広告で見る江戸時代

著者 :
  • 日本図書センター
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 3
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784284503389

作品紹介・あらすじ

底本:『広告で見る江戸時代』全1巻(林 美一 監修/中田節子 著/角川書店/1999年)  
本書は、錦絵・看板・引札・名所案内など、約400点の広告資料により、江戸の人々の暮らしぶりを紹介するものである。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 祝復刊

    「掲載資料400点。錦絵,看板,チラシ(引札),名所案内など,江戸の洗練された広告が一目瞭然
    越後屋(いまの三越)は,天和3年(1683年)には,今のチラシである引札を江戸の町中に配った。寛永6年(1794年)には日本初のコピー集『ひろふ神』が刊行された。

    江戸時代後期の江戸は,広告活動が欧米より早くさかんで,看板や引札から,広告が絵の中に描かれている錦絵,広告の入った草双紙,ガイドブックである案内本,カタログ的な雛形などもあった。

    戯作者はコピーライター,浮世絵師はデザイナー,版元はアート・ディレクター的役割も果たしていたのだ。十返舍一九は,取材した店を作中で紹介してタイアップ的なことをしていたし,国学者本居宣長は家伝の薬の宣伝文をしたためていた。「土用の丑の日は鰻の日」というコピーをつくったのは奇才平賀源内である。

    文化文政時代には日本人の6分の1が伊勢参りをしたほど旅行もさかんで,ガイドブックも出され,名産名物番付や地図つき引札も出た。見世物や歌舞伎,相撲が流行を作り,多くの浮世絵が描かれた。

    『広告のなかのニッポン』の著者でもある中田節子は,本書でも江戸時代を斬新にとらえている。本書の監修は,江戸文芸研究家としてテレビ・映画の時代考証に携わる林美一である。 」
    フリーランスライター 杉山 由美子(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)

全1件中 1 - 1件を表示

中田節子の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×