トマトが切れれば、メシ屋はできる栓が抜ければ、飲み屋ができる (日経ビジネス人文庫)
- 日経BP日本経済新聞出版 (2023年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296119455
作品紹介・あらすじ
「汁べゑ」「くいものや楽」といった人気居酒屋を生み続けてきた楽コーポレーションの宇野隆史会長が、「小が大に勝つ」繁盛店作りのノウハウをエピソードを交えて分かりやすく語る。「繁盛しない店なんてない」をモットーとする宇野氏が、店の立地選び、メニュー作り、接客の極意を明かす。韓国・中国でも好評の書籍を待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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マッケンジーさんの感想を見て、手にした一冊。
期待以上の内容でした。
著者の宇野さんは1944年生まれで人生の大先輩ですが、そんな事を感じさせない若々しさを感じました。
宇野さんの考え方はつまらないのはやらない、面白いのはやるというのが基本です。
正直、私の仕事は飲食業ではありませんが、考え方はどの業界も根本は一緒かなあと思います。
今年は年頭から暗い話題ばかりですが、この本を読んで、元気をもらいました。
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話し口調のような文章が最初は好ましくないかなぁと思い読み進めていましたが、嫌な近さではなく絶妙で、最後は不快感なく読み進められました。
飲食店経営のお話なのですが、サービス業や、何か少しでも第三者にモノやコトを提供する業務に関わっていて、それに対して良くしていきたいなと思っている方は読んでいて面白いんじゃないかなと思います。
持ち続けて何か立ち止まりそうな時に再読したいと思います。 -
べらんめえ口調のトーンで記載されており、読み慣れるまでちょっと時間が掛かりました。
ただ、個人飲食店として生き残っていくための心構えが一冊を通して伝えられており、全ての「営業職」に響くエッセンスが散りばめられています。
読者を飲食店のマスターに絞るには勿体無い内容であり、全ての「モノを売る」「接客する」仕事の人に触れて欲しい一冊。
インベスターZの11巻の喫茶店マスターの話と合わせて読みたい。
想定する顧客、つまりマーケット管理の重要性にもカジュアルに触れられている。