IT人材が輝く職場 ダメになる職場 問題構造を解き明かす
- 日経BPマーケティング (2020年10月1日発売)


- 本 ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296107629
作品紹介・あらすじ
優秀なIT人材を採用したいなら
職場環境を見直すべし
ITを活用しない、事務職扱いされる、雑談すらできない、成長機会が得られない――
こうした職場はIT人材に嫌われます。優秀な人ほど、職場環境には敏感です。もし「優秀な人ほど辞めていく」と悩んでいるとしたら、それはきっと職場環境に問題があるはず。
では、どんな職場をつくればいいのか。そのヒントが本書に詰まっています。通常の事務職とIT人材では職場に求めるものが違います。大事なことは、IT人材が嫌がる環境を知ることです。つまり、アンチパターンを押さえることで、初めて「IT人材が働きたくなる」職場になります。
本書では、実例をベースにIT人材が嫌がる職場を多数掲載しています。それらを「なんちゃってIT職場型」「低プレゼンス型」「コミュニケーション不全型」など9タイプに分け、タイプごとに「では、どうすればいいのか」という対策をまとめています。
もし目次を見て「この職場はウチのことだ」と当てはまるなら、早急に改善しないと、どんどんと人が辞めていくかもしれません。企業のデジタル化に欠かせないIT人材は、DX花盛りの今、引っ張りだこの状況です。職場環境の整備で優秀な人材が確保できるなら、実施しない理由はないでしょう。
感想・レビュー・書評
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IT人材とくくるよりは、日本企業の中でくすぶっている若者に通じる思いが語られてたように思いました。
「あるある」「そうだよね!」と苦笑する内容が多く、IT企業の管理職だけではなく、日本企業の管理職も職場の振り返りに一読されてもいいかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「システム運用の基本」と同著者の書籍
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ここで言う「IT職場」の事例は、ほぼベンダー側の視点で書かれています。
問題の根本はベンダー側のマネジメントにあるという論調が目立ちますが、発注側の問題にももう少し切り込んでくれた方がバランス的にも良かったのかな、というのが読み終えての率直な感想です。
最後の「運用軽視」と「SESの罪と罰」の章は本当にそのとおりで、日本におけるITのダメな部分はこの2点でほぼ説明できてしまうのでは、と思っています。 -
社内の皆に読んでもらいたいが先ずは役職者からかな。
「もう、読みましたよ」が、理想だけどw
著者プロフィール
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