こころの造形―日本の伝統パッケージ

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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784284402071

著者プロフィール

1905年、福岡県柳川生まれ。本名春三郎。1923年9月、関東大震災の直後に上京し、川端玉章が主宰する川端画学校で洋画を学ぶ。1935年、図案と写真撮影を行うオカ・スタジオを銀座に設立。アートディレクター・システムを導入したデザイン会社の草分けとなる。戦後は、グラフ雑誌、宣伝広告、カタログ、ポスターなどのデザインを広く手がけるほか、図案家のための職能団体の確立に尽力。1950年の日本宣伝美術会の設立に協力したほか、1952年には東京商業美術家協会を設立し初代委員長に就任。1962年地方17団体326名の図案家を結集した全国商業美術家連盟を設立して理事長に就任し、特に独立系の図案家の職能と地位の確立を目指した。併行してアートディレクター・システムに基礎づけられたデザインの普及・啓蒙を企図し、『宣伝デザイン—企画から印刷まで』(美術出版社、1956年)、『デザイン写真』(みずゑ別冊、1959年)、『カタログとポスター』(印刷出版研究所、1966年)などの著作を残す。また、二木和英との訳書として、インフォグラフィックやピクトグラムの技法を紹介した『絵画図表の見方・画き方』(ダイヤモンド社、1958年)を残した。教育活動にも力をふるい、1971年から日本デザイナー学院講師に着任、1985年から四代目校長、1993年から名誉学院長を務めた。
1959年、ニューヨーク近代美術館で開催される国際パッケージ展の出品物選定を請けおったことをきっかけに、日本の伝統的な「包む」造形に注目して収集を開始。1964年、理事長を務める全国商業美術家連盟の第一回展として「日本伝統パッケージ展」を日本橋白木屋で企画・開催。モダニズム、商業主義全盛の時代にあって異色の展覧会として注目を集める。1965年、同展の出品作品をとりまとめて刊行した『日本の伝統パッケージ』(美術出版社)は国際的な注目を集め、英語・ドイツ語・フランス語に訳されて各国で刊行。その後も終生のライフワークとして伝統パッケージと向きあいつづけ、1972年『包 TSUTSUMU—THE ORIGIN OF JAPANESE PACKAGE』を毎日新聞社から、1974年には『こころの造形—日本の伝統パッケージ』を美術出版社から刊行。また、1975年から翌年にかけて、ジャパン・ハウス・ギャラリー主催の「TSUTSUMU」展を監修。この展覧会はニューヨークを皮切りにカナダ、アメリカを巡回し、その後は国際交流基金の主催でさらに各国を巡回。28ヶ国・100回以上の開催を重ね、海外における日本の伝統デザインのイメージを決定づけた。
1988年、目黒区美術館での「日本の伝統パッケージ展」開催に協力し、所蔵する伝統パッケージコレクションを同美術館に寄贈。1995年9月26日、東京都中野区の中野総合病院にて90歳で逝去。2011年2月10日から5月12日には、目黒区美術館にて「包む:日本の伝統パッケージ」展が開催された。

「2019年 『包 日本の伝統パッケージ、その原点とデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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