いい男論 〜本物と呼ばれる人は、何を大切にしているのか?

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295400578

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    もっとセクシーな30代になるため、手に取った1冊。
    このテの本は、読んでいるだけでモチベーションが上がるからいいよね。

    長々と作者のエピソードトークが書き連ねられており、読んでて中弛みしたが、いくつかハっとさせられるようなフレーズがあったので良かった。
    中でも、個人的には「同性に好かれる男は本物」というキーワードが1番響いた。
    勿論ソッチの意味ではない。「同性に認められている」「信頼されている」といった意味の方が近いのかも。仕事で同僚から「あいつ結果出してるな」とかとも少し違うんだよな・・・なんというか、人としての本質、根っこの部分を評価されているといったようなそんな感じ。

    異性から好かれることは勿論大切だけど、同性からも「アイツは信頼できる奴だ」と認めてもらえると嬉しい。
    自分を振り返ると、"本質"の部分を同性から認めてもらった経験が殆どない気がするので、自己研鑽して、周りから良い評価をされるいい男になりたいと思いました。



    【抜粋】
    1.「いい男」とは?
    ・相手の立場を考えることができる。
    ・自分の在り方や立ち居振る舞いを自分でコントロールできる。
    ・土壇場から逃げない。

    2.同性に好かれる男は本物

    3.「自分を下げてもいい」という自己土台化の精神で、相手や場の空気を守る気概がある。
    言ってみれば、愛だ。
    自分はバカに徹してでも、目の前の相手を笑顔にするという他を思いやる気持ちがないと、裸踊りはできない。

    4.若かろうが年をとっていようが、借りをしっかり返す男はやはり好かれる。
    最低限、プラマイゼロからちょっとオーバーするくらいの気持ちがないとイイ男にはなれない。

    5.世間の評価や他人の考え方を変えようとするのは天気を変えようとするのと同じ。時間の無駄だ。
    自分のコントロールできる事にフォーカスして、とことん集中すること。


    【引用】
    いい男。
    それは「我慢ができる男」「人間の本質を知っている男」「他を思いやる優しさを持っている男」のこと。

    相手の立場を考えることができる。
    自分の在り方や立ち居振る舞いを自分でコントロールできる男。
    土壇場から逃げない男。

    「我慢・本質・愛」という3つの言葉は外せない。


    p20
    ・同性に好かれる男は本物
    もちろん腕力ではなく、男としての器や格の勝負。男が惚れる男というのは、社会的にも肉体的にも精神的にも、本当の実力を持った「イイ男」であるという証明になる。


    p36
    ・あそこで裸踊りやってる人、見てみろよ。ああやってバカになれる男ってかっこいいよな。
    普段は信念に生き、誰よりも真剣に物事に取り組む。しかし、お茶目な一面や天然ボケなど人間くさいところを見せる。

    あまり打ち解けていないメンバーでカラオケに行ったとき、率先して場が盛り上がる曲を歌える人になろう!

    「自分を下げてもいい」という自己土台化の精神で、相手や場の空気を守る気概がある。
    言ってみれば、愛だ。
    自分はバカに徹してでも、目の前の相手を笑顔にするという他を思いやる気持ちがないと、裸踊りはできない。


    p139
    いい男は、自分のダメだった話はどんどんするが、自慢話は最低限に抑える。
    その代わり、自分を育ててくれた人やお世話になった人の話を積極的にする。

    手柄の独り占めは人が離れる原因だ。
    どんなことでもいい、人に華を持たせる話をしよう。


    p144
    ・借りは早目に返しとけよ
    男気は金払いに現れる。
    たとえば上司と飲みに行けばさすがに奢ってもらう展開になるが、翌日に何か別の形で「お返し」をしてみること。

    若かろうが年をとっていようが、借りをしっかり返す男はやはり好かれる。
    最低限、プラマイゼロからちょっとオーバーするくらいの気持ちがないとイイ男にはなれない。


    p164
    ・欲しいと思うから自ら掴み取りに行く
    共通して、いい男には独特の行動力がある。言い方を変えれば、「自ら仕掛ける力」だ。
    欲しいものや変えたいこと、主導権を握りたい事があったとき、座して待つのではなく、それを実現するためにリスクに飛び込める男は、やはり一際輝いている。
    またそうやって仕掛けてきたからこそ、その人の今がある。


    p212
    ・なめられるな。笑顔でも腹に力は入れておけ
    もちろんいい男だって負けることはある。しかし、だからといって、逃げることは絶対にしない。


    p218
    どんな風に振る舞っていても、噛み付く人たちは必ずいるし、あらゆるトラブルに巻き込まれる。
    世間の評価や他人の考え方を変えようとするのは天気を変えようとするのと同じ。時間の無駄だ。

    自分のコントロールできる事にフォーカスして、とことん集中すること。

  • 「いい男論」読み終わりました。

    正直言いますと、永松先生の本は、「現実から離れた、for you抜きの自分だけ成功すればいいんだ」的な他の本に比べて優しいことや甘い言葉はなくて、
    冷や水をかけられたように背筋がシャキンとさせられることばかりで、読むたびに覚悟が必要です。

    しかし、一言一言噛み締めて腹に落とし込むたびに目が澄んでくるのがわかります。

    今回、心に留めて、実践してみたいと思ったフレーズを。

    「日本経済の根底を支えているのは、あくまでもサラリーマンたちが生み出す、世界トップレベルの労働力だ。」

    「社長が裸の王様状態で暴走しだしたら、降格やクビになることも辞さずに、いい加減目を覚ましてくださいと、涙ながらに訴えることができる、
    これができるのがいい男だ」

    「大切な人を守るためにはきれいごとではなく、現実にお金も必要なのだ」

    「強い男を育てるもの?
    そりゃ社会の理不尽と矛盾だよ」

    「参加者同士をつなげること」

    「口の軽いのは男の中で一番格下だ」

    「おたくらがうちの国にちょっかいかけてきたら、その時は国民一丸となって一戦やらせてもらいますよ」

    「いい男は一方的な性善説だけを信じない」

    「世のいい男たちは駄々をこねた子供に、迷わずお菓子を買ってやることがどれだけその子の未来をダメにするかをよく知っている」

    「人は辛さを受け止めた瞬間から物事がうまく転がり始める」

    実は、今月結婚することが決まりました(^^)

    大切な人を守るために、
    男として、覚悟を決めた生き方をしていきたいと思う次第です。

  • リーダーは得の配分がうまい。得とは、親和、影響、達成。

  • 男の色気とは、どんだけ我慢したかである。

  • 最近の自己啓発本によくある、「好きなことだけやればいい」という論調に対して真っ向から否定する立場は、最近そのような本を読むことが多かったせいか、腹落ち感があり、筆者の考え方に賛同できた。

    同書で紹介されている知覧特攻平和会館にも一度行ってみたい。

  • 表面的な部分ではなく人間の本質について書いた本。生き方や在り方そのものがかっこいい。内面的な魅力について、体験に基づいて書かれている。男性女性問わず、読んでいただきたい1冊です。

  • 他者貢献意識。

    我慢。

    愚直。

    粋。

    わきまえ。

  • <まとめ>
    ★いい男とは?
    →我慢ができる男
    →人間の本質を知っている男
    →外を思いやる優しさを持っている男
    ★男は誰でも良い男になることができる
    →その姿をあきらめない男と諦めた男、その2種類がいるだけだ

    -以下箇条書き-
    ・同性に好かれる男は本物
    ・組織を大切にすること
    ・人の痛みを知ること
    ・優しい嘘をつくこと
    ・社会の理不尽と矛盾で強くなる
    ・群れるより1人になったほうがマシ
    ・人に依存せず自分の足で立つ
    ・損をしても筋を通す
    ・自分の話ばかりしない、人に花を持たせる
    ・与えたものを返ってくると意識する
    ★夢は今の自分を変えるためにある
    ★逃げと自分から逃げさえしなければ男は必ずでかくなれる
    ・厳しいことを言うのも1つの大きな愛
    ・笑顔でも腹に力を入れておけ
    ・結果人間、結局は腹を決めたやつが1番つよい
    ★男の色気は「我慢する力」に宿る

    <私はこうする>
    ★愚痴を言わない群れない
    ★今の自分を変えるために、夢を叶える

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著者プロフィール

株式会社人財育成JAPAN代表取締役、センチュリー出版オフィス 主幹。大分県中津市生まれ。2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで毎年4万人(うち県外1万人)を集める大繁盛店になる。自身の経験をもとに、全国で多くの講演、セミナーを実施。現在は自身の執筆だけではなく、次世代著者育成スクール、出版コンサルティング、経営コンサルティング、出版支援オフィス、講演、セミナーなど、数々の事業を展開する実業家である。
著作業では2021年、『人は話し方が9割』(すばる舎)がすべての書籍を含む日本年間ランキングで総合1位(日販調べ)、ビジネス書部門で2年連続1位(日販調べ)、トーハンのビジネス書年間ランキング(トーハン調べ)で1位に輝く。2022年2月、同書が単冊で100万部を突破。著書に、『人は聞き方が9割』(サンマーク出版)、『40代をあきらめて生きるな』(きずな出版)など多数あり、書籍累計発行部数は310万部を突破している。


「2022年 『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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