- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784276217959
作品紹介・あらすじ
運命の星、光り輝くとき!指揮台に上らぬ天才は、隠遁し、静かに世を去った-並ぶものなき存在と称えられた指揮者の数奇な後半生に迫る。
感想・レビュー・書評
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内容的には面白いのですが,
上巻でも書いたとおり,
翻訳が非常に読みにくくさせているのが
残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伝説の名指揮者カルロス・クライバー。
やはり名指揮者の父 エーリッヒ・クライバーの存在が如何に
大きかったかがわかります。
次元が異なるというか世界のスケールと深度が異なる人が
オペラを統率するとどうなるか?
あの辛辣なセルジュ・チェリビダッケがクライバーを高く評価して
いたこと、クライバーがカラヤンを非常に尊敬していたことなど・・・
ふーーんと思うことがたくさん書かれています。 -
内容には非常に満足です。然し余りにも訳文が酷い、まともな文章になっていない為に読み進むのに苦労しました。
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何故か上巻と同時発売でなく上巻を読み終わってしばらくしてから出版された。
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謎の多い天才指揮者の素顔を、インタビューや文献をひもといて記された貴重な伝記となっています。クライバーのファンなら満足いく一冊でしょう。
チケットを買っても本当に演奏するのかどうか分からない、直前でのキャンセルが多い指揮者だったけど、それでも、彼の演奏を聴きたくて聴きたくてどうしようもないほどって言う人は多かったはずです。
私が初めて聴いたCDはベートーヴェンの5番と7番だったと思います。これを聴いちゃうと、一度は生の演奏を聴いてみたいと思う人も多いはずです。幸い、ベートーヴェンの4番をコンサートで聞く機会があり貴重な経験になっています。
音楽を愛して、なおかつ自らの仕事に対して妥協はしなくて、新しいものを求める姿から、学ぶべき点は多いです(ドタキャンは私の商売ではダメだけど(笑))。
クライバーの演奏録音はすごく少ないです。でも、本を読んでいたら、そのひとつひとつがとてつもなく深い意味を持ち、そんなCDを改めて聴きたくなるような本でした。
でも、万人受けする本ではなさそう。何しろ上下で8000円前後。しかも、800ページ以上になる本ですから。