藤子不二雄A 藤子・F・不二雄 二人で少年漫画ばかり描いてきた (人間の記録 171)

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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784284700412

感想・レビュー・書評

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  • アマゾンで復刊されていることを知り、
    思わず買い求めた作品。藤子不二雄のお二人とトキワ荘周
    辺の世界が大好きな僕は、関連書籍をほぼほぼ読んでおり、
    当然その最初期版と思われるこの本も読了済みと思ってい
    た。のだが・・・。

    ・・・不覚(^^;)。
    おおよそこの手の「文章モノ」はⒶ先生の手によるものが
    多く、もちろんこの作品も8割をⒶ先生が執筆しているの
    だが、章のアタマにはF先生の文章が! 形は違えど両氏の
    マンガにおける「合作」と同じ状況で書かれた本であり、
    そういう構成なら絶対に覚えている筈。つまり、ずっと
    読んだ気になっていただけであった。

    メイン担当であろう、Ⓐ先生の文章はこの頃から既にキレ
    ており、とにかくしっかり読ませてくれる。トキワ荘モノ
    の原点として、ファンなら絶対に読んでおくべき本。まぁ、
    僕は今まで読んでいなかったのだが。

    ちなみに初版の発売は1977年。
    ドラえもんや魔太郎で大人気だった頃であり、すなわち
    藤子不二雄が「合作」から「分業」へゆっくり変化してい
    た時期。そんな頃に2人で協力してエッセイを書いた、と
    いう事実が、今頃だが本当に嬉しい。

    トキワ荘関係者の多くはもう鬼籍に入っている。
    そんな中でただ一人健在なⒶ先生には、出来る限り長生き
    して欲しい、と改めて思った。僕の神様の二人に、大いな
    るリスペクトを!

    ※復刊版では「藤子不二雄Ⓐ/藤子・F・不二雄」の名義に
    なっていますが、こちらでは初版発売当時の「藤子不二雄」
    を著者としました。

  • 我孫子氏の日記を中心にまとめられている。

    私は完全にドラえもんで育った世代だし、藤子不二雄=ドラえもんだったので、ドラえもん誕生までの経緯なんかも書かれているのかな?とつい思ってしまったが、これは『オバQ』登場までの2人の漫画家としての歴史であり、ドラえもんは彼らの”新作”の少年漫画として言及されていた。大本となった本は1975~77年に書かれたものだから当然といえるが、ドラえもんは自分達を再び少年漫画に引き戻してくれた特別な存在であることが書かれていて、その後のドラえもんの華々しい未来を示唆するようでもあった。

    彼らはいつも遊びをしている子供のようだ。アニメーション会社の社長を決めるのも交代制にしたり、あみだくじで決めたり、なんだか小学生の鬼ごっこと同じ感覚。でも、ラストの20年後のトキワ荘でのシーンはなんだかちょっと泣けた。

    石ノ森章太郎が、恋人(彼女)のことをSHEと呼んでいるのがおもしろかった。それとも当時の流行り言葉?
    石ノ森氏の「人間の記録シリーズ」も読みたいと思ったが、出版されていない様子で残念。

  • 中学時代に初読。

  • 一応創作ではある「まんが道」とはまた違ったリアルな藤子不二雄自伝。非常に興味深く一気に読んでしまいました。まあ「まんが道」とかぶる部分は結構ありますが、あちらの物語よりももうちょっと後の話がでてるっていうだけでファンにはたまらない。。と思う。惜しむらくはもうちょっとその部分が多いと嬉しかったかな、と。
    個人的には藤本さんと安孫子さんの二人が話し合うシーンがもっと読みたかったかな。どうしても「それぞれの側からのお話」にしかならないので、お二人の「このときはこうだったね」みたいな対談とか・・・残念ながらもう望むべくもないんですけども。

  • なぜもっと早く読まなかったのだろう。。。

  • 藤子不二雄Aが主筆。著者が20年ぶりにトキワ荘を訪ねて、当時の仲間達の幻影をふと見る回想は映画のようだった。20代でそこで人生二度目の脱皮をし、功成るまでの経緯と漫画界を取り巻いていた環境が描かれてる。ただし執筆時期は70年代半ばと、まだ全盛期を迎える前の著作。ブレイク前夜とのエッセイといえるが、言い換えると本当の正念場は、丁度この述懐を書いていた時期でもある。その点貴重な記録で、仮に既に大御所となった90年代に続編エッセイを書いていたとしても、これを上回る内容にはならなかったように思える。

  • 昭和50~51年にかけて執筆された、藤子不二雄Aの自伝。

    石森章太郎、つのだじろう、さいとうたかを、
    「ギャートルズ」の筆者……などなど、同じ時代に青春をかけぬけた若い作家たち。その多くは、彼らの全盛期を知らぬ平成を生きる者でも知っているという点が驚き。まさしくある才能が一つの時代に集中して生まれ落ちたのだろう。


    藤子不二雄を名乗る二名の天才の、情熱と友情をかいま見れて、良かった。

    執筆当時は連名ペンネームのままだったし、本書内でもあれほど仲良さげだった「F」と「A」のコンビ解消は、なぜ。。。。?

    ★4つ、9ポイント。
    2015.10.02.図。

  • 2013年最初の読書です。

  • 手塚治虫にファンレターを綴る少年たち
    彼のようになりたくて、ふたりで漫画を描いて描いて描きまくった。
    トキワ壮という二畳のアパートに暮らし、たくさんの戦友を手に入れた。
    当時は赤塚不二夫も石ノ森章太郎も売れていなかった。

    「オバケのQ太郎」でひとつめの波をさらう。
    しかも、連載中はなんの反応もなかったのに、打ち切られたとたんに「なぜQ太郎の連載は終わったのですか」と子どもたちから編集部へ苦情が殺到する。

    描くことによって、すこしずつ報われていく。
    そのあいだも手塚治虫はトップへ君臨し続ける。

    懸けるもののあるひとたちの生き様かっこいい。

  • (推薦者コメント)
    藤子不二雄Aが藤子・F・不二雄を語る。

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