「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296000951

感想・レビュー・書評

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  • 300頁ある本書の227頁目に、こう書いてある。
    「ここまで本書を読んできた皆さんも、文書の一言一句を覚えているわけではないでしょう。一言一句読んでいっても、その具体的な言葉は読んだそばから忘れていき、だいたいの内容だけをつかんで、読み進めているはずです。」
    今まで読書が上手くできずに悩んでいた私の目から鱗が落ちた。忘れてしまう事に罪悪感を覚えていたのだ。
    記憶にまつわる脳の仕組みを丁寧に解説したうえで、だから、コミュニケーションにはどう気をつけるか、どう訓練するか、といったことが書かれている(と記憶している)。目次だけ見て手っ取り早く第3章から読みたくなる気持ちをおさえて、はじめから読んでみて良かったと思う。

  • 日常生活で、なんでこれで伝わらないんだろう?、ということはちょくちょくある。その「なんで」が少しでも解明されるかもなので読みたい

    #「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?
    #今井むつみ
    24/5/9出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/3y6gO1Y

  • なんだかあっさりとしている 過去の他の本で感じた面白さをこちらには感じなかったのは、ターゲットとされた層に私が含まれなかったのかもしれない

  • まさに今、こういう事を知りたかった。
    目から鱗が落ちるってこんな感じか。
    「どれだけ言い方を変えても伝わらない」と頭を抱えていた昔の自分に読ませたかったな。
    認知科学と心理学の視点で語られるコミュニケーションの本質には驚かされる。
    と、同時に「やっぱりな」とも思う。
    メカニズムを知ると冷静に物事を見られるから良い。
    特に、スキーマの話が分かりやすかった。
    まずは『人は自分の都合が良いように誤解する生き物』という前提でコミュニケーションを図る必要がある。
    それにしても、相手の意図を読むなんて日頃からしているつもりだったけど…案外出来ていないのかもしれない。

  • 認知科学を元にしたコミュニケーション齟齬の原因と対策の話。前半は科学的知見の話で、後半はビジネス現場への応用っぽい話。
    あっさりしていて、すらすら読める。入門書として良いと思う。(この手の本を何冊か読んだ身としては、やや物足りないが。)

    ビジネスコミュニケーションにおいては、相手の立場に立って考えることが大事な場面は多い。でも、それができている人は少ない。関係者が認知の幅を広げて、相手のスキーマを意識していけば、もっと効率よく、品質高く仕事が出来るのになあ、などと思いながら読んだ。

  • 今の仕事(社内企画総括)で使えそうな考え方ばかりでした。
    ・お願いするときは理由セット→なんとなくやってるが、実験結果で具体的にわかった。
    ・言葉は情報圧縮ツール

    最後の、優れた直観を得るには、天から降ってくるものでなく、日頃の努力の積み重ねによって一部の人がやっと手に入れられるものという趣旨の言葉は、やはりそのとおりだと思う。

  • ◆ 言語は意図のすべてをそのまま表現できるわけではない、つねに受け取り手によって解釈され、解釈されて初めて意味あることとして伝わる。

    ◆コミュニケーションの前提
    ・言葉を尽くして説明しても、相手に100%理解されるわけではない。
    ・同じものを見たり聞いたりしても、誰もが同じような理解をするわけではない。
    ・「言われた」ということと「理解した・わかった」というのは根本的に別物で、「言われたけど理解できない」ことも往々にして起こり得る。

    ◆ 私たちの記憶容量は「1GB」ほどしかない

  • とても分かりやすく、読み進めやすく、するすると最後まで読むことができた。
    中高生であっても読めるのではないか、私もその頃に読みたかった気がする。
    色々なバイアスに自覚的になること、諦めずに悩み続けることを大事にしたい。

  • 今井むつみさんの本はどれもとても有用だが、本書では組織にまで敷衍できるような射程の広さを実感した。

  • 「話し方」のスキルよりも「心の読み方」のスキルを身につけたい。
    話し方や表現の仕方などのスキルを磨くよりも、前提を理解した上で、「相手のスキーマを理解するスキル」を身につける能力を磨くことに徹する。
    ⇛具体的には相手のフレームを知るようにする。
    同じものをどのように見ていて、どう考えているのか?を常に意識してコミュニケーションを取る。

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著者プロフィール

今井 むつみ(いまい・むつみ):1989年慶應義塾大学社会学研究科後期博士課程修了。1994年ノースウエスタン大学心理学博士。慶應義塾大学環境情報学部教授。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。著書に、『親子で育てる ことば力と思考力』(筑摩書房)、『言葉をおぼえるしくみ』(共著、ちくま学芸文庫)、『ことばと思考』『英語独習法』(ともに岩波新書)、『言語の本質』(共著、中公新書)などがある。

「2024年 『ことばの学習のパラドックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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