- 技術評論社 (2025年3月7日発売)
本棚登録 : 286人
感想 : 32件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784297147280
作品紹介・あらすじ
「自分がひっかかるわけない」
そう思ってる人が、なぜカモになるのか?
被害者が年々増える一方の特殊詐欺で使われる手口を体系化。
・本物と錯覚させる
・美味しい話で惹きつける
・話術と仕掛けで信用させる
・考えられない状況に陥れる
被害例をもとに、だましのテクニックとだまされる心理の仕組みがわかる。
あなたを、親を、子どもを、被害から守るための知識を金融犯罪対策のプロ集団が解説。
【巻頭付録】詐欺一覧表
みんなの感想まとめ
詐欺の手口や心理を理解することは、私たちを守るために不可欠です。相手の考え方を知り、自分の欲求を見つめ直すことで、詐欺の罠を未然に察知できるようになります。本書では、詐欺師がどのように人間の弱みにつけ...
感想・レビュー・書評
-
相手を知り、自分を知ることは重要である。相手がどのように考えているかを理解することで、詐欺の手口を未然に察知することができる。
詐欺の基本は、人間の弱みにつけ込むことである。楽して儲けたい、面倒なことは避けたいという本質的な欲求を逆手に取り、お金を巻き上げるのがその手法だと感じた。
対策としては、まず怪しいものは無視すること、そして身に覚えのないものには反応しないことが重要である。さらに、事前に確認・チェックを行う姿勢も欠かせない。
また、衝動的に行動しないこと、我慢する力を持つことも必要である。詐欺は人間の本質的な心理を突いてくるため、それらの仕組みを理解していれば、「これは怪しい」と気づくことができる。
結局のところ、多くの詐欺は無視することで回避できる。相手は「数打てば当たる」という戦略を取っているに過ぎない。
無駄な損失を避けるためにも、詐欺に騙されないための知識が不可欠である。「知は力なり」という言葉の重みを、改めて実感した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数々の「IT系だます技術」をケーススタディも交えて解説。ほぼほぼ一般人向けなので、技術的に詳しくなくても読み進められると思います。
個人的には、みんな一度は読んだら良いのになーと思う本。 -
サクッと読める内容だが、自分は騙されないと思い込むと痛い目を見る事は必定。分かりやすく書かれているので年毎にアップデート版が出たら嬉しい。
親が子どもに対する愛情(昨今ではそれも怪しいが)以外は基本的に「利」が絡んでいるから、その辺を念頭に本書を読んでサバイブしていきたい。 -
為になりました。
-
中高年や10代などリテラシーの低い人向け。この本の内容が薄いなどと考えられるのは、インターネット黎明期である程度ブラクラなどを経験して、「疑うこと」が身についている方達だと思う。(そもそも、「疑うことができる」ことは、わりと特殊技能だと思っている)
事例も多いので、ITパスポートとかと同じレベルで読めばいいのではないだろうか。 -
•事例の数が多い
•1時間ほどでサクッと読み切れる
•社内のソーシャルエンジニアリング対策に活かせそう -
最近の詐欺手法と対策法について書かれた本。
「こんなことでだまされる人いるの!?」と思うものから「これは確かに騙されそう」というものまで、いろんなだますテクニックがあるのだなと感心した。
銀行口座の売却とか、なんというか本当に切羽詰まってる人が騙されるのだろうなと。
偽の無料ライブ配信というのは、自分も騙されそうになったことがある。好きなバンドがフェスにでるというので、どこかで配信されてないか調べたらヒットしたのだけど、そのサイト以外でそのサイトで配信しているという情報がまったくでてこず。まあ、調べる癖をつけてたことで、騙されなかったのかもしれない。
なりすましの音声とか動画とか、生成AIでとくにやりやすくなってるのだろうなという印象。Sora2とか、本当実際の動画と見分けがつかないし、より騙される人も増えてしまうのだろうな。ある意味、怖い世界になったものだと思う。
ワンタイムパスワードを設定しておけば安全と思ってたけど、確かになりすましサイトに誘導されてパスワードを入力したときに、裏でリアルタイムでログインされていたら確かに分からないよなと。この本には書いてなかったけど、そういうのを「リアルタイムフィッシング詐欺」というらしい。そんな時間や技術があるなら、リスクを冒さずに真面目に働けばいいのにと思うのだけど、それ以上のうまみがあるということなのだろうか。
「電話帳ナビ」については調べるだけでなく、アプリもあるということを書いたらいいのにと思った。「電話帳ナビ」のアプリをいれたら、電話がかかってきた時点で登録されている電話番号ならどこからかかってきたか分かるので、調べる必要もないし。このアプリは本当、入れておいたほうがいいと思う。
警察への相談電話の「#9110」と消費者ホットラインの「188」は頭の片隅にでも憶えておきたいと思った。 -
サイバーセキュリティの枠を超えて、人々の財産を騙し取る犯罪の撲滅・未然防止を図るべく放たれた良書。
急増する詐欺被害は誰もが関係するコトだけに、しっかり勉強して”騙されないように”備えたい! -
-
阪南大学図書館蔵書検索OPACで貸出状況や所在を確認↓
https://opac-lime.hannan-u.ac.jp/opac/volume/931883 -
詐欺の手口について広く浅く軽く読める内容でした。技術的な内容にはあまり触れず、手口をストーリーから紹介しているところが読みやすかったです。
国際電話不取扱受付センターのことは知りせんでした。迷惑電話拒否のサービスはどれも有料という印象なので、無償なのは意外でした。 -
買ってない宝くじ当たったとかはともかく、手続きがどうこう系は騙されそうで怖いな〜
-
セキュリティを専門とする企業の金融犯罪対策を行う部署の専門家による
詐欺の手口等について解説した本。
日々詐欺のニュースや注意喚起が流れていても、詐欺の被害は後を絶たない。
犯罪者にまんまと心をかき乱されてしまう人もいれば、
「自分は詐欺とは無縁」と思い込み結局は騙される人もいる。
本書では様々な詐欺の手口を紹介し、対策について解説している。
難しくない言葉で、語り掛けるような文章なので、非常に読みやすい。
一気に読めるような内容であるが、
1トピックずつ、繰り返し詐欺対策として呼びかけるのも有効と思われる。
詐欺対策の教科書になりうる一冊である。 -
紙が分厚くフォントが大きく、行間と余白が広い、情報の薄い本。
今更この本読んでそうなの、って思う人がいるのか。
具体性と臨場感がなく、書き散らし系と感じた。
ネット見ない人への警鐘になればいいんだろうか。 -
技術的に詳しくなくても読み進められる。
詐欺の事例が書かれている。 -
読みやすくて良かった
第1章 本物と錯覚させる
○本物をコピーして同じ見た目にする
・メールの差出人はかんたんに変更できてしまう
・URLやメールアドレスを本物と勘違いさせる
・本物のサイトと同じ見た目や動きにする
○銀行からの手紙と同じ文章を使う
・実際におこなわれていることなので調べてもウソだと気づけない
・本物と同じ文章なので違和感がない
・「面倒なことになる前に解決したい」という心理につけこむ
○なりすましで本人だと思わせる
・著名人になりすまして安心させる
・本人の名前と顔写真でアカウントを作り、本物だと錯覚させる
・免許証があっても本人とは限らない、簡単に偽造できるため
・「知識、経験、人脈が豊富だから儲かりそうだ」と思わせる
第2章 美味しい話で惹きつける
○「お得なチラシ」と思わせる
・近隣店舗のお得なチラシで興味を惹く
・「期間限定」「初回限定」といったうたい文句で、急いで利用させる
・QRコードで偽物を見分けにくくする(クイッシング)
○「かんたんに稼げる」で興味を惹く
・「手間をかけずにお金が手に入る」魅力をちらつかせる
・「必ずしも犯罪といえない」と正当化する、実際には売買した口座が詐欺などで使われると、口座の持ち主まで操捜査される
・インターネットバンキングの契約をしていない口座は使い勝手がいい
○「無料」で釣ってアクセスさせる
・「大好きなスポーツをリアルタイムで観戦したい」という欲求に訴える
・「無料」の魔力で釣り上げる
・「費用は請求されない」との表示で不安を与えずクレジットカード情報を入力させる
○「当選しました」で釣る
・当選はつい気になってしまう
・大金を見せられて、期待する気持ちが膨らんでしまう
・「当選金をもらえるなら手数料など大したことない」と思ってしまう(アンカリング効果)
・犯人を特定しづらい手段でお金を手に入れる(電子ギフト券)
○ラッキービジター詐欺という当選詐欺と似ているものもある
○「今なら安い」ですぐに買おうとさせる
・詐欺サイトは検索結果に普通に表示される
・「今買わないと!」と購買意欲を掻き立てる
・気持ちが昂っていると、自分に都合がいいように解釈してしまう
第3章 話術と仕掛けで信用させる
この章が1番長かった
○実在する役所の部署を装う
・「公的機関だから大丈夫」と思ってしまう
・事実を利用してだます
・具体的な利益と指示を示して行動させる
○個人情報を使って話すことで信じさせる
・本人の名前や住所を伝えて本物だと思わせる
・個人情報はさまざまな手段で入手する
○履歴書の情報
・本当は怖い「短時間でかんたんに稼げる!」「即日高収入!」のバイト求人
・個人情報を渡してしまうと、もう逃げられない、氏名、顔写真、住所、電話、連絡先で脅す
・さらに逃げられないようにする恐ろしい手口、身分証明書、建物名、部屋番号、郵便ポスト、銀行口座、実家の両親の氏名
○「そうかもしれないのと思わせる理由をつける
・「特殊な操作」と説明して納得させる
・無知につけこむ
○「後ほど担当よりご連絡します」とリアルなやりとりを見せる
・複数の人物で連携してだます(劇場型詐欺)
・緻密な演技で本当の話だと思ってしまう
○長期間にわたりコミュニケーションをとることで信頼関係を築く
・恋愛感情を利用する
・じっくりと時間をかけて信じさせる(単純接触効果(ザイオンス効果))
○「仲間がいるから大丈夫」と思わせる
・仲間がいると安心する
・成功した人を見ることで「自分も儲けられる」と信じてしまう
・一度信じたものを疑うのは難しい(確証バイアス)
○本当だと一度証明して安心させる
・用意したアプリで、儲けが出ているように見せかける
・まちがいなく投資ができていると思わせるために、資金を一度引き出させる
・手間がかかる分、リターンも増える(投資詐欺は、ほかの詐欺に比べても1件あたりの被害額が大きい)
○「なりすましじゃありません」という音声で本人と信じ込ませる
・音質は聞き分けられない(AIで15秒の音声サンプルデータがあれば、似た声を生成できる)
・「そうかもしれない」と思わせる理由を提示する
・「まちがいないだろう」という思い込みを利用して誘導する
○なりすました人物の動画で信じ込ませる
・著名人と直接会話することで、舞い上がって不安がなくなってしまう
・偽ビデオ通話をディープフェイクで合成する
・多少の不自然さも、経験則や直感で自分の都合のいいように解釈する(ヒューリスティック)
第4章 考えられない状況に陥れる
○「使えなくなる」不都合で焦らせる
・実際におこなわれている利用制限を装う
・利用している口座が使えなくなると通知し、慌てさせる
・携帯電話にSMSで偽のメッセージを送る(スミッシング)
・ワンタイムパスワードも安全ではない(詐欺サイトでは)
○「盗まれている」で焦らせる
キャッシュカード詐欺盗
・犯罪に加担してしまっている可能性で一気に焦りや不安が広がる
・すぐに解決策を提示されることで、疑う余地がなくなる
・「警察官」と名乗られ、すべてを信じ込んでしまう
キャッシュカード詐欺盗の被害者は高齢の女性が多い
○「捕まる」で不安にさせる
・「逮捕状」という印字で本物だと思い込ませる(封書で逮捕状が送付されることは、制度上ありません)
・電話でさらに逮捕の不安を煽る
・猶予を与えず、冷静な判断ができないようにする
○警告画面で焦燥感を煽る
・正常なサイトに不正な広告を掲載する(アドウェア)
・ウイルスを検知した通知と警告画面で動揺させる(マルバタイジング)
・消えない画面で焦らせる
・解決策をぶら下げてお金を出させる
終章 だまされる可能性を下げるには
○パソコンやスマートフォンの通知をオフにする
・焦ったり疲れていたりするときにメッセージを見てはいけない
・「通知の許可を求めています」に注意
・緊急時の連絡方法を話し合って決めておく
○メッセージはまず疑う
・受け取ったメッセージは信用しない
・日頃から意識する
・確認しなければいけないメッセージは慎重に見る
○オフィシャル情報を確認する
・メールやSMSの本文に書かれているメッセージとURLを見比べてみる
・これだけで完全に見分けることができない点に注意
○URLにアクセスする際は事前にチェックする
・不正サイトはアクセスするだけで危険
・安全なサイトか事前にチェックする、詐欺サイトチェッカー(https://checker.sagiwall.jp/#notesonuse)、•aguse.jp (https://www.aguse.jp/)
・URLスキャンサービスが100%安全なわけではない
○電話番号をチェックする
・知らない電話には出ない
・怪しい電話をブロックする、まずおすすめなのは、「国際電話不取扱受付センター」(0120-210-364)を利用すること
・かけ直す前に電話番号を調べる、「電話帳ナビ」(https://www.telnavi.jp/)など
○広告ブロッカーを利用する
・詐欺広告が表示されないようにして、まちがってクリックしないようにする、たとえば、「Adblock Plus」
・広告ブロッカーを過信しない
○「相談は恥」と思わない
・相談・共有することを心がける
・相談する相手を決めておく
・相談窓口を活用する、警察には、相談専用の電話番号「#9110」があります。最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口につながる、「消費者ホットライン」の「188」への相談もおすすめ
-
騙しの最新トレンドがよくわかる
