芸術の至高性: アドルノとデリダによる美的経験

  • 御茶の水書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784275008695

作品紹介・あらすじ

美的経験の"否定性"とは何か。芸術の自律性と至高性の二律背反は解消できるか。フランクフルト学派の新世代がアドルノ美学の核心を記号論・解釈学・分析哲学を駆使して明快に読み解き、デリダの脱構築理論と対決させた先駆的研究。

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  • 【目次】

    序論 自律性と至高性

    第一部 美的経験の否定的論理
     第一章 美的否定性の概念
     第二章 美的遅延
      a. 物質か、それとも記号表現か
      b. 記号表現形成の自己転覆
      c. 多義性の批判
     第三章 否定性の美学と解釈学
      a. 論争の明示的対象──全体と要素
      b. 論争の深層構造──ミメーシスと意味
     第四章 美の経験
      a. 解釈の布置的理論
      b. 美的判断の事後性
      c. 美的イメージ

    第二部 美的に基礎づけられた理性批判
     第一章 美的至高性
     第二章 理性批判の基礎づけ問題
      a. 脱構築と「差延」
      b. 理性の否定的弁証法
     第三章 美的危機の経験
      a. 系譜学的理性批判の諸問題
      b. 美的のものの危険
     第四章 ロマン主義美学と近代美学──『近代の哲学的ディスクルス』における芸術の場所

    訳者あとがき

    文献表
    索引

    *****

  • 【目次】

    序論 自律性と至高性

    第一部 美的経験の否定的論理
     第一章 美的否定性の概念
     第二章 美的遅延
      a. 物質か、それとも記号表現か
      b. 記号表現形成の自己転覆
      c. 多義性の批判
     第三章 否定性の美学と解釈学
      a. 論争の明示的対象──全体と要素
      b. 論争の深層構造──ミメーシスと意味
     第四章 美の経験
      a. 解釈の布置的理論
      b. 美的判断の事後性
      c. 美的イメージ

    第二部 美的に基礎づけられた理性批判
     第一章 美的至高性
     第二章 理性批判の基礎づけ問題
      a. 脱構築と「差延」
      b. 理性の否定的弁証法
     第三章 美的危機の経験
      a. 系譜学的理性批判の諸問題
      b. 美的のものの危険
     第四章 ロマン主義美学と近代美学──『近代の哲学的ディスクルス』における芸術の場所

    訳者あとがき

    文献表
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著者プロフィール

クリストフ・メンケ(Christoph Menke)
1958年生まれ。ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン哲学教授。フランクフルト学派第三世代の代表者とされる。邦訳された著書に『芸術の至高性――アドルノとデリダによる美的経験』(御茶の水書房、2010年)がある。

「2022年 『力 美的人間学の根本概念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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