ON BOOKS(28)交響曲名曲名盤100 (ON Books 28)
- 音楽之友社 (1998年12月10日発売)


- 本 ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784276350281
感想・レビュー・書評
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昭和54年刊行、往年の名著。オレのクラシック音楽のバイブルが、この本なんであります。
交響曲の父ハイドンから始まって、モーツァルト、ベートーヴェン、そしてショスタコ、メシアンに至る古今東西の(いや、「今」や「東」はあんまりないか…)交響曲作品を100曲集め、その曲自体の成り立ちを解説するとともに、ぜひ聴いておきたい名指揮者たちの名盤(レコード)を紹介しちゃおう、という本。
まあ、「名盤」については今読んでもあまり参考にはならないけど(とは言いつつ往時の巨匠たちの名は色あせてはいませんな)、「名曲」解説の方は今なお勉強になります。
中んづく、ハイドンが示した「4楽章」+「ソナタ」といった基本形式、ベートーヴェンが示した声楽の導入、あるいはベルリオーズが示した標題性…などの「交響曲の様式」が、時代が下るとともに拡散(あるいは崩壊)し、使いつくされ、すでに表現形式としての命脈は絶たれている、という指摘はドキドキするほど刺激的なんですな。
(と言いつつ、諸井氏自身も交響曲を書いていますが(笑))
もう何度も読んでるけど、何度読んでも飽きません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/427635028X
── 諸井 誠《交響曲名曲名盤100 19790610 音楽之友社》19900320
http://booklog.jp/asin/427635028X
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19241012
未熟な習作 ~ ヌルテ・シンフォニー ~
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