リセットの習慣 (日経ビジネス人文庫)

著者 :
  • 日経BP 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296113682

作品紹介・あらすじ

シリーズ16万部突破!

自律神経の名医が説く「悪い流れを断ち切る」99の行動術。

「思い切って」「新たに始める」でワクワクする人生を!

文庫書き下ろし。

コロナ禍を経てじんわり続く停滞感や孤独感が、私たちの心身を知らない間にむしばんでいます。

こんなときに必要なのが、
「大胆に、意識的にリセットすること」
「戻すのではなく、新たに始めること」。

本書は「アフターコロナの処方箋」として、心身のリセット術を見開き構成で99紹介します。

□朝の1分で今日一日をイメージする
□一つひとつの「小さな達成感」を意識する
□帰宅したら着替える前にどこか一カ所片づける
□木曜日を「リセットデー」にする
□とにかく「10分」やってみる
□上手に孤独になる
□「自分が後悔しない」を考える
□「よく噛む」を心がける
□落ち込んだら廊下で「スキップ」
□終活は「安心して今を生きる」ためのリセット術

……など、今日からできて効果バツグンな行動術です。

感想・レビュー・書評

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  • 自律神経を整えることがたくさん
    書いてあったけど、内容は面白くなかった…。

    こういった本を読んだことがない人には
    オススメです!

  • リセットの習慣
    著:小林弘幸
    紙版
    日経ビジネス人文庫 こ16 2

    本書は、不安定、なんとなくすぐれない悪い流れを断ち切って、体調を整えるための本です。
    読んでいるとけっこうやっていることが多いと思いました。

    人の体は「流れに乗る」のは得意だが、「流れを変える」のは苦手
    リセットの基本的な考え方は、「悪い流れを断ち切り、いい流れに変える」こと

    気になったのは以下です。

    ■自律神経について

    ・自らの意思でコントロールできないのが自律神経

    ・自律神経には、交感神経と、副交感神経がある

    ・交感神経は、アクセル。身体を活発にする働きがある
    ・副交感神経は、ブレーキ。リラックスしているときに優位になる

    ・交感神経が過剰に高まると血管が収縮して血流が悪くなります
    ・副交感神経が高まっていくと、血管が弛緩し、身体の隅々の毛細血管まで栄養や酸素が届きます

    ・コンディションは、すべて睡眠から始まります

    ■アフターコロナ

    ・自分が決めたプラスワンを1日ひとつでもできたら、その瞬間に自律神経は整いリセットできます
    ・自律神経は、木曜日に数値がわるくなる。木曜日をリセットデーにする
    ・先延ばしマインドはやめて、とりあえず行動してみる
    ・無趣味な人は勉強がおすすめ
    ・朝1時間早く起きる

    ■減らす、片づける、軽くなる

    ・常に「今から何ができるか」を常に考える
    ・ものを減らすコツ。いつかはすべて捨てるもの。残すなら、大事なものをひとつだけ選ぶ

    ■決める、軸を持つ、ブレをなくす

    ・自分なりの軸をもつ
    ・持ち物は徹底して機能で選ぶ、デザイン性やブランドなどは一切関係ない
    ・軸とは、自分の強さ・弱さではなく、自分なりにきめていること。自分がこうすると決めれば、モヤモヤはなくなる
    ・人に期待しない。見切りをつけて、期待を手放す
    ・一流のコーチは、修正するところを1か所しか話しません

    ■自分との向き合い方をリセットする

    ・自分が達成したい、小さな目標を達成して、達成感を味わう
    ・イライラしているとき、多忙なときは、動作は速く雑になっています⇒あらゆる動きをゆっくりにする

    ■仕事との向き合い方をリセットする

    ・一流は100%、超一流は120%で準備する⇒想定外の出来事を徹底的に排除しておく
    ・時間の区切りをつけてやすみをとる。45分仕事、15分休み
    ・部下のミスを減らす、パフォーマンスを上げるためには、不安を無くして、リラックスさせること

    ■人との向き合い方をリセットする

    ・人と触れ合う距離を大切にする
    ・苦手な人 ①タッチする時間を減らす、②逆に積極的に関わっていく
    ・大事な人に感謝を伝える ⇒ 自分の時間を大切な人に使う
    ・「期待しない」と決める 「期待しない」のではなく、「期待しないと決める」
    ・あとで、こうしておけばよかったという後悔を少しでも減らす やらない後悔より、やった後悔
    ・お礼の連絡はすぐに
    ・曖昧な返事をしない。
    ・いわれたらすぐ動く⇒きめているのだから、動く。それだけ

    ・天気が悪い日は、注意のスイッチを入れる
    ・天気の悪い日は、自律神経がみだれがち ⇒ もっともいいのは、早く睡眠をとる

    ・闇深ければ暁近し ⇒つらくて仕方ないのであれば、夜明けをがまんしてまつ

    ■疲れが消える、体のリセット術

    ・猫背をやめる ⇒ 30分たったら、一度立つ

    目次
    はじめに:なぜ今リセットが必須なのか
    本文を読む前に―自律神経について
    第1章:アフターコロナの処方箋
    第2章:減らす、片づける、軽くなる
    第3章:決める、軸を持つ、ブレをなくす
    第4章:「自分との向き合い方」をリセットする
    第5章:「仕事との向き合い方」をリセットする
    第6章:「人との向き合い方」をリセットする
    第7章:ストレスが消える「日々のリセット術」
    第8章:疲れが消える「体のリセット術」
    Pick up!:リセットを応援する22の言葉
    おわりに

    ISBN:9784296113682
    出版社:日経BP 日本経済新聞出版
    判型:文庫
    ページ数:256ページ
    定価:800円(本体)
    2022年08月01日第1刷
    2022年10月05日第4刷

  • 産後から風邪引くと長引くし、子どもがいると自分のペースで動けないことにイライラ…
    何か心配ごとがあると眠れないし、自律神経乱れまくっているんだろうな~と思い手に取りました。
    少しずつ実践しようと思えることあり、読んで良かったです!
    ■メモ
    •『新しい習慣を取り入れる』『とにかく“動くほう”を選択する』流れを変えることができる。
    •朝5分のストレッチ
    •『お先のどうぞ』と相手に譲る
    •寝る前に軽く予定を確認、朝『一日の流れをイメージ』
    •先延ばしマインドをやめてとりあえず行動
    •帰宅したら着替える前にどこか1ヶ所片付ける
    •楽しそうに生きているのは『自分が求められているフィールド』で生きている人
    •気になったままを放置しない→とりあえず結論を出してそれ以上考えない
    •期待しないと決める。期待が自律神経を乱す
    •言われたら『すぐ動く』
    •朝食は起きてから1時間半以内にしっかり食べる
    •『よく噛む』マインドフルネス効果あり
    •寝る前に3分間『呼吸の時間』をつくる
    •タッピング 頭からこめかみ、眉間や目のまわり、鼻の下、あご
    軽くリズミカルに
    •頭から首にかけてツボ押し
    •落ち込んだりイライラしたらスキップ

  • 自律神経に悩んでるので読みました!
    イライラしてたり、忙しかったり、余裕がないときほど
    動きをゆっくりすること。極端にゆっくり丁寧に動くことで自律神経が整うとあり、日常生活で取り入れていきたいです!

  • これまでにも著者の本は何冊か読んでおり、概ね共感して本書の全99項目も自分のライフスタイルに合っているところも多く、あまり目新しい内容はなかった。

    それでも、そうかな?と思うところもいくつかあったが、(Reset31)試しながら「自分に合うやり方」を見つければ良い、ということなので突っ込みようもありません。

  • 日々の生活をリセットしたくて読んだ。一気に読み終えた。ただ、血肉になっているのかよくわからない。
    一つでもできそうなことからやればよいのだろう。

  • 心技体は三位一体。心を鍛えるならば、体にフォーカスした方がよいというのは、目から鱗。ベースとなるのは、自分のコンディションなので、とにかくまず体の状態を整える。メンタルを鍛えたいなら、「技」を鍛える方が具体的で効果が出やすい。しかもそうやって身に付けた技術が結果として心の余裕を生む。なるほど。

    ○帰宅した際、外出モードの勢いを使って何かをしてからリラックスすると良い。(片付ける、お風呂に入ってしまうなど)流れに乗って、前の作業の延長にしてしまう。
    ○自律神経を整え、常にコンディションを良くするには「細かくリセットする」がとても有効。自分が成し遂げた小さな事を意識しながら一区切り。深呼吸やストレッチ。
    ○嫌な事の対処法は①結論を出す、②それ以上考えない。例えば、「仕事だと割り切って手をつける」「上司の機嫌を取ることをやめる」そう決めたら、それ以上は考えない。
    ○落ち込んでいる時には、体を動かす。そういう時こそ、無駄な時間を過ごさない。落ち込んでいるとぐるぐる考えたり、何もやる気がせず、ただぼんやりとしてしまう。これが自律神経にとって1番良くない過ごし方。
    ○自分でスマホから離れる時間を決める。つい手に取らないためにも、物理的に距離を置くのが1番良い。
    ○ストレスを感じたとき、紙に書き出すことで思考が整理される。書き出して、ランク付けしてみると「それほどのことではない」と受け止め方がクリアになることがある。「起こった事実」よりも「自分がどう反応してるのか」によって起こるストレスの方が多い。
    ○嫌な仕事ほど始めるタイミングを自分で決める。「いつかやらなきゃ…」という思いこそが、不安や心配を生み、結果として自律神経を乱す。
    ○集中力が続かない時は「とにかく10分やる」を意識して繰り返す。
    ○ 玄関に忘れたくないもの(財布、携帯、時計)の張り紙をしておく。ミスが起こりやすい要素を極力減らす。小林先生は「酒と亀」(財布、携帯、時計、鍵、名刺入れの頭文字をとったもの)と貼り出している。
    ○長期休暇前日には①起きる時間を通常に戻す、②仕事の準備をする(身の回りを片付ける、仕事用の服や靴、資料等の整理をする)、③ちょっとだけ出かけて、少し仕事をする。(近くのカフェでもファミレスでもいいので、1時間程度)。それをしておくことで翌日に確実に良い状態でスタートを切ることができる。
    ○人との交流によって、自律神経を整えようと思ったら、自分にとって「感じの良い人」と付き合うのが1番。自分にとって「感じの良い人」を言語化し、意識すると、知らず知らずのうちに、自分もそんな人に近づいていく。
    ○家族との関係を良好に築くためには「自分自身が機嫌悪くならないこと」。

    • 村上マシュマロさん
      ご無沙汰しております、ゆきんこさん。
      「心技体は、三位一体。」「落ち込んでいる時には、体を動かす。」のフレーズは特に共感出来ました。
      大切な...
      ご無沙汰しております、ゆきんこさん。
      「心技体は、三位一体。」「落ち込んでいる時には、体を動かす。」のフレーズは特に共感出来ました。
      大切なことだと思います。
      感想を改めて拝読させて頂き、本当にそうだなぁと気付け、ありがとうございます。
      今年一年、私は殆ど読書が出来なかったけれどブクロク内で楽しめました。ありがとうございます。
      良いお年をお迎えくださいませ。
      2022/12/31
    • ゆきんこさん
      村上マシュマロさん、お元気でしたか?
      今年も読書を通して交流させていただき、うれしくありがたく思っております。
      今年もあとわずかですね。よい...
      村上マシュマロさん、お元気でしたか?
      今年も読書を通して交流させていただき、うれしくありがたく思っております。
      今年もあとわずかですね。よいお年をお迎えください。
      来年もこうして交流させていただけるとうれしいです!
      2022/12/31
    • 村上マシュマロさん
      ゆきんこさん、明けましておめでとうございます。
      昨年はご心配をしていただき、ありがとうございました。とても嬉しかったです。
      今年は、もう少し...
      ゆきんこさん、明けましておめでとうございます。
      昨年はご心配をしていただき、ありがとうございました。とても嬉しかったです。
      今年は、もう少し読書での交流を出来るように努めたいと思います。
      今年もどうぞよろしくお願い致します。
      ゆきんこさんにとって良いお年となりますように!
      2023/01/01
  • 著者は、元々は小児科医として研究し、医療訴訟の分野へ、そこから自律神経の研究を行っている専門家なので、この本はこれらの体験が生きたものになっている。
    知識を持ちつつ、いろいろな患者さんや事例を見ているので、他人からの視点として有意義となる。

    まず、定義。

    【リセットをするきっかけとなる悪い流れとは、】
    自律神経の乱れ →呼吸が浅くなる →血流が悪くなる →酸素や栄養が脳などの器官に運ばれない →冷静な判断や感情のコントロールが効かないこと。

    【リセットとは、】
    悪い流れに引き摺り込まれないように流れを断ち切り、いい流れに変えること。

    全99項目で観点を与えている本。見開き2ページごとに1項目が書かれているので、どこから読んでもよい構成になっている。ただし、1ページごとの内容はかなり薄い。そのため、そのほとんどは覚えられず行動に移せるであろう数個のみしか記憶に残らない。50個に絞って各4ページの方がよかったな。
    さらに、99項目あることで自分の行動に取り入れる内容は限られる。全部は出来ないので、数個やることが明確になれば全部読む必要はないと思われる。
    これらから、個人的には、この本で行動が変わりました!という人は少ないと思われる。99個の観点が書いてあるので一見多くを一気に知れる効率の良さに目を惹かれますが、結局はあまり記憶に残らないという効率が悪い自己啓発本の代表例かなと感じました

    今までの悪い流れや人生を変えたい!というものも含んでいるが、周りに流されずメンタルを強くする方法、自分を確立する方法論といえる内容となっている。要は事象や今までの自分との感情をリセットする断面的な話よりも、それをした後の継続性のほうが重要かなと思う。

    良かった項目が以下です。
    13「ゴール」でなく
    30「軸を持つ」
    36「イヤなこと」

    人生のリセットについて。
    コロナ禍になる前は海外旅行を年3回行く習慣を持っていた。持ち物と行動の制約として「行ったことのない国を選ぶ」「現地でのインターネット接続は行わない」「現地でのカード決済を使わない」の3点を自らに課していた。この制約の中で、楽しみを見つける、情報を探す、自分を見直し現地を知る。今思うと、敢えて別の環境でアナログにこだわったこの行動は人生のリセットを設けていたのかもしれない。
    ただし、日本の生活ではいろいろな制約が多すぎてこういった行動を起こすのに体力が必要だったり困難さが大きいと考える。今までを考えたこれからをどう過ごしたいか?これがこの本を読了した感想だったので、この問いへの回答を探して人生を見つけていきたい。

  • 東京駅のふらっと入った本屋さんで目について、
    東京ー新大阪間の帰りの新幹線で読み終えた。
    サクッと読めた。
    移動時間が1h30mを超える時、
    本屋さんに寄ってその時自分が1番気になる本を
    買って読み終えるの幸福度高くて良いかも。

    99個の行動術のうち、2024年1月時点で私の心に響いた行動術は、11個。詳しくはメモへ。

  • 自分にはあわなかった。流し読みしただけ。

    アマゾンの高評価が不思議・・・。

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著者プロフィール

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。1992年、順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了後、ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科を経て、順天堂大学小児外科学講師・助教授を歴任。
日本スポーツ協会公認のスポーツドクターでもあり、自律神経のバランスを意識的にコントロールすることで、心身のパワーを最大限発揮できることを提案。数多くのトップアスリートのコンディショニング、パフォーマンスの向上指導にかかわっている。自律神経研究の第一人者であり、書籍も多数刊行している。

「2022年 『ゴルフが上達する自律神経72の整え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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