歴史の失敗学 25人の英雄に学ぶ教訓

著者 :
  • 日経BP
2.87
  • (1)
  • (10)
  • (25)
  • (15)
  • (2)
本棚登録 : 202
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296104284

作品紹介・あらすじ

・明智光秀は、なぜ "絶好のチャンス" を生かし切れなかったのか。
・夢ではなかった黒田官兵衛の "天下取り" が消えてしまった一言。
・のちの関ヶ原の戦いに生かした、徳川家康の失敗とは?
・山陰の太守、尼子と、名門甲斐武田の家が続かなかった共通点…

――歴史上の英雄たちも失敗しています。

歴史家の加来耕三氏が、独自視点の軽快かつ濃密な歴史物語で
25人の英雄たちの "知られざる失敗の原因" を明らかにし、
現代に通じる教訓を浮かび上がらせました。

見逃しがちな落とし穴、絶対に失ってはならない大切なものを見極める技、
避けられない危機を最小限に食い止める対処法…
失敗に学べば、「成功」「逆転」「復活」の法則が見えてきます。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 冒頭の「過去を知り、現代と比較して、その原理・原則をつかみ、未来に生かす」という言葉に深く共感。先が読めない不安定な時代だからこそ。

  • 大体は知ってる、有名な話ばかり。。

  • 「歴史はくり返す。とよく耳にする。」がこの本の一行目。
    取り上げられているのは歴史上の25人の英雄。中身の大半は戦国武将。あとは若干の幕末の志士と古代中国の英雄達と、偏ってはいるが自分的には知ってる人達がほほんどなので逆にとっつきやすい。
    彼らの有名な史実として知られている英雄譚は、勝者からみる結果が多い。その成功した面だけから人物を見るのではなく、彼らの人生のターニングポイントになった選択があとから見ると失敗と思える事柄にクローズアップして書かれた内容。
    彼らは、その失敗をどう活かしたか、もしくは活かせなかったのか。
    そしてその失敗した内容は、歴史を大局に見ると、過去には前例があり、中国の古典にもある有名な諺や言葉にも書かれている。
    加来耕三氏による読みやすい文章で語られる内容、まさに失敗に学ぶ。である。

  • 歴史上の人物の失敗からの考察。

  • 興味をそそるタイトルですが中身は薄くてイマイチ…
    ビギナー向けと捉えると悪くないかな?

  • 加来 耕三氏の
    坂本龍馬の伝説はウソだらけ 「幕末に大活躍」は間違いだった
    https://business.nikkei.com/atcl/plus/00031/031800006/?P=4

  • ほとんど読めずに返却。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50177883

  • 主に戦国時代、
    明治維新からは西郷隆盛と徳川慶喜

    各人物達の章の内容はというと
    簡単な人生を説明。そしてその人物たちに対して「このときああしておけば良かったのにね、失敗しちゃったね」という構成である。

    まず、人物たちの人生説明は簡単ではあるが、それなりに面白いというか、知らなかったことも多く、楽しく読める。
    そして、肝心の失敗の方であるが、後生から見れば何とでも言えるから言いたい放題言える。
    徳川慶喜の章では、生い立ち説明の部分では徳川慶喜をけっこう褒めている感じではある。事実、徳川慶喜はすごいことをやってのけている。彼は良い意味でバケモノである。倒幕派も悔しかっただろう。
    そして、失敗としては、例の江戸での「江戸薩摩藩邸の焼討事件」を取り上げている。著者は「徳川慶喜は、西郷がここまでやることを想定しておくべきだった」と書いている。個人的に、これはちょっときついなと思った。このときの薩摩とかはもう「なりふりかまってられない、なんでもやってやるよ」状態だったはず。

    あと、河井継之助も取り上げているが、ああいうのは失敗とかそういうのよりも「人生観」、もっと言うと「生き様」の違いなんだろうな、と思う。

    一概に全てを失敗とは思わないが、駆け足で読むのには充分な本である。

  • 著者への期待から手に取ってみたが、一つ一つのストーリーが短い為か内容が思ったより浅い。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

加来耕三(かく・こうぞう)
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒。同大学文学部研究員を経て、著述活動に入る。『歴史研究』編集委員、中小企業大学校の講師などを務め、テレビ・ラジオ番組の監修・出演など多方面に活躍している。
主な著書に、『天才光秀と覇王信長』(さくら舎)『日本史に学ぶ一流の気くばり』(クロスメディア・パブリッシング)『歴史の失敗学』(日経BP)『紙幣の日本史』(KADOKAWA)『明治維新の理念をカタチにした 前島密の構想力』(つちや書店)『利休と戦国武将 十五人の「利休七哲」』(淡交社)『1868 明治が始まった年への旅』(時事通信社)『西郷隆盛100の言葉』(潮出版社)『坂本龍馬の正体』(講談社+α文庫)『日本史は「嫉妬」でほぼ説明がつく』(方丈社)『刀の日本史』(講談社現代新書)ほか多数。監修に、『橋本左内 時代を先取りした男』(扶桑社)『日本武術・武道大事典』(勉誠出版)などがある。

「2020年 『歴史に学ぶ自己再生の理論[新装版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加来耕三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
村田 沙耶香
池井戸 潤
米澤 穂信
垣根 涼介
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×