- 日経BP (2025年3月14日発売)
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感想 : 18件
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784296207497
作品紹介・あらすじ
シリーズ21万部超! 日本中の酒好きが期待する最新刊!
「お酒は健康に悪い」――そんな情報が世にあふれるようになり、厚生労働省も「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表した。
実際、アルコールの消費量は年々減り、酒を飲まない若い人も増えている。このまま、社会の中で「飲酒は悪。アルコールは毒」という認識が広まっていくのだろうか――。
だが待ってほしい。酒が毒ならば、なぜ「うまい」と感じるのだろう? 自然界に存在する毒には、体を守るために「まずい」と本能的に感じるはずだ。なぜ酒だけが、こんなに「うまい」と感じてしまうのか?
ヒトはなぜ酔っ払うのか。酔えばますます飲んでしまう。酒が毒なら、行動に歯止めがきかないような「酔っ払う」というメカニズムは危険だ。それなのに、なぜ脳は酒を欲するのか?
酒ジャーナリストである著者が、酒好きを代表して、医師や研究者などの専門家22人に対して取材。執念で突き止めたのは、さまざまな最新の科学的な調査・研究から浮かび上がった、酒と人体に関する「深いつながり」だった!
そして、専門家が自身の経験も踏まえた「こうすれば、健康的に飲み続けられる」ノウハウも判明。本書で一挙公開する!
"かつては「酒は百薬の長」などといって、「ほどほどに飲むと健康によい」が常識だった。
今は「少量でも体に悪い」という研究結果が明らかになり、世の酒好きはうんざりしている。
我々が酒を飲むのは、うまいと感じるから。マズければわざわざ飲まない。
うまいものを飲んで、何が悪いのだ! と言いたくなってしまう。"
――本書の「第1章」より
感想・レビュー・書評
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進化の過程で人間が苦味などの味覚を備え、アルコールを欲するようになったこと、酒の種類によって、味わい方が変わり、熟成期間や香り付け、温度などによって多彩な味わいを楽しめるようになることが面白かった。
しかし、面白かったのは最初に2割くらいで、あとは「なぜ酔っぱらうと酒がうまいのか」ではなく、酒と健康の話がずっと続く。そこは別の本に譲りつつ、本書ではタイトルの通り、人間が酒を求める理由をもっと掘り下げてほしかった。 -
端的にいうとタイトルに偽りあり…。
文化人類学的な視点からお酒のかかわりを書いた本かな?と思って読んでみたら、
最初こそそういった内容でしたが、後半は「酒デメリット全集、酒飲みのための人間ドック豆知識を添えて」みたいな内容です笑
ただ、お酒好きなので、やっぱり健康は気になる。
若い頃は二日酔い上等!くらいの感じで飲んでましたが、そんなことをしていると
お酒とどころか、この世との付き合いも短くなりかねん…。
膵臓の余力を調べるために、人間ドックの際は「MRCP」という検査を追加してみる、とか、
背中の痛みや便の不調の際は「膵臓がんも疑ってみよう」とか、
(膵臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるだけあって注意事項が多い)勉強にはなりました(決して楽しい読書体験とはいえないですが)
お酒大好き!な30代以降の方は一度読んでみるのもアリだと思います! -
『#なぜ酔っ払うと酒がうまいのか』
ほぼ日書評 Day883
Day881に続いて「"なぜ〇〇か" もの」。
例によって自分が立てた問いには正面から答えていない。
が、読む意義は非常にある。特にかなりお酒を召し上がる方にはお勧めしたい(ただし、何を何と言われようと、酒量を減らす気はない…という方は気分を害するだけなので、スルーで)。
飲みすぎて記憶がなくなること自体は、一時的なものなので、「前頭葉を休ませたい」という体の判断の結果なので、心配しすぎることはない。
ただ、酒を飲むことは一種の脳に対する報酬となり、報酬を与え続けていると有難みを感じなくなってくるので「休肝日」ではなくむしろ「キュウノウ(休脳)日」を設けた方が良い。
筋トレ後の飲酒は筋肉合成を妨げる(3割効果減とも)。筋トレをすることでドーパミンが出るので、それを習慣化していけばノンアルでも幸せ度アップ&脂肪も燃えやすくなるはず、うまくサイクルをつくろう。
中盤から、酒飲みに対する「警告」めいた内容が増えてくる。p.158からの「飲み続ける人が必ず受けたい病気を早期発見する検査」には、例えばこんな記載がある。
よく言われる「飲んで顔が赤くなる人は食道癌リスクが高い」にも理論的裏付けがある。
アルコール代謝中に生成されるアセトアルデヒドをさらに分解するのに時間がかかり、結果、食道が呼気や唾液中に含まれるアセトアルデヒドに、より長い時間晒されることで、発癌リスクが高まるのだ。
食道癌は「胃カメラ」検査で早期発見できるので、実施時に "酒好き" である、もしくは "飲むと赤くなる" と一言医師に告げるだけでキチンと診てくれる可能性が高まる。さらに最近ではAIの進化により、人間の目では見分けにくい異変を発見できるようにもなってきているという。
よなよなビールが出している「飲みづらいグラス」は面白い。早速、予約列に申し込んでみたが、この夏に販売できるロットが昨年11月の申込み分というから、軽く1年は待つ必要がありそうだ。
酒とEDの関係。直接的な因果関係は無いとのことだが、肥満が間接的にEDを招くこともある。
さらにはEDは動脈硬化等、多くの病の予兆とも考えられる。
最後に、短期的に飲酒が体に与える影響はかなりわかってきたが、慢性的な飲酒の影響は実はよくわかっていない。
酒の影響を調べるためマウス実験をしてみるが、「マウスは、アルコールを毒と認識するのか、飲むのを嫌がってしまう」ため、上手くいかぬのだそうだ。
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AUDIT
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/alcohol/0_1/proper/audit/
たまにこういう本を読むのは大事。
やっぱり最も怖いのは膵臓ガン。
胃の裏にあるので、検査もしづらいらしい。
食後1時間で腹痛や背中の痛み、消化しきれてない下痢などの症状が
みられたらすでに症状は進んでいるということらしい。こわっ
油ものも控えるようにしようと思う。 -
飲酒と原因とした各種疾患を分かりやすく様々な専門医と最新の知見を紹介
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⭐️学んだこと
•アルコールで脳が萎縮する
•大腸がんのリスク→アルコール、肥満、加工肉、赤肉
•女性は男性の半分程度の飲酒量でも肝臓にダメージを来し、重症の肝障害である肝硬変に至る飲酒量も男性2/3程度
•多量飲酒の女性の乳がんリスクは1.7倍
•閉経後には骨粗鬆症が怖い
•FIB-4 index
•度数の高い蒸留酒を飲むと中性脂肪が上がる
•ビールが好きな場合はS状結腸に、日本酒やワインを好きな場合は上行結腸にけ憩室ができる傾向にある。
•アセトアルデヒドもタンパク質と結合し、AGEsを生成する。
⭐️TO DO
•筋トレとお酒飲む日は分ける
→ジム行った日はお酒飲みたい気持ちが沸かない、これからも続ける。
•ジムでなら→デッドリフト、ベンチプレス、スクワット
自宅でなら→ブルガリアンスクワットする。
•タンパク質は1日3度の食事でそれぞれとる
→ヨーグルトや卵料理、納豆をプラス
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お酒は酔っ払わなくてよ美味しい。
ただ、リスクが多いことを学べます -
酒と健康に関する知識のアップデート。やはりアルコール摂取総量を減らすのが大事、ということで、本当に美味しい酒を選び、楽しんで少量飲む。というように飲み方を変えていかないと、合わせて生活習慣の改善も意識しないと、といろいろ考えさせられる。
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酒好きの著者が、酒好きに寄り添いつつ、いろいろ怖い話をするが、少しでも長く酒と付き合う方法を探っている本。
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お酒が大好きな私だが、この本を読んで「飲み方を変えよう」と心底思った。
様々な専門医が、「この病気にならないためには」という観点から飲酒によるリスクを語っている。
「1日当たりの純アルコール摂取量男性40g以上、女性20g以上」は生活習慣病気のリスクを高めるという文言が、各項で繰り返し、繰り返し記される。
ただ、しつこいだけでなくデータも提示されるので納得するしかない。
語り口は非常に軽やかで、読みやすい。
流石、日経。ソフトに事実の提示することで、恐怖マシマシ。
ただ、こんな飲み方もあるよ、という類の項も用意されている。 -
第1章 体に悪いはずの酒が「うまい」と感じる科学的な理由
第2章 こうして「酒は健康に悪い」と言われるようになった
第3章 あなたの肝臓が限界かどうか知る方法
第4章 酒を飲むなら筋トレしたほうがいい理由
第5章 飲み続ける人が必ず受けたい病気を早期発見する検査
第6章 楽しく飲んで健康になる方法
第7章 そうだったの? 飲むと影響を受ける体のアレコレ
第8章 読むと怖くなる!? 病気と酒の話
著者プロフィール
葉石かおりの作品
