AIが答えを出せない 問いの設定力 AFTER AI時代の必須スキルを身に付ける

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295409472

感想・レビュー・書評

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  • 「問いの設定力」と「決める力」。それぞれの力の習得方法や考え方について提示されているけど、要するに周りに流されず、どれだけ目の前の物事と徹底して向き合えるかに集約されるのかな、と思った。
    本質を見抜くこと、問いに対して適切な決断を下すこと、どちらもある程度時間をかける必要はあると思うので、耐え得る忍耐力と精神力、胆力も求められるはず。

    生成AIの登場によって誰もがリーダーに必要な力を求められるようになったから、能動的でいれば誰もがより自分の人生を楽しめる時代になった、なんて本書を読みながらわくわくした。

  • AIというキーワードに惹かれたわけではないのだけど、問いの設定力って常々大事だなと思っている中で手に取った本。
    問いというテーマに基づき広範に捉え方、活用の仕方を紐解いている本。グロービスらしい

    メモ
    ・生成Aiに関する著者の気づき。
      問いの質によって回答に大きな違いがある
      出てきた選択肢について判断するのは人である
      生成Aiの答えに従いたいか?魅力あるリーダーについていきたいのでは?

    ・aiがこたえやすい問いと答えにくい問い
      選択肢か意志か
      過去か現在か
      理想の設定
      論理が情理か

    ・問いの効用
      思考を促す
      行動を促す
      次の問いを促す
      自らの隠れた声に気づかせてくれる
    ・問いの質が人生の質を決める  
      本当に大切な問いに向き合うことで人生だけではなく社会を動かすことも可能になる

    ・相手は自分に何を期待しているのか

    ・イシューの設定法
      イシューは問いの形にする
      可能な限り具体的にする
      相手の興味・問題意識を探る 
      イシューの設定範囲を考える

    ・主観での回答→意図の確認→イシューに沿った回答

    ⭐︎まずは自分が直接的にコントロール可能な領域に意識を向け、責務を果たした上で働きかけを増やしていくこと

    ・論点の枠組みは相手の興味に合わせる
    ⭐︎what問題の明確化 問題における理想、現状、ギャップを明らかにする
    ⭐︎where問題箇所の特定 どこに問題があるのか
    ・why 原因の究明 時間的順序が正しく相関関係が存在し、第三因子が存在しないことを確かめる
     実際に考えるには、考えられる要因を具体的に洗い出す。原因をさらに問い続ける
    ・how 解決策の立案 オプションを広げる。判断軸を決めて選択する

    ・目的に立ち戻る、目的に関する意見を議論し、他のオプション可能性を考えてみる

    ・問いを進化させる
      広げる、深める、反論、抽象化
      他の要因を考える
      反論深掘り
      階層種別 同じレイヤーで他のオプションを考える
      共通真因 複数の反論の共通要因

    ・生成aiは間違ってはいないが決め手にかける答えになることが少なくない

    ・自分らしさ
      過去現在未来の3の視点で自分を再発見
    ・社会課題に触れる機会をつくる
     触れた自分の心の感情をラベル化する

  • 山口周さんのニュータイプの時代に書かれていることとリンクしているなぁと思いながら読みました!
    AIが色んな選択肢や答えっぽいものを出す時代に、人が決める、選択する、そもそもの問いを設定するために必要なことについて整理されています。

  • グロービス学び放題、2020年くらいにやってたのですが、その時のクリティカル・シンキングとかの受講内容を思い出しました(当時はなかったのですが、今は生成AIでフィードバックくれるのですね!)

    ・相手が自分に何を期待してるのか考える習慣つける
    ・あいまいな質問受けたら、主観の回答→意図の質問(イシューの確認)→イシューに沿った回答する
    ・ゼロベースのアイデアを積極的に引き出す問い
    最初の意見に対してその目的を問う。さらにその目的に対し、別の意見を問うことで常識にとらわれない意見を引き出す流れをつくる

    これらの型は使えるなと思いました。

  • flierで。未消化。

    AI時代に、人に求められる能力が変化していることは理解。その中で「問い」の果たす役割の大きさも理解。

    では、どんなときに、どんな問いが必要なのか。

  • 内容自体は共感できる部分が多く、生成AIを使いこなす上で、本書籍を読む前から目的としていた問いの設定力と決める力の解像度を上げられました。

    一方で改善して欲しい点が2点あったため、評価を★★★☆☆としました。

    1点目は、有償のコンテンツなのにグロービス経営大学院の広告と感じられかねない表現が少なくなかったことです。
    自身の意見を説明するのに、その単語や表現の必然性は感じられず、有償コンテンツでさらなる商売の呼び水とするのは不誠実と感じました。
    (サブスクリプションの返金の件で誠実さに関連する問いを立てていたにも関わらず…)

    2点目は、引用や参考の文献が整理されておらず、著者の主張における事実と意見の切り分けが難しかった点です。
    実業家や芸能人のお気持ちの表明ならいざしらず、肩書を大学院教員として出版するのであれば、自身の発信する言葉にはそれ相応の誠実さは期待したいです。

    最後に、内容自体は共感できる部分が多く、大事なマインドセットを振り返ることができたので、読んで良かったとは思っています。

  • とにかく「グロービス」が出てくるのがつらい。所属があって、そこでの事例やサービスの話をしなければならないのは分かるが、読書体験としては最悪。

    過去の文献や有名なメソッドが唐突に出てくるのも、なんだか違和感。タイトルに寄せようと構成したんだろうけど、面白くない。

  • ちょっときれいごとが多すぎないか?
    人間は醜悪なところもある、怠惰なところもあるという「問い」がないのが惜しいと思った。

  • AI時代だからこそ必要とされる「問い」。自分の軸を持ち続ける必要性を学べました。

  • AIが発達していく中、自分らしさに沿って生きる力の考え方が問いの設定力、決める力、リーダーシップの3つで書かれている。

    内容は非常に読みやすく、これから必要なビジネススキルが具体的に書かれており、なんと言っても人間力は皆参考になると思う。

    先日、松蔭神社に行った私は縁を感じた本でした。
    また、森信三さんは私が10年以上前に感銘をうけた本でここで紹介されており、これまた、縁を感じ再度本を開きました。

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