メモリーを消すまで 上

著者 :
  • 文芸社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784286087702

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻あるけど、内容は薄め。
    一冊にまとめられたのでは。

  • スイッチを押すとき」から五年後の話らしく、好きだったから期待したけど、あまり関連性なし。
    記憶を消去できる世界の話。

  • 貧弱な文章なので読みやすいが、内容が薄い・・。

  • 『リアル鬼ごっこ』以来の山田悠介作品。『リアル鬼ごっこ』の文章があまりにも稚拙でつまらなかったため、以降この人の作品を読む気がしなかったのだけど、今回たまたま借りることになったので再チャレンジ。

    記憶を操作するという設定はおもしろいのだけど、犯罪者の記憶を消したところで何か解決するのか?と根本的なところに疑問が残る。
    周りの人間はその人が犯罪者であることを知っているのだし、記憶を消して戻ってきたからといって、それまで通りの付き合いはできないと思う。
    犯罪に対する罪の意識や罪悪感を忘れさせる代わりに、自分のどの記憶が削除されたか分からないという謎と不安が一生つきまとうほうが重い刑罰?過去に犯した犯罪のことはいずれ本人の耳にも入るはず。人の口に戸は立てられない。まして被害者は決して忘れることはない。
    どうせならそういったことまで熟考して欲しいと思うけど、そういう小説ではないらしい。焦点はあくまで組織の腐敗と権力闘争。

    文章そのものはかなり普通になっている。深みがなく行間を読む必要もないので何も考えずにさくっと読める。

  • 2010年読了。

  • はじめて本でハラハラした。

  • サクサク読み進められるし、何より設定が面白かったです。
    一人一人の人物像がハッキリしているし、それぞれの視点で話が進んで行くので、理解しやすく入り込みやすいです。
    下巻に期待。

  • 近未来?犯罪防止のため、法律により産まれてすぐ全国民の頭に埋められたメモリーチップ、全ての記憶がそこに記録され犯罪実証の証拠とされるという、まずありえない設定で物語が進んでいく……。犯罪を犯すと再犯防止の為、裁判所の判決で当人から犯罪の「記憶削除」を執行する組織MOCに回され、それを実行される。極悪犯の場合全ての記憶・学習が消されリセットされるという。MOCの組織はびこる所内の権力闘争に巻き込まれていく、所員相馬誠視点でストーリーは進むのだが…。コンピューターゲームの中に入り込んだようで違和感が大きい。

  • 久しぶりの山田悠介。最初の方は退屈だったけど、終盤に向かうにつれ盛り上がってきて一気読み。このまま下巻に進む。相馬くん負けないで!2011/379

  • サクサク読めました。面白かった。

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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