「やめる」という選択

著者 :
  • 日経BP
3.64
  • (11)
  • (24)
  • (26)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 324
感想 : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296000289

作品紹介・あらすじ

自分に嘘をつかない、
無理はしない。
だから、可能性が広がっていく。
マイクロソフトを卒業して、
自分らしく生きる僕が大事にしていること


本当はやりたくないし、やる必要もないのに、
自分自身がそれに気づかず、
「せっかく○○したから」
「これまで○○してきたから」
という理由だけで続けていること。
それが、人生の「埋没(サンク)コスト」です。

無意識のうちに人生の重荷となっている
「埋没コスト」に目を向けて、
「やめる」という選択肢を持つ――。
この本で伝えたいのは、そんなシンプルな考え方です。


・仕事   =会議は「貢献」できるものだけに
・人間関係 =人脈構築より「今の心地よさ」が大事
・モノ・お金=手放しにくいなら「上手にゆずる」
・夢・目標 =逆算思考で自分を追い立てなくていい


やめることは、
新しい自分に出会うこと。
人生は、もっと自由にデザインできる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何かやめることがないかと考えてた時期に本屋で出会った本。埋没コストという言葉をキーワードに、コロナ禍後の新しい生き方への指南書。現在、どこの組織にも属していない私には比較的取り入れやすいように思えました。読了直後の感想は、「もう一回読もう」です。

  • コロナ禍の世界で自分を見つめ直せる1冊。

    個人的には、”終わりに”で書かれている内容やその直前にあるメッセージ達が心に響きました。

    今、自分が何をしているのか。
    分からなくなりかけた時、原点に立ち返らせてくれる本。

  • エッセンシャルなネタが詰まっていて、バランスも良いと感じた。すべてサンクコストというラベルを付けるのはやや無理があるかなと思った。

  • p5 これまであたりまえのように続けてきたやにかをやめると決め、行動を根本的に変えていく

    やめるという選択をすると、新しい自分と出会える

    p23 どんなことも実際に行動した人間しか気づけないことがあるのではないか

    p24 自らの過去の体験の延長線でしか、ものごとをかんがえられなくなる
    とにかく忘れづらく捨てにくいのが過去の成功体験
    大切なのはこれからどうするか

    p26 過去の成功体験にとらわれていると、根本的な変化のときですら自分を変えることができない

    p29 大切なのは、自らが判断して、体験し、自分自身で鮮度と品質をみ見極めること

    p36 埋没コストとは経済学の概念で、「ある経済行為(投資、生産、消費など)に支出した固定費のうち、どんな意思決定(中止、撤退、白紙化など)をしても回収できない費用」を指します」



    p39 使っていないのに捨てられないものもまた、人生の埋没コスト

    p52 過去にどれだけいいことがあっても、いま現在、心がときめなければ、それはいつの間にか埋没コストになっている

    p72 言葉は人をつくるといわれるほど、とても強力な力をもっている

    p75 いくら過去の成功体験があったとしても、時代が変わり否応なく変化にさらされているときには、根本的な価値観を変えていく必要がある

    p76 our industry does not respect tradition, it only respects innovation わたしたちIT業界では、伝統は尊重されません。イノベーションだけが尊重されるのです

    p77 不安に襲われたときは、コントロールできる重要なことに集中しよう

    p134 過去がいまの自由を奪う 
    埋没コストは、基本的に過去の話。そして過去というのは、成功体験であれ失敗体験であれ、それに固執した途端にいまの自分を強く限定してしまいます


    p180 大切なのは自分なりの結果や成果であり、それらを出せなくなった成功体験は、きっぱりと捨て去ったほうがいい
    プロセスを重視しすぎてしまうと、手段が目的化してしまう

    p181 まわりの状況は日々刻々と変わるため、これでうまくいったやり方や、そこから生じた成功体験にしがみついていると、結果が出せなくなる

    p193 やって失敗して後悔するのではなく、失敗したら反省すればいい

    p213 たとえ世界的に認められようが、他者のものさしではなく、あくまで自分がありたいと思うかたちに近づくために努力すればいい

    働くのはありたい自分になるための手段

  • 過去にかけたリソース、知識や経験に縛られずやりたい事をガンガンTRYしよう!そんな気持ちになれる本でした!

    個人的には「1人の熱狂的なファンをつくる」の所がお気に入りですね!スノーボール式に仲間を増やすのがPointですね!

  • 一番響いたフレーズ
    いまやりたいことを5年後のために我慢する毎日は楽しいですか?

    過去に囚われて続けてしまっていること、辞められないことがないか?人は本来はもっと「自己中」に生きていい。自分というOSをアップグレード(≠アップデート)して、自分の好きなことに集中できる人生を、というメッセージが詰まった本と受け取りました。

    過去の成功体験にしがみついてること、あるなぁ。求められているからやる、あるなぁ。違和感あるのに、「違う」と否定するほどではないから迷いながら時間をロスすること、あるなぁ。…と、自分あるあるがたくさん書かれていて胸にグサグサ刺さりました。

    特に仕事面。自分があまり貢献できていない仕事を任命されたからという理由だけで続けている現状は、自分にも周りにも良くないなぁと痛感。

    自分のやりたいことに全力を注ぐ毎日を過ごせるよう、何か一つだけでもやめてみよう、と背中を押してくれる一冊でした。

  • キーワードは「 広 」
    自分が思う道を進め その先にある豊かな人生を掴む

    人間関係の精算、多様なコミュニティーに属す、自分の直感、憧れの気持ち。
    自分に正直に、人にフラットに。視界を広げて行動に変えていく

  • コロナで色々変わったのだから、生き方も変えてみない?との内容。実はコロナ関係なく、このような生き方をしている方が、楽しく生きられたのだと思う。

  • 「やめる」ということが、人生を豊かにするためには大切な理由と、豊かな時間を作るためにはどうすべきかについて書かれた本です。

    いつも頑張ってきたけど、いつのまにかそれほど好きでもない仕事、生活になっている方におすすめです。

    ■やめることが大切な理由

    ・1番大切なのは時間
    ・過去の延長でものごとを考えるのではなく、これからどうするかで考える。元に戻すにはどうするかではない。過去の成功体験にとらわれていると、コロナの時のような根本的な変化に対応できない。
    ・同じことを続けることもリスク。
    ・仕事だから仕方がないと言っていると、自分の時間がどんどんなくなる。

    ■豊かな時間を作る方法

    ・全ての判断基準は、自分の人生が豊かになるか(豊かな時間を得ることができるか)、好きかどうかを軸にする。
    ・やる、やらないの選択肢があるときは必ず「やる」を選ぶ。
    ・自分がコントロールできて、且つ重要なことに集中する
    ・他者の評価にとらわれる必要はない。「あっそう。よかったね」ですましておく。時間のムダなのでわざわざ言う必要はない。
    ・自分からGIVEすることを心がける。良い人間関係が築ける。
    ・時間の質を上げることで、幸福の解像度を上げる。例えば外食の際はカウンターに座って、「美味しいですね」と伝えて相手も自分も気分が良くなり、豊かな時間を作ることができる。

  • 澤さんのコラムが好きなので、この本にも興味を持って読みました。

    生きている中で、自分が本当にやりたい事に取り組めているか、無駄なことに時間を割いていないか、という事を問われている本です。
    本書の中で、こんまりさんのこんまりメソッドの考え方を紹介されているのですが、部屋の整理整頓と一緒で、仕事や人間関係、趣味も全て、根源に「好き」や「ときめき」がある方を選んだ方が幸せに生きられるよ、そんなメッセージ性を感じました。

    私の話でいくと、エンジニアの方が稼げる、食いっぱぐれがない、と思い、エンジニアとして働いてきましたが、根本的に興味が無かったり好きではない事は続かない、と最近になって気づきました。
    でも、エンジニアのために勉強してきた技術や時間はどうなるんだ、と考えるとなかなか方向転換が出来ない。本書で言う、サンクコストに引っ張られている状態ですね。エンジニアの仕事はやめたのですが、踏ん切りつけた時の理由は「好きなこと、興味があることに挑戦する」というシンプルな理由、それだけでした。今はその考え方で良かったな、と思って過ごせています。

    その本当に好きだと思えることを探すのも、また難しいのですが…。
    重荷や負担に感じていることを減らして、気分良く生きていくための考え方は、意外とシンプルなものなのかもしれない、と思えた本でした。
    画期的な考え方があるに違いない、と気張って読んだのですが、内容はかなりふんわりしたというか、優しい言い回し(疲れている人に寄り添うような)が多く、拍子抜けしたのですが、澤さんの人柄を感じられたり、ちょっと息抜きにサラッと読む程度にはちょうどいい本でした。

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

澤 円(さわ・まどか)
株式会社圓窓代表取締役。立教大学経済学部卒業後、生命保険会社のIT子会社を経て1997年にマイクロソフト(現日本マイクロソフト)に入社。情報コンサルタント、プリセールスSE、競合対策専門営業チームマネージャー、クラウドプラットフォーム営業本部長などを歴任し、2011年にマイクロソフトテクノロジーセンターセンター長に就任。業務執行役員を経て、2020年に退社。2006年には、世界中のマイクロソフト社員のなかで卓越した社員にのみビル・ゲイツ氏が授与する「Chairman's Award」受賞した。現在は、自身の法人の代表を務めながら、琉球大学客員教授、武蔵野大学客員教員の他にも、スタートアップ企業の顧問やNPOのメンター、またはセミナー・講演活動を行うなど幅広く活躍中。

「2021年 『「疑う」からはじめる。 これからの時代を生き抜く思考・行動の源泉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

澤円の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×