国産ロケットの父 糸川英夫のイノベーション

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296001859

作品紹介・あらすじ

2024年1月20日未明、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型月面着陸実証機SLIMが月面着陸に成功した、と発表した。その後、世界初のピンポイント着陸に成功したことが明らかになり、2台の自律型小型ロボットによる画像データ送信にも成功した。

我が国の宇宙開発を担うJAXAのルーツを遡れば、戦後ゼロからロケット開発に取り組んだ東京大学の糸川英夫研究室に行きつく。本書は、日本の宇宙開発の父で、次々にイノベーションを生み出した天才・糸川英夫(1912~1999)のイノベーター人生に焦点を当てた評伝である。

以下は、本書「はじめに」から。
 「2003年5月に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたJAXAの小惑星探査機「はやぶさ」が、長い苦難の末、小惑星「イトカワ(ITOKAWA)」に着陸してサンプルを取得した後、2010年6月13日にオーストラリアのウーメラ砂漠に無事帰還したのだ。世界初の地球・小惑星間の往復飛行の達成であり、世界初のサンプルリターンの成功として、大きく報じられた。(中略)「イトカワ」と命名したのは、糸川さんがかつて所属した東京大学宇宙航空研究所(現JAXA)の後輩たちだった。「はやぶさ」が打ち上げられて3カ月後の2003年8月のことだ。」

感想・レビュー・書評

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  • 糸川英夫さんの生い立ちと数々の開発の経緯がわかりやすく纏められている本です。どの時代においても、前向きに取り組み、そして開発に求められているもの、取り組むべきものはしっかりと把握している。その姿に感銘を受けました。

    創造性組織工学のスキームはしっかりと、ノートに書き込みました。まずは、ここからの10年間、何をすべきか改めて考えたいと思います。

  • イノベーター糸川英夫の生い立ち 鳥居坂教会とアクロバット飛行:モーゼのリーダーシップ 青山練兵場 逆さ文字と手のひらの法則:南山小学校 ベートーベンとリンドバーグ:人生とは チェロ没頭 反逆のイノベーション 東京帝国大学航空学科:未知の問題を先取り 反逆から生まれた一直線の翼:組み合わせのイノベーション 鍾馗・九七式艦攻とイ号爆弾計画 宇宙開発への道―バイオリン→ペンシルロケット ヒデオ・イトカワ号:音楽による逆転発想  国産ロケット打ち上げ 人生のイノベーター 焼き鳥の串と逆転の発想 人生24時間法

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