ほめるのをやめよう リーダーシップの誤解

著者 :
  • 日経BP
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レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296106981

作品紹介・あらすじ

上司であることに自信がないあなただから、よきリーダーになれる。
そのために――

◎叱るのをやめよう
◎ほめるのをやめよう
◎部下を勇気づけよう

『嫌われる勇気』の岸見一郎による初のリーダーシップ論。

ほぼ日社長・糸井重里氏、推薦。
「リーダー論でおちこみたくなかった。
おちこむ必要はなかったようだ。」

【本文より】

<本書で私が提示するのは、一言でいえば「民主的なリーダーシップ」です>
<リーダーと部下は「対等」であり、リーダーは「力」で部下を率いるのではなく「言葉」によって協力関係を築くことを目指します>
<「悪い」リーダーは存在しません。部下との対人関係をどう築けばいいか知らない「下手な」リーダーがいるだけだと私は考えています>
<現実と照らし合わせると、それはとても無理だというのもわかります。しかしながら……理想は現実性がないから理想なのです>

感想・レビュー・書評

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  • ほめることは対等に見ていないということ、リーダーはチームの役割の一つに過ぎない、時間をかけてじっくり話すこと、承認欲求に応えてはいけないなど、巷に出回っているハウツー本とは違う、でも説得力のある主張で、いろいろ納得できた。
    もっと早くにこんな考えに触れたかった。

  • 叱ること、ほめることをやめようって理由も少し曖昧かつ全員に当てはまるのか疑問をもちました。

    但し、リーダは幸福を売らないといけないというところは大いに共感できます。所詮、仕事と割り切って、自らの幸せに結びつけて生きることは大事なことだと思います

  • 面白かった。アドラーの教えを引きつつ、「ほめる」とは一体なんなのか、リーダーのあり方について紐解く。いちばん印象に残ってるのは指揮者のたとえ。楽団が同じでも指揮者が変わると演奏が全く異なるものになる。それってすごいことだよな、でも(いわゆる)リーダーがやっていることはそれだよな。

    あと、職場における笑顔のくだり。「場はつくれる」だな、と改めて感じる。自分の発するインパクトに意識的になることでもある。

    p24, ”アドラーは「自分に価値があると思える時にだけ、勇気を持てる」といっています。”
    …self-acceptanceでありself-authorityやな。

  • ありがとうから始める。

    これがまず第一歩。

    マネージャーとプレーヤー。
    指揮者と演奏家。
    校長と教諭。

    今一度、自分の立ち居振る舞い
    これからのマネージメントを考え直すきっかけ
    となりました。

  • 「嫌われる勇気」を書いた岸見一郎によるアドラー心理学をもとにしたリーダーシップ論。

    嫌われる勇気とは「誰に対して」や「空気を読む」ことが重要ではなく、「何を」を問題として、言うべきことは、はっきりと言うべきということ。他者からの評価を期待していてはダメ。

    ほめる・叱るは、賞罰教育である。賞罰教育で育てられた人は、ほめられるから行動する、叱られるから行動するになる。つまり、自分に対する周りの評価を第一にする人間となる。

    リーダーはメンバーに「自分には価値がある、役に立っている」といった貢献感を感じさせることが大切である。そのためには、「ありがとう」という言葉が有効である。ただし、「ありがとう」と言われたいから行動するでは賞罰教育である。

    従順な部下を好ましいと思っているリーダーは、自分にしか興味がない。リーダーにも違う!と言える組織にすべきであり、リーダーは間違っていれば謝ればよいのである。

    幸福と成功は違うものである。幸福とは存在に関わるものであり、成功とは過程に関わるものである。

    他の人と比べることは、何の意味もない。

    独断専行や優柔不断のリーダーは、結局のところ、自分が周りからどう見られるかしか考えていない。目の前の問題を第一に考えて決断できるのが真のリーダーである。

    同じ川には二度と入れない。世の中は常に変化しており、その変化に応じて自分も変化することが大切である。

    課題の分離
    相手が自分をどう評価するかを気にしている人が多いが、それは自分の課題ではない。相手が決めることである。つまり、自分にはどうすることもでき相手の課題なのである。

    叱ることのデメリット
    心理的距離が遠くなる。
    即効性はあっても有効性はない。
    次に援助しづらくなる。

  • わたしは部下などもいないし、リーダーという役割ではないですが、この本はめちゃくちゃ勉強になりました。

    叱ってもほめてもいけないというのはかなり難しいと思いますが、感情的になるのではなくちゃんと話して伝えるというのが大切ですね。

    部下がいなくても、職場以外でも、人間関係のいろんな場面で気をつけたいことがたくさん書かれています。

    子育てなどにも役立ちそうです。

    あまりボリュームもなくサラッと読めるので、部下のいるすべての人が読むといいんじゃないかと思える本です。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50214893

    叱らない、ほめない、カリスマはいらない。『嫌われる勇気』著者、初のリーダー論。上司であるのがつらい人に送る、部下と向き合う処方箋。 (生命融合科学分野 大塚正人先生推薦)

  • 自分が不完全てあることを素直に認められるようなリーダーのほうがおそらく人はついてきます。だから皆で頑張ろうよと言うのがいいと思います。

  • 嫌われる勇気の著者でもある哲学者の岸見一郎氏がリーダーについて自身の考えを講演や雑誌に載せた連載記事などから解説した一冊。

    27の講義の後に講演と対談から著者のリーダー論が展開されていてリーダーについての誤解と正しい認識を本書で学ぶことができました。
    叱ることや褒めることをやめること、部下を尊敬や信頼すること、必要な時だけ手を差し伸べること、対話することなど具体的な部下との接し方からリーダーとしての振る舞いを学ぶこともできました。
    また、リーダーを指揮者と重ね合わせていることなどの対比もより深く理解が進む一助となりました。

    そんな本書の中でも子育てから学ぶリーダーの心得など著者自身の子供や親との関係から対人関係を学ぶことができたことで本書の内容の理解がより捗りました。

    人間関係において対等な立場で対話することや不完全な存在であることを自認することが大事であると感じました。
    ただ、巻末にあるように本書の内容について簡単に答えの出るものではなく、日々生活をしていく中で実践していくことや自分を見つめ直して改善点を見つけるのきっかけとなると感じた一冊でした。

  • 叱らず褒めず。
    勇気づける。
    喜んで取り組む。
    ありのままの部下を認める。
    幸せであるために働く。
    自由に発言できる環境。

    ありのまま、課題の分離、アドラーの教えに基いた本です。

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著者プロフィール

1956年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門はギリシア哲学、アドラー心理学。著書に『アドラーを読む』『アドラーに学ぶ』(ともにアルテ)、訳書にアルフレッド・アドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』『生きる意味を求めて』『子どもの教育』(以上アルテ)などがある。

「2021年 『人間知の心理学〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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