
    ・序章の送電鉄塔の歴史:画像は多く使われていてそれはそれで良かったが、マンガ形式だとなお面白かったかも!
    ・終盤のラインマン(保守・工事)の業務とその内容:画像が多く使われ臨調感あり。
    ニッチな内容ですが、良い本です。

  • ダムマニア、電柱マニア、電線の恋人、そして送電線鉄塔マニア?とたどって来た。知らなくても生きていくのに困らないけど、これらが無かったらどうなるか?この本を読んでから、送電線のある場所にわざわざ回り道するように‼️

  • こういう本があったらいいな、と思っていた。素晴らしいの一言。
    建設時のルート選定のノウハウや、塔脚接地抵抗、多導体、コロナの説明がもう少しあったら、よりマニア度が増してよかったと思うが。

  • 写真が豊富で美しくたいへん良い。
    275kV x2 + 154kV x2 + 66kV x2の併架8回線鉄塔とか熱い。
    背が低いドナウ型鉄塔や跨ぎ鉄塔はかわいい。
    写真に場所や線路名称の情報があるとよかったなあ。
    写真をならべるだけじゃなくて、歴史、材料、施工、保守メンテなど盛りだくさんな内容。

  • 面白いと思えば面白いが鉄塔が少ない土地は厳しい

  • ドボク鑑賞系の本かと思ったらわりと真面目な内容だった。

  • 鉄塔好きにはたまらない素晴らしい内容。
    歴史,基礎知識,設計・建造・保守とそれに用いる機材,様々なレア鉄塔の紹介,などなど楽しい情報が満載。
    グラビアページの鉄塔写真も美しい。こんなの撮りたいなぁ…とは思うけど,スマホでしか撮ったことないな。家人は「グラビアって…」と苦笑。

  • 2025年1月3日、メルカリで「強気でも弱気でも横ばいでも機能する高リターン・低ドローダウン戦略」を安く1200円で過去に販売した方が、ほかに出品してた本。株関係ないけど表紙が好き!

  • 先日、「マツコの知らない世界」で鉄塔マニアの世界を紹介していた。鉄塔マニアには大別して3種類あるらしい。「撮り鉄」「くぐり鉄」「巡り鉄」の3つ。

    「撮り鉄」は字からすぐわかるように鉄塔の姿を愛でて、撮影するタイプの人。
    「くぐり鉄」とは、鉄塔の下をくぐって真下から鉄塔を見上げ、その構造(構図)の美しさに快感を覚える人。
    「巡り鉄」は送電鉄塔を始点から終点までの長い距離をスタンプラリーのように巡る人のこと。

     その説明を聞いているうちに、今まで自覚していなかったが気づいてしまった。自分は「鉄」だと。
     
     夏の風景として思い浮かぶのは海でも花火でもなく、山の稜線沿いに並んだ鉄塔群が夕陽を浴びて佇む姿だし、下を通れる鉄塔があれば、真下から見上げ、そのシンメトリーな構図の写真を撮る。
     送電線にも鉄道同様に○○線という名称があって鉄塔ひとつひとつに番号が振られていることも知っていたし(一般にはあまり知られていないらしい) 天気の良い日の散歩で、ついつい口ずさんでしまう歌は南壽あさ子の「鉄塔」だ。

     そんな「鉄」覚醒ついでに図書館で借りた本。

     この本は送電鉄塔が作られた歴史的経緯や、鉄塔の基本構造とその解説、鉄塔の建て方や、日々のメンテナンスに至るまで、これ、専門の人が読む本なんじゃないの?と勘違いするくらい詳しく書かれている。
     読み進めていくうちに、鉄塔の細かいパーツや、形の違いの理由がわかり、お前のそのかたち、そんな意味が込められていたのか、とより一層鉄塔に対しての愛着が湧く。
     鉄塔に営巣するカラス対策のため、鉄製のトゲトゲを付けたり、スピーカーを設置して音で驚かしたりして寄せ付けないようにする一方で、漏電の心配のない箇所に営巣用の土台が設けてある心優しい鉄塔もあるらしい。
     ただ突き放すだけでなく、状況により受け止める姿勢。見習いたいものだ。


     後半からはカラー写真で各地の特徴的な鉄塔の勇姿が掲載されているので、写真集としても楽しめる。

     うちの近所の鉄塔も載っていたから、聖地巡礼で、自分のスマホでも撮ってきた。ついでに鉄塔を番号順に遡って変電所まで行き1番鉄塔の写真も撮ってきた。

     ここまですれば、もう「鉄」と名のっても、マニアから、鉄分足りないよ、とは言われないだろう。
     

  • 請求記号 544.15/To 75

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