本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784289501328
作品紹介・あらすじ
「被告人を死刑に処する」。二〇〇四年二月、麻原彰晃こと松本智津夫に死刑判決が下った。弁護側が二〇〇六年六月に申し立てた特別抗告が棄却されると、ついに死刑は確定する。一九八九年の坂本弁護士一家殺害事件、一九九五年の地下鉄サリン事件など、十三にもおよぶ事件の罪を問われた松本智津夫被告。法廷に響く不規則発言や証人を脅すとも取れる態度に、被害者の怒りは増大。証言台に立つ元信者は涙を流し、そして何を思うのか-。実行犯の法廷証言からあらたなる真実が明らかになる。
感想・レビュー・書評
-
「なぜ起きたのか」とあるので前回読んだ追跡2000日とは違う事件後の総括のような内容を期待して読んだのだけど、実際は連載をまとめて再構成した一冊で同じような作りだった。けど、公判の様子を追いかけて各実行犯それぞれの人間像に迫る内容は、一級の史料である事は間違いない。これもジャーナリズムの力を感じる一冊で、下巻にも期待。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なぜ、オウムの事件はおきてしまったか?
なぜ、信者は麻原彰晃を信 じたのか?
洗脳とはなにか?
この疑問は、この本の膨大な公判記録を読みとくことで、自分なりの理解を深めることができる。
そして麻原と決別した元信者たちの、罪を受け入れる苦悩も感じ取ることができる。
全2件中 1 - 2件を表示