森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像

  • 日経BPマーケティング
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296206582

作品紹介・あらすじ

再生の旗手、希代のマーケターとして知られる森岡毅氏の強さの根源を日経ビジネス記者が徹底解剖!
大きな挫折を経験した森岡氏はどのようにして立ち直ったのか。
快進撃の背景にある、森岡氏率いる100人の異能集団「刀」とは?
リスクを取り、新たなビジネスモデルを生み続ける森岡氏と仲間たちによる挑戦の物語。
マーケティングだけでなく、森岡流の組織論やリーダー論も学べる1冊!

あらゆるテーマパークの再生から、食品や外食の既存市場の成長など、マーケティングで結果を出し続ける森岡氏だが、そのすべてを一人で担っているわけではない。
森岡氏率いる精鋭集団「刀」の存在が背景にある。森岡氏は仲間とどのような言葉を交わし、様々なプロジェクトで結果を残してきたのか。
その息づかいを表現することで、森岡氏や彼が創った刀という組織の実態に迫ったのが本書だ。
一度挫折したプロジェクトも、停滞市場の事業だとしても、刀は諦めない。
最後までやり切るための思考と独自の「数学マーケティング」で道を切り拓く。

そして、自らをでこぼこな性格という森岡氏の組織づくりは強みを生かす。
「その物件、その人、その文脈、すべての事象には特徴がある」(森岡氏)
あらゆるものから強みを見いだし、組み合わせ、最強組織をつくる森岡流の組織論とは。
事例を通して森岡イズムを体得できる1冊。
これを読めば、あなたもきっと前を向ける!
すべてのビジネスパーソンに贈る勇気の書!

感想・レビュー・書評

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  • 今をときめく森岡さん。
    刀の今までの歴史もふまえての本。
    日経ビジネスの取材がベースになっているようであるが、多少PR色が強い。陽の部分ばっかりで、陰の部分がない。少しは陰の部分も取材で出てきたであろうから、そこも書いた方がもっと良かった。
    良い評判100%ではないと思うのでマイナス面についても切り込んでほしかった、そこがビジネス雑誌記者の良いところだと思っているので、その部分がっかり。

  • 備忘録
    ・結果を出さねば誰も守れない。どんな難しい戦局であろうと、やる限りは結果を出す必要がある。結果を出すためには何が何でもできることはすべてやらねばならない。

    ・協業期間で終わるコンサルではなく、クライアントの人材に定着させることが重要。魚が欲しい時に魚を外注し続けることは本質的な解決ではない。釣竿と釣り方を備える。

    ・チーム組成の考え方
    <個々の強み>
    1.戦略を打ち出すなど思考力が強い
    2.人とつながり伝える力が強い
    3.人を率いる力が強い
    ×
    <事業推進に必要な力>
    1.市場構造を読み解く力
    └真の競合は?
    └勝算はあるか?

    2.プロダクトを創る力
    └消費者は何を求めてるか

    3.プロダクトの価値を伝える力
    └消費者にどう広く認知させるか

    4.1〜3を回し、会社もしくは事業全体で推進する力

  • 「日本を強くする」という大義。

  • USJを立て直したことで有名な元P&G出身の日本を代表するマーケターの森岡氏率いる「刀」の話が多く書かれたこの書籍。全てのことを理性的に数値に基づいて決断する森岡氏の強みが改めてよくわかった。私も会社を経営している1人として「日本を元気にする」という使命を改めて感じることができた。

  • "消費者の購買行動には一定の法則がある。つまり、消費者の一人ひとりの消費の選択は一定の確率でランダムに起きるー.
    「アレンバーグ氏は、私が気付く十数年前にこの法則に気付いていた。彼の論文に巡り合ったときは大きな感動を覚えた」
    その後、アレンバーグを通じて知ることになったのが、森岡と年齢の近いオーストラリアの経営学者、バイロン・シャープだ。”
    シャープはコトラーの手法に異論を唱えた。
    森岡や刀の「数学マーケティング」はアレンバーググとシャープの考え方に近い。
    「我々の需要予測が精緻なのは、時間と距離抵抗を読むからだ」と明言する。
    千差万別の距離への抵抗感ー。
    「これを数学的に計算するのは不可能だといわれてきたが、統計学的に処理してしまう方法を彼は思いついたんですよ。」”

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