生き抜くチカラ: ボクがキミに伝えたい50のことば

著者 :
  • 日本図書センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784284204538

作品紹介・あらすじ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
親として、人生の先輩として、
為末大がいま、こどもたちに伝えたい
自由に、しなやかに生きるコツ!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

楽しいことばかりではない毎日も、ちょっとくふうをしたり、こだわりを捨てたりすることで、
自由に、しなやかに、苦しいことから距離をとって、歩んでいくことができる。
そんな「生き抜くチカラ」を、為末大が50の「ことば」にまとめました。
親子でいっしょに読んで、話して、考えられる、ことばの絵本です。


◆「はじめに」より抜粋◆
これからつらいことも、悩むこともあるかもしれないキミに、
「ボクのやり方をすれば、きっとうまくいく」なんて、とてもいえない。
だけど、ある人がこんな考え方をしたんだ、こんなくふうをしたんだっていうことは、
少しは役立つかもしれないと思って、
この本を書くことにしたんだ。

むずかしく考えなくてもいいよ。「だいじょうぶ。なんとかなる。」
――この本を読み終わったときに、キミが少しでもそう思っていてくれたら、ボクはうれしい。
そして、その思いがキミの人生を「生き抜くチカラ」になるといいな。


◆こんな「ことば」を収録◆
走りながら考える。正解を求めすぎない。
「自分が勝てる場所」を見きわめる。
挑んで、負けて、また立ち上がる。立ち上がった瞬間、自分をもっと好きになる。
人からの評価に、自分を乗っ取られてはダメ。
長所・短所は単なる「かたより」。
まじめになりすぎない。かっこつけすぎない。いい人でいすぎない。
「努力」は「夢中」に勝てない。
「せっかくここまでやったんだから」には要注意。
苦しいときほど、種をまく。
しあわせのカギは「なにげなさ」にある。

感想・レビュー・書評

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  • どれもいい言葉で、時間を忘れてページをめくっていた。私が1番好きな言葉は、「私とあなたはちがう」というあたりまえを忘れないという言葉。
    理由は、みんな喧嘩したりするけれど、私とあなたは違うと言う考えに深くなっとくしたから。

  • 子供向けの絵本に見せかけて、実は一緒に読む親(大人)にも多くを考えさせる本。

  • 今までに聞いたことのあるような言葉が多かった。人はみんな自由。楽しいことばかりではない毎日をどう生きるか、決めるのは自分。

  • 子供用の本だけど、心に刺さる言葉がいくつもありました。きれいごとだけ言わない感じも⭕️

  •  子どもが生まれたら、一緒にまた読みたいなあと思うような素敵な内容でした(*´꒳`*)

  • 「人からの評価に、自分を乗っ取られてはダメ。」っていうメッセージ、
    今の日本人に届いてほしいなぁって思いました。
    *なんでみんな外なのに、まだこんなにマスクしてるんだろう??

    為末さんのように、結果を出した方だからこそ、
    人の倍以上、良いことも悪いこともあったでしょうが、
    こころの自由を手にいれて、しなやかに生きていらっしゃるコツを教えてくださいます。

    確かに「ボクがキミに伝えたい」言葉たちですね。
    こどもにプレゼントするのに適しています。


    【本文より】

    ・「これ以上がんばってもダメそうだな」と思ったら、さっさとあきらめよう。
    「せっかくここまでやってきたんだから」とあきらめるタイミングを失うと、
    まちがった努力を続けることになってしまうよ。

    ・「ああなんだ、こうしなきゃと思っていたことって、全部自分の思い込みだったんだ」

    ・目標は「50%ぐらい達成できるかな」と思えるところにする。

  • 為末さんらしい力強い言葉で、
    深い内容も子どもにとって支えになると思う。

  • 陸上のハードル競技でオリンピックに3回出場。今も日本記録の保持者である為末大さんの言葉を集めた本。『成功も失敗も、自分で選んだものなら意味がある。』『「わたしとあなたはちがう」というあたりまえを忘れない』『「努力」は「夢中」には勝てない。』など不安になったとき、自信をなくしたときにそっと背中を押してくれるような言葉の数々。アスリートとして様々な舞台で戦ってきた著者の「だいじょうぶ。なんとかなる。」というメッセージが強く伝わる一冊です。

  • 本棚入り決定。
    子どもが大きくなり、悩んだりしたとき、出会ったらいいなぁと思う本でした。
    失敗を恐れずチャレンジすることの大切さ、自分自身の事を知り認めること、人の目に惑わされず自分で人生を選択していける強さ、といった事を教えてくれる本。また、ストイックなだけでなく、苦しい時に出会ったら救われるだろうなぁという言葉も沢山ある。
    絵もかわいい。
    その時々でどんな言葉が刺さるかによって自分のコンディションを知ったり、みんなとどの言葉が刺さったかを共有するのも楽しそう。

    私が特に気に入った&気付きを得た言葉
    5.成功も失敗も、自分で選んだものなら意味がある
    7.自分をもっと知るために、「いいな」と思う瞬間を集めてみる
    10.「なぜ」と問える強さをもつ
    27.失敗や挫折だけでなく、成功もちゃんとリセットする
    34.「つみ重ねる努力」だけではなく、「選ぶ努力」もたいせつにする

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著者プロフィール

1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2021年12月現在)。現在は執筆活動、会社経営を行なう。Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。YouTube為末大学(Tamesue Academy)を運営。国連ユニタール親善大使。主な著作に『Winning Alone』(プレジデント社)、『走る哲学』(扶桑社新書)、『諦める力』(プレジデント社、小学館文庫プレジデントセレクト)など。

「2022年 『Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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