- クロスメディア・パブリッシング (2025年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784295410560
みんなの感想まとめ
思考の枠を超えるためには、「それって本当?」と自問自答し続けることが重要であり、その姿勢を著者は具体的なアプローチを通じて示しています。第一線で活躍するコンサルタントの実体験に基づく思考法は、他のビジ...
感想・レビュー・書評
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既存の思考枠に捉われないためには、「それって本当?」と常に思考し続ける思考態度が重要。これは何となく他の本でも見ることですが、著者は第一線で活躍されるコンサルタント。具体的なアプローチ方法も余すことなく解説してくれています。
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著者のこれまでの実体験を通した思考法に加えて、他のビジネス書でも書かれている内容や哲学的思想の集合知という感じがした。
実際にフランスの思想家ジャック・ラカンの重要な考え方の1つがそのまま著者独自の考えであるかのように書かれており、本書や他書でも言われている知的好奇心の必要性・重要性を実感した。
ビジネス書に即効性を求めるのは筋違いで、全体感については著名なものを3冊ほど読めば概ねポイントは掴めてくるので後は地道な努力しかないのだと気づいた。 -
カタカナ多くてイライラしたけど、面白かった
解像度を上げるって本で、思考の深さと広さの話をしてたけど、通ずるところもありそう
思考体力がなくてすぐ諦めるのがダメなんだよな〜いろんな問いをたてていじるのを楽しまないと
大事なのはロジックじゃないっていいつつも、ロジックを蔑ろにせずに愚直に道具を使う姿勢が好き -
やっぱりどれだけ人と異なった見方で見れるかが大事か。違った切り口で、違った感性で。
考えるとは、何かを深く考察し、メタレベルから思考を巡らせて、パターン認識を実践すること。
思考枠を広げるにはとりあえず、「果たして〇〇が真の××か」と考える。
ビックピクチャーを常に捉える。(今の視点より一つ上のレイヤーから見て捉える) -
書かれていることは全てごもっともであり、大変勉強になるのだけど、それと同時に、自分はこの次元には到達できないなと強く感じた...笑
深く考える、考え抜く
これがそもそもできないんです。著者はすこぶる頭の良い方だと思うので、その感覚はないのだろうけど、私のような凡人(というかそれ以下)な人間は、そもそも論としてこの点を克服しないといけない笑
ただ、愚直に、素直に、時間をかけて、粘り強くやり続ければ、トップ5%にほんの少しは近づけるかなとは感じた。 -
・考えるとはすなわち、パターン認識をすること。パターン認識とは、複雑な情報の中に特定の規則性や類似性を見つけるプロセス。
・したがって、結局は無数のパターンを持っていることで、話は理解しやすくなり、伝え方も上手になる。
・「これはこういうものだ」と決めてかかり、「本当にそうなのか」という考えを放棄して思考を止めてしまうことこそが、創造を阻害する決定的な要因。
・人に対する別け隔てのなさが、自分を客観視できることにつながる。
・思考を動かし、ロジックを追求していると、何らかの矛盾や壁、無理!に突き当たる。しかし、その状態こそが創造性を発揮するための最高の準備である。 -
コンサルティングの専門家が、経営戦略について述べたもの。著者が、コンサルティング会社で上司や先輩を見て学んでいったことをまとめている。確かに、言っていることは正しいように思え、企業の業績向上に貢献したのであろうが、経営戦略は、普遍的なノウハウとしてまとめられるものではないように感じる。ノウハウのように抽象的な原理を導き出しても、リーダーを中心とした会社独自の経営戦略は、成功している会社ほど模倣できないようになっており、万民のノウハウとして成り立たない。普遍的な部分はわずかであり、それだけでは参考にならない。私は、誰もが世界を変えるブレイクスルーアイデアを生み出せるといった考え方には不同意。
「トップ5%の戦略コンサルタントは方法論や知識・情報に先立つ「ものの見方」が一般の戦略コンサルタントと根本的に異なります。それらによって彼らは世界の見方を更新し、認識を一変させる「インサイト」(洞察、ひらめき、直感)を発揮できるのです」p3
「どんな方法論を使おうが観察者の目線・視点が日常ならば日常の風景しか見えないのは世の理なのです」p22
「戦略はやっかいなことに競争相手と同じことを考えていては勝てません。競争相手の裏をかいたり、相手が思いもよらない手で先手をとったり、相手が気付いたとしても模倣できないことを仕掛けるから成功するのです。論理的に正しいことよりも、一見ハチャメチャでも思いがけない創造性がある戦略の方がずっと有用かつ重要なわけです」p26
「消費者調査に基づいて手を打っても結果が出ないことはよくあります。そこで「消費者調査なんてあてにならない」「客観的分析ではなくて主観的な構想が大事だ」云々と飛躍した論理を展開される方もいますが、構想とは常に主観によるものです」p33
「パターン認識力の獲得に手っ取り早いのは専門性の習得です」p49
「創造性の敵としてよく挙げられるのが、習慣、常識、専門性の3つで、それらに基づくヒューリスティック(直感的な判断・経験則)が創造性の足枷となるとされています」p74
「仮説が立てられない場合は、いじくり回せばいいんだよ」p121
「事業システム全体のシフトには既存システムからの大きな抵抗がかかりますから、じっくり時間をかけてやるのではなく、一気呵成にやり切ることが肝要です」p142
「具体的な作業指示をするのではなく、チーム内での問題意識の共有が何よりも大事」p178
「(思考を枠にはめない)あくまで論点設定や検証作業は、元のアプローチに基づいたものを進めていきます」p246 -
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ひとまずはパターン認識したら常にバイアスの可能性を疑い警戒する慎重さと、認識したパターンをあえて捨てて壊し、新たな切り口で考える大胆さが必要です。それが思考態度として身につくと、かなりの上級者です。
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そして、「一見○○に思えるが、実は××」という思考は、ものの見方をメタから認知してパターンとして理解することで可能になります。 広義の「情報」の「かたち」を見定めるパターン認識の思考態度、そして、「従前の見方」によるパターンを捨てて、「今までと違う切り口や見方」で今までと違うものを見て、その認識を「新たなパターン」として理解する創造的思考態度が働いている
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世界には革新の余地があると信じるのは世界の認識や解釈には革新の余地があると信じているのとほぼ同値・同義です。
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事業においてつまらない、浅いパターン認識しかできないのはたいていの場合、②の創造性以前の問題で、①専門性が水準以下だからです。 たとえば、一般人が体調を崩したとき、「風邪かな、それとも他の病気かな」くらいにしか自己診断=パターン認識をできないのは医学知識が乏しいからですが、多くの人のビジネス知識は、この一般人とまでは言わないまでも、専門家ほど深くもないのが実態でしょう。厳しい言い方ですが、その程度のパターン認識力で行う認識には創造性を阻害するほどのバイアスなんてほぼありません。あるのはワンパターンの認識だけです。 医師ではない一般人が体調を崩すたびに「風邪かな」と言っているのをバイアスなんて呼びませんよね。そうではなく、むしろ目標として欲しいのは、不可避に認知バイアスがかかってしまうくらいの高い専門性、それに裏打ちされた認識スキーマの獲得です。
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言われたことしかやんないでいると、言われたことしかできないやつと思われて、言われることがどんどん増えて、ますます何もできなくなるよ。生データを触ってるんだから、なんか違う切り口で気づくはずだろ。
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かつてうまくいっていたということは事業システムが
環境とマッチし、ある種の均衡を得ていたことを意味します。そして、徐々に問題が大きくなってきたということは環境とのミスマッチにより、不均衡が累積していることを示唆します。原因がはっきりしないのは、何かひとつの要因だけが問題ではなく、要因間の関係・関連、すなわち一連の事業システムがミスマッチを起こし、ズレてきている可能性があるということです。
デザイン体制を刷新しても問題解決には至らず、会社はついに赤字に転落。これはかつて環境にフィットしてい
た事業システムがミスマッチを起こしている典型例だったのです。
顧客や売り場、買い方をスノッブ消費やバンドワゴン消費の目的買いからコンビニエンス消費の流動客立ち寄り買いへとシフトした時点で、事業システム全体をブランドのプロダクトアウトから店頭マーケットプルへシフトしなければならなかったのです。
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①当該ゲームは何を巡って競い合い、どうなれば勝敗が決まるか
②ゲームはどのような手順で進行し、最低限守るべき規則と違反行為は何か
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ゲームチェンジでは往々にして敗れた側が一見間抜けにさえ思えますが、実はゲームルール①とゲームルール②を相当意識的に考えていないと、変化の只中ではルール①が転換していることに気づくのが難しく、だから戦い方ールール②を変えなくてもまだ有効だと思ってしまいがちなのです。
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ルール②については、戦略論における定石的な競争優位の源泉や法則、戦い方などを勉強するのもよいことです。
とはいえ、戦略コンサルタントでもないかぎりは、詳細な専門知識を学ぶ必要はありません。むしろ、様々な事例を見て、どういうルール①やルール②が働いているのか、どのようにルール②を転換したのかなどを考えて見ることが実践的な戦略眼を身につけるには効果的です。血肉にできた事例の数と戦略立案の質・力はかなり比例するでしょう。
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一時期よくイノベーションの文脈で「指数関数的成長を目指せ!」と言われ、右肩上がりに急激に上昇する成長カーブを描いたりしているのを目にしました。別に構わないのですが、言っている人は意味がわかっているのか疑わしい。指数関数的成長とはどんな成長かひと言で言えますか。「直線的ではなくギュインと急激に成長するのだ!」という感じでしょうか。
イメージで話している分にはそれでいいですが、きちんと言うと、たとえば、年間成長率がずっと一定ということです。「え? 成長率が一定? そんなもん? いやいや、それだとギュインとならなくない?」。いえいえ、ギュインとなるのです(笑)。
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いざ書くとなると、あまりにも長年溜め込み過ぎて、伝えたいことが多過ぎて、「何から伝えれ
ばいいのか、わからないままときは流れて、浮かんでは消えていく、ありふれた言葉だけ(by小
田和正)」といった感じでしたが、伝えることを絞り、一貫したパースペクティブで編集し、記憶
に残る言葉にするという方針で一気に書き上げました。
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「論点思考×仮説思考×専門性」のその先のインサイト思考へ!
言っていることはわかる。方法論化が難しい思考法を言語化している本ではある。が、型化できる世界でもないと思ってしまう。
本・人・旅で人生厚くするしかない! -
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ちょっと難しくて疲れた
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・「考える」とはすなわち、「パターン認識」をすることです。パターン認識とは、複雑な情報の中に特定の規則性や類似性を見つけるプロセスです
・創造性とは「人々のパーセプション(認識上の定説・定石・常識・慣習など)を変えるモノ・コト」
・創造性の真の敵は専門性ではありません。それなのに「バイアスを生む専門性は創造性の敵」と決めつけ、「ときに味方となる可能性」を排除してしまうこと自体が、バイアスがかかった状態と言えます
・「これはこういうものだ」と決めてかかり、「本当にそうなのか」という考えを放棄して思考を止めてしまうことこそが、創造を阻害する決定的な要因
・人に対する別け隔てのなさが自分を客観視できることにつながる
・思考を動かし、ロジックを追求していると、殆どの場合、何らかの矛盾や隘路に突き当たります。実はその状態こそがインサイトを得て創造性を発揮するための最高の準備なのです
・物事はほぼコンテクストによって意味や価値、機能が決定しますが、私達は驚くほどその事実に無自覚です。日頃からコンテクストを意識し、あえて通常の文脈から切り離してベルの文脈で適応することで新たな意味や価値、機能が見えてくるなど、コンテクストの認識は暗黙の想定を意識化する創造性や発見の手っ取り早いトリガーになる
・仮説が立てられないうちはいじくり回せばいい
・検討しているテーマやイシューに関して、今より一つ上のレイヤーから見て捉えること:構造と構造変化のドライビングフォース
・ビジネスにおけるゲームルールは2つ
1:ゲーム自体の定義「そのビジネスでは何を巡って誰と争うのか」
2:競争優位の方策「このビジネスではどう戦えば勝利の可能性が高いか」
・戦略とはルール1の選択によって自社に有利なルール2を抑えること。原理的に「一旦どんなゲームなのか、どんなゲームがあり得るか」をしっかり定義・解明したうえで、「だとしたらどうすれば勝てるのか」を具体的に考えていく
・〇〇に見えているが、実はこういう見方をすれば✕✕
・コンセプトでは現状の事実認識や整理以上に、ものの見方や世界認識を更新するような切り口が提示され、それが新たな予測可能性を海、思考を刺激し、広がりや発展可能性をもたらします -
想像以上の良書だった。ロジカルシンキングの教科書にある、「こういう分解をいろいろな切り口でやってみることだ大事」と書いてあることをさらにうまくまとめている。
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コアメッセージ
• トップ5%のコンサルは、方法論や専門性・AIを超える「ものの見方」で差をつける 
• 単なる思考技術ではなく、思考態度や思考枠の違いが、ブレイクスルーなアイデアやゲームチェンジへ導く
第1章:創造的な「思考態度」
• 「考える=パターン認識」
• 専門的適用(専門性)と、新たな切り口(創造性)の両ルートが必要 
• 創造性を阻むのは、“思考停止”。「今、本当にそうなのか?」「そうだとすると?」で仮説を動かす 
第2章:思考枠を広げる
• 常識的視点にとどまらず、制約を解除する問いを立てることで“非日常”の視点に切り替える 
• 問いの見直し・多角的視点・観察対象の工夫で思考の枠を広げる 
第3章:戦略思考の三種の神器
1. Big Picture:物事を上位レイヤーから俯瞰する視点
2. Rule of The Game:ビジネスのルールを定義・変える視座
3. Quick & Dirty:粗い仮説を素早く検証し、軸を絞っていく手法 
第4章:コンセプト思考
• コンセプト化は単なる要約ではなく、秩序を与える創造
• 軸・数式・図式といった発想法で、独自の視点を可視化する
第5章:インサイトドリブン
• 論点ドリブン・仮説ドリブンを超えて、インサイト(真の気づき)から思考を導くアプローチ 
• 「本当か?」という疑問から出発し、ゲームチェンジを狙う独創的仮説へつなげる
メモに入れるキーワード
• 思考態度・思考枠・パターン認識(専門性+創造性)
• 「それって本当か?」「そうだとすると?」の思考習慣
• Big Picture/Rule of The Game/Quick & Dirty
• コンセプト思考(秩序と抽象化)
• インサイトドリブンで仮説構築
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ビジネスの専門用語や難しい言い回しが多く、社会人経験も読書歴も浅い自分にはまだ早い本だった。しかし、考え方はそれっぽいことを言っていると感じたため、もう少し賢くなってからまた読みたい。
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トップコンサルの思考方法を具体例とともに記載した本。ボストンコンサルティングという超一流コンサル会社で新卒から働き、独立して経営しているだけあって理路整然と思考方法の紹介が展開していく。
内容としては可もなく不可もなく。
内容だけなら他の書籍でも知ることができそうだが、いざ実戦しようとするとできないところが肝であろうと思う。 -
戦力コンサルのトップ5
思考法より重要な思考態度
・本質を捉える思考、考えるとはパターン認識(無秩序の中に意味をともなった規則性や類似性を見出す)
・思考枠を広げる、そもそもの課題設定に対して問上
パターン認識の2つのルート
1. 専門性を活かしたパターン
2. 想像的発見パターン
・多くの場合専門性が低すぎるのでまず1を徹底的に強くする、仕事の専門領域と趣味の領域の2つでそうあれると良い
・圧倒的知的好奇心こそ幅広い教養の源泉でトップ5%に共通する資質
・創造性は感性や直感ではなく愚直なロジックと背景理解から来る、しかし専門性が認知バイアスも産み創造性の足枷にもなる。
・創造性の真の敵は、本当にそうなのかという考えを放棄して思考を止めてしまうこと。それって本当か?そうだとすると?を繰り返して止めない
戦力思考の三種の神器
1. Big picture: 本質的、根本的メカニズム、問題の構造やシステム、それらを変動させるドライビングフォースは何か?一つ上の視点から捉えるとどうか?
2. rule of the game: 誰と何を争うかを決めることで、自社の勝率を高めること
3. Quick & Dirty: 本質を抉り出し、蓋然性の高い仮説に素早く辿り着く
Quick & Dirtyの実施手順
1. 思考を掻き立てる大きな問いに気づく
2. 問いに対する切り口を探す
3. 本質以外は大胆に切り捨てモデル化し思考を詰める
戦略思考を結晶化させるコンセプト
・優れたコンセプトは世界を一変させる
1. 世界の見方を更新する
2. 適度に情報圧縮されている
3. 示唆的に余韻がある、不完全さは敢えて解釈の余地を生み、アレンジを許容し、応用や発展の可能性を開く
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戦略コンサルの思考法や使われているフレームなどについて。具体的な方法とともにビジネスに向かう態度なども明示。
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どうすればひらめきを生み出せるのか、を思考態度と思考枠、思考ツール、具体例とともに説明してくれる本。
これがあれば100%閃くものではないが、ひらめきの再現性が上がることは間違いないだろう。
定期的に読み返したくなる実践書。 -
「考えながら走る」その走り方を言語化してくれている様な一冊でした。
思考法の手前、思考態度にフォーカスが当たるというのは目から鱗な人も、きっと少なからず。
