- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784276100008
感想・レビュー・書評
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師に紹介されて時間をかけて読んだ。
音大受験生が最初に読む、正統派教科書の位置付け。
日本語は読めるが、概念は理解できない。
何も理解できないまま、暗記の状態で例題を解く。
演奏中もよく分からないが頭の片隅にはある。
半年くらいで徐々に分かってくる。
ある日読み返したらさっぱり分からなかった言葉が、意味を持って現れてくる。
最初に数学の教科書に取り組んだ時を思い出した。
授業は思考停止で板書を写す。
答えを横に広げて無心でサクシードを解く。
やがて教科書の意味が分かってくる。
新たな概念・秩序を正しく理解することは、大人になってからもずっと難しいまま。
そんなちょっと寂しいけど当たり前の事実を再確認させられて、音楽やってて良かったと改めて思えた。
字面だけ追って、分かった気になってるな?
ただ解答暗記しただけだな?
と、常に自分に問いかける人生にしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
音楽を学ぶにあたっての基礎が凝縮されています。音高の教科書としても用いられている物で、言葉や表現は少々古い気もしますが学ぶには十分です。学習が終わった今でも楽譜と向き合う時に参考にしてます。音楽と関わっている以上一生そばに置いておきます。
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「ミュージック・セオリー(再)」,
「音楽制作基礎(再)」
歳森今日子先生 参考図書
https://library.shobi-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=00051986 -
昔からの教科書に敬意を表して手に取る。
面白おかしく読みやすくみたいなことは何もせず、端的な説明で、無駄なことは何も書いてない。
教科書たるものそれでいい気もするが、ものたらなくもある。
たとえば、なぜその概念があるのか、は全然わからない。人が協和と不協和を聞き分けるのはなぜか、みたいな話はまったくない。平均律の話では等比数列で2の12乗根を使うのだと説明してくれればすぐにわかるようにも思うが、数学的にも説明はしない。
そうしたものは類書があるのだろう。
少し渉猟して、また本書に帰ってこようと思う。 -
体系的に音楽を学ぶ時間は人生における幸せのひとつ.
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【内容】
おんがくのきそ。
全239頁。頁175までが用語や理論の説明と譜例であり、それ以降は問題集。
【類別】
教科参考書。音楽。
念のため付言すると西洋古典音楽(クラシック)の文脈に則った著書です。
【着目】
調の判定に10頁ほどを割いています。
和音についての記述は最低限。
本書は1965年に世へ出たものです。本書よりも直感的で且つ同等量が学べそうな著書があるならば、そちらを用いるのをお奨めします。
【備考】
このレビューは1990年発行の第66刷に拠っています。 -
これさえ読めば音楽の基礎が分かる。
今回は和声学を学びなおす前に復習がてら読んだ。 -
ピアノの昇級テスト・吹奏楽部で使用。
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昔読みましたが繰り返し戻ってくるところです。新しい楽典の本が多く出ていますし、そちらのほうがわかりやすかったりしますが、これはこれで基本として残っていくのでしょうか。
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高校の頃、教科書がわりに使ってました…(^_^;)
なつかし…
音楽やってる人の、基本のき。
みんな持ってる。
「黄色の本」と言われたら、コレ。
そんなイメージの本です。必須アイテム。