40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考 5年後、望む仕事で稼ぎ続ける自分になる戦略

  • 日経BP (2024年6月15日発売)
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  • 本 ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296205295

作品紹介・あらすじ

40代になると壁を感じやすいのは、働き方や生き方において「選別」が始まるから。
自分はこのままでいいのかと悩むことは、我慢するのが当たり前だった人生から、自分で開拓していく人生に転換するための第一歩です。多くの人はこれまで「常識」にとらわれて、我慢するのは当たり前だと思い込まされていたのではないでしょうか。人生100年時代、ここで具体的な行動を起こすことがその先の未来を大きく変えていきます。
本書では、2011年から始めた勝間塾で実践してきた、「5年後、なりたい自分になるために必要な考え方」をお伝えするとともに、40歳から直面する具体的な働き方、生き方の悩みをロジカルに解決していきます。1つ1つの悩みに対する回答を読むことで、刷り込まれていた常識の壁を乗り越える思考法が身につくでしょう。「仕事の壁」を越え、起業や海外大学院留学といった夢を実現した40代、50代のケースも併せて紹介しています。キャリアに停滞感を感じている人、人生後半の生き方に悩む人に役立つ1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • アラフォー世代からの24の悩みに対して、勝間さんが会話形式で分かりやすく答えてくれる、とても読みやすい本。

    コアメッセージとして伝えている
    「1.我慢も努力もしすぎない」
    「2.やらなくてもいいことを見つけてスラック(余裕)を増やす」
    「3.ドリームキラーの話には耳を傾けない」
    は、真逆なことをしがちな私にとって、心に留めておくべき重要事項だと思った。

    それぞれの悩みに対する回答は、納得感があるものばかりだったが、加えて嬉しかったのは、勝間さんが厳選して紹介してくれた関連本が24冊もあったこと。何冊か既に読んだことがある本もあって、自分の選書もあながち悪くないと思え、安心したし、いつも勝間さんが薦める本は中身が深くて勉強になるので、とても楽しみだ。

    毎日の0.2%の改善も1年続ければ2倍の改善になるという。実際に自分の枠を越えられた勝間塾生の話も載っていて、ほんの僅かでも、新しいチャレンジを積み重ねれば、今は見えない世界も見ることができるのだなぁと感じた。

    簡単にできる一歩として、まずは、自分の市場価値を把握するために、転職エージェントに登録するところから始めようと思った。

  • 塾長の新刊本を熟読。
    人生相談に答えていくタイプでシチュエーションが思い浮かべ易かった。
    相談内容にマッチした勝間さんが紹介されていた読みたくなった本をたくさん積み増し。

    元公務員さんの卒塾生のご活躍眩しく。塾生の時に、小~大規模なチャレンジを繰り返されて独立後も、対象者を絞った寄り添い型の“公務員から起業”したい方に刺さる提案ができる方。
    塾生期間がズレていて残念…安彦さんのイベント参加してみたかった…。
    現塾生さんの異例のご経歴を初めて知り、注力されているテーマは調度私にとってもホットな分野で時々、イベント参加中~

  • 読んでいてなるほどと思うことばかり。5年後の自分を思い描くと、仕事に忙殺されて自分の時間を確保できていなさそうな気もするし、そんなことはなく意外にもゆるりと働き続けられそうな気がする。
    目下のところ、転職は考えていないが、本書を読んでいると転職をした方が人生楽しめるかもという気になってくる。
    人は人、自分は自分と思っていても、仕事の時間は1日3時間で後は自分の時間!と言う人を羨ましく思ってしまう。
    羨ましいならば自分が1歩踏み出すしかないのだが…。

    仕事やお金の話ばかりでなく、人との関わり方についても教えてくれており、自分がどういう人になりたいか明確化された思い。
    人の話をよく聞き、何かを始めるのに遅いことはないと常に学び続ける姿勢を持っている人に私はなりたい。


  • 本に書いてある事は、いつも勝間さんがお話ししてることではあるけれども、改めて文字にして読むと体系化されて整理されるような気がする。

    塾生が約5000人と言うのも驚き!

    特に心に残ったところ


    ・余裕を増やすためにやるべきことの優先付けが基本
    1番目2番目3番目と順番を考えるのではなく、
    今の自分がやらなくてもいいこと、やらなくても困らないことを配慮することが優先順位付け
    その際重要なのは、「これはほんとに私でないとダメなのか?」
    と言う視点。
    自分でなくても良いことを依頼されたら、きちんと断る。

  • 相変わらず本当に気付きが多い勝間さんの書籍。。

    以下メモ

    「努力で全て解決できる」という努力至上主義は、頑張ればどんな問題も解決できるんだ、といった間違った問題解決法を植え付けて、成果よりも努力の量が大事と履き違える原因となります。これは私の嫌いな公正世界仮説の1つで、私は以前から、頑張りすぎることの危険性を指摘してきました。

    特に、頑張り続ける、死ぬ気でやる、寝ずにやるなどの根性論的な発想は危険です。問題解決の糸口が見えないから、根性論に逃げているだけとも言えます。休みも取らず、睡眠時間を削り続けたら、パフォーマンスは上がらないし、蓄積疲労でミスをしやすくなり、いい結果が出る確率は下がります。もしあなたが、こんなに頑張っているのにどうして報われないのだろう、と嘆くような状況にあるなら、まずは頑張ることをやめてください。残酷なようですが、頑張りすぎが報われない一因です。

    努力するのは大事なことです。しかし、むやみやたらにするものではなく、本当に必要な本質部分にのみ集中して行うべきです。もし不必要なことに努力を重ねていたら、いつまでたっても結果が出ず、どんどん心が疲弊して、自分らしさもなくしかねません。努力のベクトルが正しいか、まずそこを考えてみてください。  また、我慢や努力をしすぎる人は、我慢や努力をすることに価値を見出すため、手際よくやっている人を見ると、ズルいとか汚いと捉える傾向があります。本当に尊いのは我慢や努力の量を増やすことではなく、成果を得ることです。もし得られる成果が同じだったら、我慢も努力もしないほうがいいに決まっています。我慢や努力をするとき、これは目標や課題を達成するために本当に必要な我慢か、本当に効果的な努力かをまず考えてください。

    ──

    やることを効率化するのではなく、
    やらなくてもいいこと、を見つけてスラックを作る。

  • 変化を恐れず新しい事に取り組むための思考法をまとめた本。自分の考えとかなり近いものが多く、共感できるものがたくさんあった。特に自分が大事だと思ったのは以下。

    1.毎日0.2%の改善の積み重ねが大きな成果を産む(複利効果)
    2.時間割引率を意識した行動の積み重ねが重要
    3.投資の基本は市場を読まない事
    4.体を動かせば仕事効率は上がる

  • 今年9冊目。いよいよアラフォー、先の見通しを持つため読んでみた。個人事業への思いが高まる(というか性格的にこれしかない)。

  • 新しい自分にチャレンジする基本が書かれてる本!
    40代になって何をすべきか考える良いきっかけになった!
    色んな本を紹介してるのがいいね。

  • 40代はいろんな意味で転機となる。
    肉体的にも精神的にも、これまでと変化が求められる時期。
    同じ様な悩みを抱えた40代に、著書がロジカルに回答している内容。

    この本だけでないが、著者が一貫している主張している「時間割引率」を意識した行動という考え方に共感する。

    未来の自分を助ける行動を意識したい。

  • 2024.08.29

    衝動的に読まねば!と思って買った本。
    いそいそと読み始めたが、分かってはいたが勝間さんが頭良すぎて、エネルギッシュすぎて凡人には真似できない…と思ってしまった。
    運動しろ、とか転職のチャンスが3回きたら行動するべきとか、0.2%の改善、とかいちいち言ってることがグサグサ刺さってくるけど、なかなか実行移せないなあ…と思うことばかり。
    特に上昇思考があるわけではなく現状維持も大変だけど仕事辞めたい、とゆるく考えてる私にとってはハードルが高かった。
    巻末のインタビューで、公務員を辞めて起業した方のお話もかなり刺さりましたが…やっぱり自分には無理って思っちゃう。
    やらない理由ばかり探している私には、良書だけど持っていると卑屈になりそうなので手放します。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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