大事な順に身につく 説明の「型」 ~相手にイライラされない、“伝わる”説明の技術
- 技術評論社 (2025年3月18日発売)
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感想 : 2件
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784297147808
作品紹介・あらすじ
「説明が伝わらない」
「相手にイライラされる」
仕事の現場で、そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
本書は、伝わる説明のテクニックを「大事な順」に紹介した書籍です。
世の中にはたくさんの説明のテクニックがありますが、テクニックを多く知ることが、そのまま説明力の上達につながるとは限りません。
大事なことは、
相手に伝わる効果の高いものから少しずつ、
テクニックを実際に使えるよう身につけていくことです。
・最重要レベル:「何が言いたいの?」をなくす「型」
・説明上手レベル:「わかりやすい」に磨きをかける「型」
・説明達人レベル:聞き手の「感情」を動かす「型」
本書では、重要度別に章を構成し、
また、テクニックごとに、すぐに実践できるよう練習問題をつけています。
「理解」→「実践」で、
一歩一歩、大事な順に身につけましょう!
<すぐに実践できる!公式のように使える「説明の型」もあわせてご紹介>
感想・レビュー・書評
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「伝わる説明の技術」の要点
第0章:説明する前に意識してみよう
伝わらないのが当たり前:話し手と聞き手は異なる「フィルター」を通して情報を受け取る
日本語特有のリスク:主語の省略、指示語の多用、敬語の複雑さ、「察する文化」が誤解を生みやすい
聞いてもらうためには日頃からの信頼関係構築が不可欠
返報性の原理:日頃から相手を尊重し真摯に対応することが重要
第1章:伝わる説明のための準備
準備の重要性:「準備が9割」、十分な準備が伝わりやすさと自信につながる
理解せずに説明するリスク:業務に支障が生じ、信頼を失う
相手の「当たり前」を知る・推測する:相手の知識・経験・価値観に合わせた説明が必要
説明の「目的」と「ゴール」を明確にする:何のために説明し、相手にどうなってほしいか
必要な情報を洗い出す:6W3Hを活用し、相手視点で必要な情報を考える
練習も準備:「理解する」と「できる」は違う、リハーサルが自信につながる
第2章:最重要レベル:「何が言いたいの?」をなくす「型」
話し始め「型」:テーマ・目的・ゴールを冒頭で共有
本題の伝え「型」:結論から話し、「時間が10秒しかなかったら?」と考える
わかりやすい言葉の遣い「型」:相手の頭の中にある辞書に載っている言葉を使う
具体的な話し「型」:数字や固有名詞を使って具体的に話す
簡潔な話し「型」:短いセンテンスで区切って話す
混乱の防ぎ「型」:余計なことは言わない、ポイントは3つまで
「型」を意識しすぎない:最終的な目的は「伝わる」こと
第3章:説明上手レベル:「わかりやすい」に磨きをかける「型」
事実と意見を分けて話す:客観的データと主観的解釈を区別して伝える
「言い切り」で話す:確実なことは「~です」と言い切る
抽象と具体を使い分ける:相手の理解度に合わせて適切に選ぶ
具体化のし「型」:相手の頭に映像が浮かぶように話す
抽象化のし「型」:共通項・カテゴリー化・概念化で本質を伝える
「たとえ」の使い「型」:「具体→抽象→別の具体」で翻訳する
共感を示す話し「型」:相手の立場や状況を認め、言葉にする
反応に応じた話し「型」:相手の表情や反応を見て臨機応変に対応
メリハリのつけ「型」:スピード・声の強弱・抑揚を使い分ける
繰り返しの伝え「型」:大事なことは表現を変えて繰り返す
業務指示の伝え「型」:目的・意義から具体的行動指示まで6ステップで伝える
状況説明の「型」:PREP法、SDS法など様々な型を状況に応じて活用
質問対応の「5K」:感謝、傾聴、確認、回答、感謝の5ステップ
表現力を磨く:多様な言い換えができると的確さと専門性が伝わる
第4章:説明達人レベル:聞き手の「感情」を動かす「型」
五感を意識した表現:視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚に訴える言葉で共感を呼ぶ
ストーリーテリングの力:共感できるストーリーは事実だけより記憶に残りやすい
「質問」や「間」の使い「型」:適切なタイミングで質問や間を入れ注意を引く
引用の力:権威ある人物や研究結果の引用で説得力を高める
抽象化と具体化を使いこなす:本質を捉え理解を深める思考力を鍛える
「たとえ」をスムーズに繰り出す「型」:日頃からたとえ話をストックしておく
要約力を磨く:核心部分を残し、不要な情報を削ぎ落とす
結論を後に語るテクニック:交渉事や感情に訴えかけたい場面で効果的
プレゼンテーションの工夫:次のスライドへの「ブリッジ」で期待感を高める詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
海津佳寿美の作品
