「答えを急がない」ほうがうまくいく あいまいな世界でよりよい判断をするための社会心理学

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  • 日経BP (2025年2月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (308ページ) / ISBN・EAN: 9784296002313

作品紹介・あらすじ

◆人間には「答えを急ぎたい」という衝動がある
◆そんな衝動とどう付き合っていけばいいのか?
◆社会心理学の観点から「よりよい判断」をするための術を紹介

「あいまいさに耐える力」持っていますか?

人間はあいまいな状況が苦手です。「次に何が起こるか」を予測できない状態に、不安や場合によっては命の危険を感じるからです。しかし私たちの日常には、「情報過多」「どっちつかず」「初めての経験」など、あいまいで不確実なシーンが数多く訪れます。すると人間は答えを急いで、あいまいな状況から抜け出して不快を回避しようとしますが、それが「よりよい判断」につながるとは限りません。

では、どうすればあいまいな状況でも冷静に判断し、
よりよい未来に近づくことができるのでしょうか?

  本書は、この疑問に答えていきます。 各章では、日常に活かせる社会心理学の知識や考え方に加えて、研究の舞台裏やユニークな実験結果など学術的な背景もわかりやすく紹介。知的好奇心も満たされる内容となっています。知識を深めながら、自分の考え方や行動を見直すきっかけになる1冊です。

【こんな人におすすめ】
・不確実な時代に必要な柔軟な判断力を身につけたい人
・人間関係や情報に振り回されがちな人
・学問の世界やその舞台裏に興味がある人

みんなの感想まとめ

あいまいな状況に直面したとき、私たちはしばしば答えを急いでしまいますが、それが必ずしも良い判断につながるわけではありません。本書では、社会心理学の視点からこの現象を探り、あいまいさに耐える力を身につけ...

感想・レビュー・書評

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  • 社会心理学面白そうだな

  • 社会心理学入門。カバーのタイトル文字は「答えを急がない方がうまくいく」が大きいので,決断を先送りする仕事術?の本と思ってしまう。このように早とちりして,教示文を読み飛ばすこと(satisfice)もネタに入っている。ぱっと見で判断する思考の結果である。早い思考と遅い思考,曖昧さ耐性,だけでなく人間行動のあるあるが読みやすい文章で構成されている。教科書的な本ではないので,心理学に興味を持った大人や高校生の1冊目としてもおすすめ。というコメントを吟味するかといったら,そうでもない。吟味は面倒だもの。私は愚か。

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」
    心理学研究会

    請求記号:361.4/Mi
    図書ID:10064506
    所蔵館 2号館図書館

  • 「あいまいな世界に耐える」ことを勧めつつ、世界の曖昧さに対する人間の心理を分析解説した一冊。本書では「認知資源」という概念をもとに、人間はその認知資源を節約しようとする傾向にあるとし、それ故に「あいまいな世界に耐える」ことは苦痛を伴うものであるとしている。
    自分は本書で謂う「じっくりモード」のことが多く、本書を読んで思うに恐らく認知資源の面において常人より恵まれているのだが、それでも日頃の生活を考えると、全ての事象について全てを熟慮しているというわけではない。本書では言及がないが、日頃から「じっくりモード」で物事を考える癖をつけることで、「せっかちモード」で考えるときにも正しい思考判断をすることができるようになってくるのではないだろうか。

  • 調査するのは大変、追試が成果にならないのはどうよ、実証済に価値みてほしいは同感。課題葛藤と関係葛藤を切り分ける。課題葛藤は関係葛藤だと誤認されがち。関係葛藤が強く認識されてる時には課題葛藤でないこと確認。非常時は 判断を誤りやすい。多元的無知はみんなでおバカ。近くの人に実のところ どう思ってるか聞くことで確認。オンラインだと画面を見るので集中しちゃって 創造性を落ちるものを食べるのがいいらしい。被害者の落ち度探し、偏見には恐怖や不安を確認、世界の公正さを疑う。

  • 人はさまざまなバイアスを通して、物事を見ている。そのバイアスを認識することは普段できないかもしれないが、バイアスを通していることを認識することが重要。特に人間関係においては、様々偏見をもちがち。

    また、ネット社会では脱抑制という心理があるようで、ネットであればなんでも言ってオッケー!みたいな風習になりがち。これは自分もそう感じることが多い。デジタルタトゥーではないが、陰口なども目の前にいたら言わないもしくは言い方を変えるわけでその心理で生活することが人を不利益にしないというスタンスになるんだろーな。

    まぁ人間なんて見たいようにしか見ていないということ、大した存在ではない。認知資源が減っている時は余裕がなくなり、よりバイアスがかかりやすいことを認識しておくことが大事。

  • p29 二重過程理論 直感型と論理型の思考モード
    せっかちモードとじっくりモード
    ダニエル・カーネマン
    じっくりモードは認知資源というコストをたくさん必要とする

    認知資源がへるとあらゆる麺に影響がでる

    認知資源の節約

    人間は状況に影響を受ける社会的動物である

    p53 社会心理学の三大事件
    ソロモン・アッシュ 同調実験
    スタンレー・ミルグラム 服従実験
    フィリップ・ジンバルドー 模擬監獄実験


    p67 ドア・イン・ザ・フェイス フットインザドア

    p70 人のせいにしてしまう帰属の錯誤
    基本的な帰属の錯誤

    p89 認知的不協和

    p97 過去の記憶が歪められる回顧バイアス

    p102 正常性バイアス

    p125 他者の光を浴びて輝く栄光浴

    p154 非常時の判断は誤りやすいと知っておく

    p164 メラビアン

    p185 多元的無知 みんなでおばか

  • 新しい事や驚きは得られなかった。既存の知識の紹介が多い気がする。タイトルはよいのだからもう少し読んだ後、思いが巡るところがあったらよかったかも。

  • ふむ

  • 軽快な社会心理学エッセイ集。やはり心理学者も「多元的無知」はわかりにくい用語だからネーミングしなおしたいようだ。

  • 著者は社会心理学者。一般向けに社会心理学の知見を紹介する目的でこの本を書いたそう。
    行動経済学で「ファスト&スロー」「システム1,システム2」として知られるようになった「直感型の思考モード」と「論理型の思考モード」について、著者は「「せっかちモード」と「じっくりモード」と名づける。
    「じっくりモード」は、「認知資源」というコストをたくさん必要とするため、人はしばしば「せっかちモード」で物事を判断しがちであるという。

    不確実な世界で生きるためには「じっくりモード」でゆっくり考えることが重要な場面が多くあり、社会心理学の様々な理論や概念を挙げながらより良い判断をするための「答えを急がない」方法を解説していく。第6章 創造的な思考ができる では、ネガティブケイパビリティーにも言及している。

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著者プロフィール

大阪大学大学院人間科学研究科・教授。感染症総合教育研究拠点・兼任教員。専門は社会心理学。
〈最近の主な業績〉
三浦麻子(2017)『 なるほど!心理学研究法(心理学ベーシック 第1巻)』北大路書房
Kobayashi, T., Miura, A., Madrid-Morales, D., & Shimizu, H. (2021) Why are olitically Active People Avoided in Countries with Collectivistic Culture? A Cross-CulturalExperiment. Journal of Cross-Cultural Psychology, 52, 388-405.

「2022年 『住む・棲む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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