科学的な適職 4021の研究データが導き出す

  • クロスメディア・パブリッシング (2019年12月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784295403746

感想・レビュー・書評

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  • DaiGoさん信者です。なので祐さんのことは知っていました。
    自分がどの職場でもあんまりうまくやってゆけてないなって気付いてしまったタイミングで「本当の天職は『やってたらそれなりに楽しかった』というものである」と、ブクログの感想で目にして、すぐさま購入して読んだ。
    この時期は、わたしの働く、教育・福祉業界の転職シーズン。これまでの異動や転職を含めると、コロコロ仕事を変えるのもなって思って、超真剣に、ノートを取りながら、表計算ソフト推奨の計算も手計算で、頑張ってワークに取り組んだ。読み進めていくうちに、いかに自分の悩みそが視野狭窄とバイアスに支配されているかが分かってどんどんワークをすすめた。
    2つの仕事をかけもちしている今、①Aにしぼる、②Bにしぼる、③現状維持、④どっちもやめる、の4つの選択肢があって、今いろいろ考えるには脳みそにその余裕がなくて、③にすることにしたんだけど、ワークをやると、③が自分にとって一番ストレスが高いんだってことが分かって唖然とした。
    でも結局、今日③の実現は難しいことがわかったのだけれど。業務委託ってシビアですね。
    さて、今度はダウンロードした表計算ソフトを使ってやってみるか…。

  • 本屋でタイトルをみて科学的に仕事について考えたことがないと思い読みました。

    内容は、論文などを多く紹介しながら、仕事の選び方、仕事の幸福度、最悪の職場、考え方の歪み(バイアス)について書かれています。

    初めて仕事をする人向けというよりも、社会人を経験した人、これから転職を考える人向けの本でした。

    この本を読んで今の仕事が適職かを考えると適職を知らず知らずのうちに選んでいたんだと思いました。

    この本の私なりの解釈としては、ゲーム感覚で楽しめる仕事が適職だと思いました。

  • 給料がいいだけの職場が落とし穴。
    また仕事の楽さだけで選ばないこと。
    意外な話だが、大変と言われる管理職や役員の方が、幸福度の低下を抑えられている事実。
    また、伸びる業界だけで仕事選びはしないこと。

    では何の条件が大事か。
    職場内においての自由性があるか、裁量権があるかが離職率に大きく関係する。また、数字でわかる達成感があるかもモチベーションの維持に不可欠。

  • 俺は先日退職したばかりだ。転職先も決まってないし、やりたい職やどんな仕事が向いているかもわからない。
    そんなとき書店でこの本と出会った。尊敬するDaiGOさんが推奨していることもあり購入を決意!

    読み終えて職業の選び方の常識がぶっ壊れました。今まで当たり前のように仕事を選んでいた基準が、「7つの大罪」ともいわれるNG行為だったなんて…。

    ❶ 好きを仕事にする
    ❷ 給料の多さで選ぶ
    ❸ 業界や職種で選ぶ
    ❹ 仕事の楽さで選ぶ
    ❺ 性格テストで選ぶ
    ❻ 直感で選ぶ
    ❼ 適性に合った仕事を求める
    P41

    あれま、これ俺が仕事選ぶときに全部基準にしてるやつじゃん…いきなり全否定されちまったよ。今までの職選びは間違いだったのか。
    特に「好きを仕事にする」は俺が一番重視している。だって好きなことを仕事にしていたら苦しいこともへっちゃらに思えちゃうでしょ?
    多少嫌なことがあっても簡単に乗り越えられちゃう気がするもん。やりたくもない仕事にヒイヒイ言いながら奴隷のごとく働くなんて絶対イヤだね。

    ◉ 適合派:「好きなことを仕事にするのが幸せだ」と考えるタイプ。「給料が安くても満足できる仕事をしたい」と答える傾向が強い
    ◉ 成長派:「仕事は続けるうちに好きになるものだ」と考えるタイプ。「そんなに仕事は楽しくなくてもいいけど給料は欲しい」と答える傾向が強い
    P43


    俺はどちらかというと適合派にちかいな、多少給料が安かろうがその仕事が好きならなんとか生きていけそうな気がするし。
    しかし、しあわせになれるのは成長派の人間だという。

    適合派の幸福度が高いのは最初だけで、1〜5年の長いスパンで見た場合、両者の幸福度・年収・キャリアなどのレベルは成長派のほうが高かったからです。
    P44

    えぇ! 幸せになれるのは成長派なの!?
    好きなことを仕事にしても幸せは長続きしないんかぁ~…

    ◉ 好きを仕事に派:「自分はこの仕事が大好きだ!」と感じながら仕事に取り組むタイプ
    ◉ 情熱派:「この仕事で社会に貢献するのだ!」と思いながら仕事に取り組むタイプ
    ◉ 割り切派:「仕事は仕事」と割り切って日々の業務に取り組むタイプ
    P45

    結局のところ、仕事は仕事と割り切ったほうが人生うまくいくみたいね。実際、世の中そんな人達ばっかりな気がする。
    とりあえず自分もこのスタンスで転職してみるよ。どんな仕事でもやっていくうちに好きになれたらいいな。
    ただ、本書の意見を鵜呑みにせず、本当に心の底から好きなことを仕事にしている人の意見も聞いてみたい。
    「あなたは幸せですか?」どんな答えが帰ってくるか楽しみだ。

  • 自分に合った職はあるのか。適職なんてなくて、結局は人なのか金なのか。
    不平不満をいう前に、ちょっと職業について真面目に考えてみようと思って手に取った本。
    仕事選びの意思決定の精度を高めてくれるとのこと。科学的に判断ができるなら、それが正しい気もする。

    ・仕事を選ぶ際に、業績の査定方法、裁量権を確認する人が少ないとのこと。
    ・好きなことを仕事にしようがしまいが最終的な幸福感は変わらない
     どんな好きな仕事でも人間関係等トラブルは起こるから
    ・情熱は後からついてくる。真の天職はなんとなくやっていたら楽しくなってきた。から見つかる。
    ・給料アップによる幸福度の上昇は平均して1年しか続かない
    ・有望な業界は誰も予測できないし、自分の個人的な興味の変化も予測できない
    ・幸福度を左右するのは裁量権
    ・幸福感も適度なストレスが必要
    ・その組織には自分に似た人がどれぐらいいそうか?
     その会社で働く人を好きになれそうか。
    ・10/10/10テストをする。この選択をしたら10分後、10ヶ月後、10年後にはどう感じるか考える。未来を想うことで判断力が上がる。
    ・友人に聞けば自分の寿命までわかる
    ・イエス、ノーで答えられるクローズドクエスチョンで友人に聞く。

  • こうすべきと思い込んでいたことが、職業選択にありがちな7つの大罪であるとの内容を知って衝撃を受けた。
    適職とは、幸福が最大化される仕事だという事。
    この事を本書を読むことによって知れただけでも自身にとっては大きなヒントになったと思うし、この本を購入して良かったと読了して感じた。
    ステップを順に読み進めると世界的データを元に分析手順が紹介されており勉強にはなるが自身に当てはめて分析すると結構難しいといった印象。
    深い理解には至らなかったステップがあるため、再度読み返しが必要と感じた一冊。

    • 名乗るほどでない男さん
      きたごやたろう さんへ
      哲学書は怖くて手が出せません!笑
      きたごやたろう さんへ
      哲学書は怖くて手が出せません!笑
      2025/08/07
    • きたごやたろうさん
      名乗るほどでない男さんへ

      オイラもギブ!ギブ!です笑。
      名乗るほどでない男さんへ

      オイラもギブ!ギブ!です笑。
      2025/08/07
    • 名乗るほどでない男さん
      きたごやたろう さんへ
      ですよねー!!笑笑笑
      きたごやたろう さんへ
      ですよねー!!笑笑笑
      2025/08/09
  • 自分に合った適職を探すためのhow to本ですが、それを自己の経験談からではなく科学的に検証した本。
     まず、そもそも人は職探しが苦手であるというのには、驚きとともに納得感もあり、ではどうすれば良いんだと思わず読み進めてしまいました。
     適職を見つけるために、まず避けるべき会社の特徴「大罪」と良い会社の特徴「徳目」を定め、長い通勤時間は喫煙よりも害があるとするなど具体的に示している点が非常によかったです。
     一方で、具体的に職探しとなると重みづけの点数表を用いて意思決定するという方法で理解はできるが、本当に入社前に正しく評価できるのか?と懐疑的でした。もちろん、やらないよりはやったほうが適職探しには有利だとは思いますが、これで見つけられるかは疑問が残りました

    『人間の脳には、職業を選ぶための「プログラム」が備わっていない』

  • 「無計画のまま享楽的に生きるのではなく、かと言って適職の幻を追い続けるのでもなく、目の前の選択肢についてしっかりと考えたら、あとは人生の流れに身を任せる。これがキャリア選択における人事を尽くして天命を待つの正しい姿」

  • そんな良い仕事ないでしょ、と思って読んでたけど、「おわりに」に書かれていることが全てなのかもしれない。予定どおりに人生が進むことなんてないので、大きな方向性を決めたら、あとは身をゆだねるだけ。常にどうするかを考えるのではなく、節目にだけ見直すのが幸福度をあげる。

  •  自分が職業はこれでよかったのか?転職をしたいけどどこにすればいい?など、職業に関する悩みはなくならない。この本では、職業や転職の際の意思決定方法、今の職場での幸福度を確認する方法などを紹介している。

     あなたにとっての適職とは「あなたの幸福が最大化される仕事」のこと。具体的には、毎日の作業を通して生活の満足度が上がり、喜びを感じる場面が増え、悲しみや怒りが少ない仕事をいう。

     この適職は自分の価値観で判断し、自分で見つけるしかない。そして、その仕事を得ようと多くの人が就職や転職をするが失敗してしまう。その失敗の原因の多くは「視野狭窄」によるもの。この「視野狭窄」をしないで、意思決定をうまくやる方法が「AWAKE」になる。

     AWAKEは各ステップの頭文字をとったもので
      Access the truth:幻想から目覚める
      Widen your future:未来を広げる
      Avoid evil:悪を取り除く
      Keep human bias out:歪みに気づく
      Engage in your work:やりがいを再構築する
     となる。

     結論からいうと「その人に合った仕事を事前に見つけることは不可能」ということ。仕事はやってみて、やりながら「やりがい」をみつけていくもの。なので、自分の望む方向性はしっかりと決めておき、あとは流れに身を任せるしかない。とはいっても、大きく外さないように選び、その後もうまくコントロールしないといけない。そこで、AWAKEを使う。

    AWAKEを実践

     転職先を選ぶ際、まず気をつけるのは、世間一般に言われているアドバイスは一端忘れること。「好きを仕事に」「給料の多さで」「適正に合った仕事」などは、すべて「仕事の幸福度」と関係がない。

     転職先を選ぶ際、思いこみを無くし選択する。転職したい先をリストアップし、それぞれについて自分に問いかける。自分にとって重要なものは何か?自由、達成、モチベーション、明確さ、多様性、仲間、貢献度。重要なものは転職先に当てはまるか?

     自分の意思決定が間違った方向に進んでいるか気づくため、転職日記をつける。1日の終わりに自分を3人称で記述する。「彼、彼女(自分)は今日この選択をした。彼、彼女は給料の多さが魅力的に感じた。彼、彼女が期待するのは年収が上がること」など。意思決定の流れが記録され見返すことができるのがメリット。意思決定のパターンがはっきりし、自分の傾向が見えてくる。

     転職したあと、完全にブラックだと思ったら転職するしかない。しかし、グレーだったら転職したあとも不安におそわれる。「自分の選択は間違っていなかったか?本当にこの会社でよかったか?」と。そこで、今の職場の「幸福度」を知るためスコアリングして客観的に判断する。下の質問に5点満点で採点をする。

    1. 業務に対して給料は満足しているか?
    2. 労働環境に満足しているか?
    3. 昇進のチャンスはあるか?
    4. 上司は自分に意思決定させてくれているか?
    5. 仕事のゴールや目的はあるか?
    6. プライベートの時間は取れているか?
    7. スキルアップをさせてもらえるか?
    8. チームで仕事ができているか?

     点数が低ければ、転職をする。「さほど不満はない」とわかれば問題解決にリソースを注ぐ。

     自分の気づきは、適職を選ぶのによく聞くアドバイスはまったく当たっていないこと。よく聞くアドバイスとは、好きを仕事にする、給料の多さで選ぶ、適正にあった仕事を選ぶ、など。仕事で幸福感を得やすい職業は「人に貢献する仕事」だそう。
     また、「たまに会うぐらいの友人を頼ると良い」も成功につながらない。今はネットでどんな情報も手に入るので、メリットがないそう。それより自分のことをよくわかっている「上司、同僚、クライアント」などに相談する方が成功率が高い。

     自分は転職するかどうか迷っていたので、良い気づきになった。本を読み現在は「今の職場に大きな不満はないので、しばらく副業をして様子をみる」という結論に至った。

  • 選択における評価基準をより多角化するヒントになればという動機で読んだ。

    人生を幸福にする仕事を選ぶことをゴールとして、意思決定の精度を上げ自分にとって最適な仕事を選ぶ方法を
    、心理学系の研究成果に基づき説いていく。

    まずは、好きを仕事に、強みや適性を活かせる仕事など、職業選択の場面でありがちな定番ミスを説明。だいたいはそうした選択基準に惑わされ、視野狭窄に陥ることが失敗の原因だとする。

    そして、視野狭窄に陥らずに可能性を広げ、仕事の満足度を最大化する要素を整理、人間が意思決定の際に陥りがちな罠を踏まえ、できるだけバイアスを排除し満足度の高い仕事の選択方法を説明していく。

    おおざっぱにまとめるとすると、仕事への満足度は、仕事をやっているうちに次第に生まれてくるもの。完璧な将来予測は原理的に困難。潜在的に自分の適職があるといったような幻想を追い続けずに、できるだけバイアスを判断する選択を行って大まかな方向性を決めたら、あとは人生の流れに身をまかせるしかないというもの。

    ただ心理学の主張はあくまで統計的な出された答えであって、結局自分にとって後悔のない選択のためにどこまで参考にするかは注意しないといけないんだろうなあ。

  • 科学的に"後悔しない仕事の選び方"教えてくれます!
    個人的には自己分析よりは良い仕事に出会う精度は高そうだなと思いました。

    「仕事は人生の30%」と言われるほど重大な人生のイベントなのに、とりあえず自己分析しろとか、就職活動の軸は「人」だとか、根拠が無い直感頼りの選び方よりもずっと納得がいく内容でした。

    科学的な適職と聞くと、様々な分析ツールを使って「こんな職業があなたの性格に合っていますよ」とおすすめしてくれるのを想像しますが、本書が勧めているのはあくまでも「先行研究より明らかになった"後悔しない仕事の選び方"」であり、意思決定の仕方を学ぶ本だと思った方がしっくりきます!

    仕事選びは人それぞれに答えがあり、正解が一意に絞られるものでありません。その上学校が教えてくれる教科でもないし、転職エージェントや大学キャリアセンターの人も結局"職"について悩んでいる方ばっかりです。

    そんな就職とは、いわば経験した者全てが評論家ばりに持論を述べることができる「1億総評論家」な状態

    情報元に信頼性が無いため、専門的な研究機関が調査した引用元があるだけ情報の信頼に値し、読んだ価値はあったと感じています。

    本書で学んだ意思決定の仕方を1つの参考とし、これからの就職・転職活動に活かしていきたいと思います。

  • ・「好きを仕事に」に騙されない。仕事をしていくうちに徐々に好きになっていくもの。
    ・仕事の幸福度を決める7つの徳目
    ➀自由:その仕事に裁量権はあるのか
    ②達成:前に進んでいる感覚はあるのか
    ③焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか
    ④明確:なすべきことやビジョン、評価軸はしっかりしているか
    ⑤多様:作業のバリエーションはあるか
    ⑥仲間:組織内に助けてくれる友人はいるか
    ⑦貢献:どれだけ世の中の役に立つか

    ⇨その中でも、特に①が満たされている実感が大事。個人的には現職でそれが満たされてる感あるから楽しいと感じる。

  • 幸福な仕事選びに役立つテクニックを体系化

    ステップ1 仕事選びで陥りがちな幻想から目覚める
    人間の幸福とは関係ない仕事の要素
    1 好きを仕事にする  2 給料の多さで選ぶ 3 業界や職種で選ぶ  4 仕事の楽さで選ぶ  5 性格テストで選ぶ  6 直感で選ぶ  7 適性にあった仕事を求める

    ステップ2 未来を広げる
    仕事の幸福度を決める7つの要素
    1 自由、その仕事に裁量権はあるか  2 達成、前に進んでいる感覚を得られるか?  3 焦点、モチベーションタイプに合っているか?  4 明確、なすべきことや、ビジョンははっきりしているか?  5 多様、作業の内容にバリエーションがあるか?  6、仲間、組織内に助けてくれる友人はいるか?  7 貢献、どれだけ世の中の役に立つか?

    ステップ3 悪を取り除く
    幸福な仕事選びを妨げる、最悪の職場に共通する8つの悪
    1 ワーク、ライフバランスの崩壊  2 雇用が不安定  3 長時間労働  4 シフトワーク  5 仕事のコントロール権がない  6 ソーシャルサポートがない  7 組織内の不公平が多い  8 長時間通勤

    ステップ4 歪みに気づく
    正しい意思決定を行うには、データ分析よりも、脳のバグを取り除くプロトコルの方が重要

    1 アンカリング効果:最初に提示された年収が基準になるなど  
    2 真実性の錯覚:繰り返し目にしただけの理由で真実に違いないと錯覚する、これからの働き方についての記事など 
    3 フォーカシング効果:自分が重要視するポイントが、実際よりも影響力が大きいように感じられてしまう  
    4 サンクコスト:長年働いてきた職場を離れられないなど 
    5 感情バイアス:ポジティブな感情を引き出してくれる情報に飛びついてしまう、好きを仕事にしよう!など

    プロトコル1:10/10/10テスト
    この選択をしたら、10分後はどう感じるか、10ヶ月後は?10年後は?
    未来を思うことで判断力が上がる事象を「拡張された自己」と呼ぶ。単純に「転職すべきか」などと考えると「いま」に凝り固まるが、未来をイメージすると「いまの選択」が将来につながることを実感できる。

    プロトコル2 :事前の検死
    まず3年後に完全な失敗で終わった状況を想像する、次にどのような原因でその失敗起きたのかを考える、さらに、その失敗の過程を時間軸に沿ってイメージする、その上で失敗の解決策を考えていく

    プロトコル3:イリイスト(ラテン語の3人称、カエサルのガリア戦記から)
    悩みや状況を3人称で書き記す。他人の視点で考えることができ、複数の観点からベストの対策を導き出せるようになる。意思決定の記憶を後から改竄できなくなり、意思決定のパターンがはっきりする。
    一日の終わりに自分が行った意思決定の内容を3人称で書き出す。どんなことを決めたのか?どのような流れでその決定に至ったのか?どのようなエビデンスを使ったのか?どんな結果を期待しているのか?自分の決定にどのような感情を抱いたのか?

    プロトコル4:友人に頼る
    自己評価ほどあてにならないものはない。親友や同僚などの強いつながりの方が役に立つ。知り合ってから1から3年の相手に相談するのが最も正確さが高い。イエスかノーで答えられる質問のほうが相手も答えやすい。
    脳内の友人と会話するだけでもバイアスの影響から逃れられる。自分の抱えているトラブルが、親友の身に起きたところを想像し、どんなアドバイスができるかを考える


    ステップ5 やりがいを再構築する
    人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をすることではなく、自分のやっている仕事を好きになることである。(ゲーテ)

    新たな評価値をもとに今の職場を判断する、失敗とわかれば転職、さほどの不満ではないと判断できたら問題改善に努める

    ジョブクラフティングで「やりがい」をリノベート、自分の仕事を価値観に基づいて捉え直す
    石工にどんな仕事をしているか聞いたエピソード、1人目「石を切っている」 2人目「日銭を稼いでいる」 3人目「美しい大聖堂を作っている」

    1 ビフォースケッチ、現在の仕事の構成を分析し、かけている時間とエネルギーをパーセンテージで表す

    2 省察、以下の3つの質問に答える。今の仕事を始めた時と比べて変化はあるか? 現在の割り当てを見てどのように感じたか?その理由は? 驚いた点はあるか?

    3 動機の嗜好のピックアップ、仕事を通じて、どのような価値観を達成したいのか? 仕事に当たりどのような能力やスキルを発揮していきたいのか?

    4 課題クラフティング、日々の課題に関する「責任の範囲」を変えていく。自分の考える仕事のイメージを新たな言葉で捉え直す。
    ビフォースケッチの各ブロックに動機と嗜好を配置していく。自分の能力を活かせそうなタスクは何か? 反省があれば各ブロックの時間とエネルギーの割り当てを変更する。

    5 関係性クラフティング、会社の同僚、女子クライアントとの関係性を再構築する。
    ビフォースケッチの各ブロックごとのキーマンを考え、その相手との関係性を良くする方法を書き込む。

    6 認知クラフティング、日々のタスク全体に対するマインドセットを変え、仕事に意味を持たせる。
    各ブロックを分類し、自分にとっての役割を設定する。

    7 アクションプラン、自分が決めた役割を果たすためにできそうなことを書き出す。次のワークシートを使う。
    1-1 次の1週間でできそうな行動は何か? 
    1-2 次の1ヵ月の間にできそうな行動は何か?
    2 実現を助けてくれそうな人を具体的に3人挙げる。どのように手助けを頼むか?
    3-1 具体的な困難や障害はどのようなものか?
    3-2 それが起きた場合、どんな戦略で乗り越えられるか?

    ジョブクラフティングの弱点
    1 情熱と目的意識を増やしすぎない。ついアクションプランを増やしすぎて、燃え尽き症候群に陥る。
    2 やりがい搾取に気をつける。情熱がある人からは搾取しても構わないと思われている。


    おわりに
    これを行っても、キャリアへの不安は必ずよみがえる。
    キャリアドリフト
    1 人生は予測不能なイベントの連続で計画通りに進まない
    2 自分のキャリアについては、事前に細かく決めておくよりも、大きな方向性だけを定めた方が良い
    3 一旦方向性を決めたら、後は偶然や予期せぬ出来事に柔軟に対応しながらキャリアを積めば良い

  • 仕事に迷っている人は、一読の価値はあると思う。

    様々な手法で、今の仕事や今後の仕事を見つめ直す事が出来る。

    よく知った手法もあれば、知らない手法もあり、どれかを試してみる価値は充分にあると思う。

    ただただ頭で思い悩んでいるよりも、こうした分析手法を用いて、客観的に仕事を見つめ直して見てはいかがだろうか。

  • 色々な事柄や気持ちに尺度を持たせることができると思っていませんでした。
    たしかに、冷静に点数付けしてみたら固まった考えを緩めることができるかも。
    あと、今の何がどれほど条件としていいかなど、評価できて、自分にとって[何が大切か]振り返れました。

  • 科学的な根拠に基づいているので、読み物としても面白い。
    仕事の幸福度を決める要因は、自由、達成、焦点、明確、多様、仲間、貢献。
    「給与が高い」は仕事の幸福度には影響しないらしいが、結構影響すると思う。
    筆者も同じ仕事内容なら収入が多い職を選ぶべきと言っているし、もらえるに越したことはない。
    ある程度生活に余裕を持てるくらいまでは、給与の高さは幸福度に影響するのではないだろうか。
    収入は幅が広いので、幸福度と線形比例しないのは理解できるけど、対数比例はするんじゃないかな。お金は大事。

  • とてもわかりやすくまとめられている。
    データを元にしているので納得できた。
    押し付けがましくないところが好感を持てる。

    仕事に対して疑問が出たら読み直してみようと思う。

  • 転職というか今後の稼ぎ方について考えている時期だからこそ気になって手に取った。

    今自分に必要なことは何だろう?何をしたいんだろう?何が自分に合ってるんだろう?
    悩みが尽きないところだ。これまで仕事に対しては真摯に一生懸命取り組んできたし、勤めたところでは一定以上の評価は得てきたと思う。だけど、未だに物足りないし、まだできることがあると思っている。
    そこを考えるのにこの本はある意味良かったのかもしれない。

    タイトルに転職と書いてはあるが、どちらかというと転職を考えた時の自己分析や状況分析の方法を科学的・論理的な観点からエビデンスや論文事例を用いて説明している。
    そもそも今転職することが正しいのか、自分の選んだ転職先は正しいのかを客観的に見つめるのに良いツールじゃないだろうか。

    今、自分自身がぶつかっている壁、迷いに迷っている道について、まずはどういったアクションをするか。それは自己分析・状況分析だろう。それもなるべく客観的にできることが望ましい。
    時間はかかるかもしれないが一度この本に書いてあることを実践してみようと思う。

  • 就職・転職の前に実践したい方法がたくさん紹介されているので、自分にとってベターな「適職」を見つけやすいのかなと思う。

    "ギャラップ社が139カ国の企業に行った調査によれば、「熱意を持って仕事に取り組んでいる」と答えた日本人は全体の6%だけだった"とか。長い人生の中で多くの時間を使う「仕事」への思いがそれじゃあもったいないよね。

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著者プロフィール

新進気鋭のサイエンスライター。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。自身のブログ「パレオな男」で心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。近年はヘルスケア企業などを中心に、科学的なエビデンスの見分け方などを伝える講演なども行っている。著書に『最高の体調』『科学的な適職』(クロスメディア・パブリッシング)、『ヤバい集中力』(SBクリエイティブ)他多数。

「2020年 『ヤバい集中力ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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