音楽の悪魔―デーモンに魅入られた作曲家たち

著者 :
  • 音楽之友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784276210684

作品紹介・あらすじ

近代音楽の美と戦慄はどこから生まれるのか。音楽を突き動かす悪魔的な衝動を解明する!キリスト教の縛めを解かれた近代のデーモンが、あるときは作曲家に取り憑いて霊感を与え、またあるときはヴィルトゥオーゾに乗り移り、そしてあるときはオペラの主役となって立ち現れる。音楽にひそむ悪魔をめぐるスリリングな知的冒険の書。

感想・レビュー・書評

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  • クラシックは決して癒しの音楽ではなく作曲家の個人的な体験や当時の社会の出来事や風潮が暗い情念となって反映している。曲を知っていれば著者の云わんとしていること多少共感できる。CDを聴きながら読んでも良し。
    第六章のウンディーネの話は興味をそそられた。今度読んでみよう。

  • 宗教と音楽家のかかわり。

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著者プロフィール

1936年和歌山県生まれ。東京大学大学院修士卒。中央大学名誉教授。芸術全般を対象とする形象研究。著書に『フェルメール―窓からの光』(講談社)、『音楽の悪魔』『ムーサの贈り物』(音楽之友社)、『シューベルト』『気球の夢―空のユートピア』(朝日新聞社)、など。

「2023年 『もっときわめる! 1曲1冊シリーズ④ シューベルト:《冬の旅》』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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