J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 器楽曲 (ON BOOKS advance もっときわめる!1曲1冊シリーズ 05)
- 音楽之友社 (2023年8月4日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784276357051
作品紹介・あらすじ
昭和~平成に150巻を超えるラインナップを擁した、ON BOOKSの名を冠す第3の新シリーズの5弾。各曲をしっかり聴こうと思っている人向けに1冊で1曲を扱い、「総論、著者が語る楽曲の魅力」「楽曲解説」「演奏史・録音史・名盤」の3部構成をとります。
楽曲の成立事情を解くとともに、各曲のみならずソナタとパルティータ全体、各舞曲についても詳解。またヴァイオリンの演奏スタイルや楽器の変遷とともに本曲の演奏・録音史を語り、選りすぐりの名盤30選を紹介。作曲から300年を経ても至高の輝きに満ちる本曲の魅力を1冊で語り尽くします。
感想・レビュー・書評
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このシリーズは「人気は高いが全貌が掴みにくい、比較的長い、知っていてもさらに掘り下げ甲斐がある、いつか極めたいと思われている」などに該当する曲を選んでいるのだそう。
どちらかといえばこのシリーズの対象は聴く人だろう。
私はアマチュア演奏家だが、いわゆるクラオタでもあるので本書の内容について新規性はほとんど感じなかったのだが、それでも演奏史と名盤は改めて参考になった。
何気に参考文献も文中に出てくるので深掘りもしやすい。
欲を言えば各曲の解説をもう少し詳しくして欲しい。
残念ながら、この程度では極めたとは言えない。
他人の演奏を聞かない奏者、ただ弾くだけの音楽系な学生とか、弾くからには少なくとも本書の内容程度は知っておくべきだろう。知ってるかな?
第1章 魅力と楽しみ方
第2章 楽曲について
1 盛期バロック音楽までの音楽史、バッハ以前の無伴奏ヴァイオリン音楽
2 楽曲の成立事情
3 全体構成とソナタ、パルティータ
4 バロック時代のダンスと《無伴奏》の舞曲
5 全六曲の解説
第3章
1 演奏史
2 名盤30選詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
那須田務の作品





