J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 器楽曲 (ON BOOKS advance もっときわめる!1曲1冊シリーズ 05)

  • 音楽之友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784276357051

作品紹介・あらすじ

昭和~平成に150巻を超えるラインナップを擁した、ON BOOKSの名を冠す第3の新シリーズの5弾。各曲をしっかり聴こうと思っている人向けに1冊で1曲を扱い、「総論、著者が語る楽曲の魅力」「楽曲解説」「演奏史・録音史・名盤」の3部構成をとります。

楽曲の成立事情を解くとともに、各曲のみならずソナタとパルティータ全体、各舞曲についても詳解。またヴァイオリンの演奏スタイルや楽器の変遷とともに本曲の演奏・録音史を語り、選りすぐりの名盤30選を紹介。作曲から300年を経ても至高の輝きに満ちる本曲の魅力を1冊で語り尽くします。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズは「人気は高いが全貌が掴みにくい、比較的長い、知っていてもさらに掘り下げ甲斐がある、いつか極めたいと思われている」などに該当する曲を選んでいるのだそう。

    どちらかといえばこのシリーズの対象は聴く人だろう。
    私はアマチュア演奏家だが、いわゆるクラオタでもあるので本書の内容について新規性はほとんど感じなかったのだが、それでも演奏史と名盤は改めて参考になった。
    何気に参考文献も文中に出てくるので深掘りもしやすい。
    欲を言えば各曲の解説をもう少し詳しくして欲しい。
    残念ながら、この程度では極めたとは言えない。

    他人の演奏を聞かない奏者、ただ弾くだけの音楽系な学生とか、弾くからには少なくとも本書の内容程度は知っておくべきだろう。知ってるかな?

    第1章 魅力と楽しみ方
    第2章 楽曲について
     1 盛期バロック音楽までの音楽史、バッハ以前の無伴奏ヴァイオリン音楽
     2 楽曲の成立事情
     3 全体構成とソナタ、パルティータ
     4 バロック時代のダンスと《無伴奏》の舞曲
     5 全六曲の解説
    第3章
     1 演奏史
     2 名盤30選

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著者プロフィール

音楽評論家。ドイツ・ケルン音楽大学を経てケルン大学で音楽学科修士修了(M.A)。専門はピアノ曲やオーケストラ等クラシック全般だが、とくにバッハを始めとするバロック音楽、古楽演奏の評論。音楽雑誌、新聞、CD解説等の執筆を中心に、市民講座、カルチャーセンターの講師、ライヴハウスでのトークやラジオ番組に出演。著書に『音楽ってすばらしい』(ポプラ社)、『名曲名盤バッハ』(音楽之友社)、監修著作に『ピアノの世界』(学研)、『河出「夢」ムック バッハ』(河出書房新社)。共訳書・共著書多数。趣味は料理、美術、文学、小説の執筆。かながわ音楽コンクール審査員、独立行政法人日本芸術文化振興会文化芸術活動調査員、日本ペンクラブ会員、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン理事・事務局長。洗足学園音楽大学及び同大学院非常勤講師も務めた。

「2023年 『古楽夜話 古楽を楽しむための60のエピソード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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