猪木伝説の真相 天才レスラーの生涯

  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299000095

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  • 「燃える闘魂」アントニオ猪木。

    引退して20年以上がたつにもかかわらず、日本中、否世界中にその名は轟いている。

    プロレスラーとしてリング上で闘うだけでなく、24時間アントニオ猪木でいることで、常在戦場の人生を生き抜いてきた。

    不世出の天才レスラー、20世紀のスーパーヒーローを、間近で見てきた男たちの、そして猪木本人へのインタビュー集。

    圧倒的読み応えに加えて、今になっても新しい事実が掘り起こされてくることに驚かさせる。

    「タイガーマスクというのは、飛んだり跳ねたりするだけのレスラーじゃない。猪木イズムの結晶、猪木イズムがつくりあげた芸術なんです」(佐山聡)

    「猪木さんがやったことを考えると、あの人はやっぱり度胸があるんだよ。プロレス界でもいちばん度胸があったんだよ。アリ戦もそうだし、ルスカ戦もそうだし。(中略)だから猪木さんは内弁慶じゃなくて、いつも外を向いているんだよ」(前田日明)

    「後悔はあるかといえば……ああやればよかったなって思うことはあるけど、そんなことを考えているヒマがないというか、次に走り出していますから。人間というものは夢を諦めたほうが楽でいいんですよね。そっちのほうが楽なんですよ。でも、俺は夢を追いかけ続けたいんです」(アントニオ猪木)

    燃える闘魂の闘いは続いていく。

  • アントニオ猪木について本人を含む13人が語る。夢想家のスーパースター、猪木。いろいろなトラブルもあったけど、やっぱりみんな猪木さんのことが好きなんだなということが、よーく伝わってくるインタビューばかりでした。

  • 僕が何十冊か所持している「猪木本」に、
    また新しい一冊が加わった。宝島から出る猪木本だか
    ら、もちろん証言シリーズの形式を踏襲。「不世出」
    と表現される史上最高のプロレスラー、アントニオ猪
    木について、その周辺に居たプロレスラーや関係者へ
    のインタビューをまとめたモノ。驚くべきは、猪木本
    人もインタビューに応えていること。

    物心がついた頃から今に至るまでアントニオ猪木は僕
    の「神」である。猪木が黒と言えば白いものでも黒だ
    し、猪木が右に行けば当然自分もその方向に進む。
    「猪木信者」というのは本当によくできた言葉で、同
    じような感情を抱き続けて今に至っている同士がウジ
    ャウジャ居る。

    アントニオ猪木はプロレスを「たかがプロレス」にし
    なかった人。僕はテレビで猪木の大一番を見る度にど
    んどん魅了され、取り返しの付かないところまで来て
    しまった。総合格闘技やボクシングにも印象的な試合
    は幾つもあるが、それよりも真剣に見ていたのが一連
    の異種格闘技戦や大木、シン、ハンセン、ラッシャー
    木村らとの闘いで、今になっても一連の流れを思い出
    せる。たかがファンである僕がそうなのだから、同業
    者であるプロレスラーたちの猪木へのリスペクトは相
    当なもの。どのインタビューを読んでも、それを強く
    感じた。

    そんな猪木だが、さすがに残された時間はそれ程多く
    ない気がする。もし猪木に何かあった場合、僕がどん
    な精神状態になるのか皆目見当が付かない。ずっと大
    好きだったプロレスから離れるとしたら、その時なの
    かなぁ、という気もするが、果たして・・・。

    この本を読んでも、いわゆる「謎」は解明されない。
    しかし、僕と同じくアントニオ猪木に人生を変えられ
    た人たちは読まずには居られない筈。特に佐山聡、前
    田日明、藤原喜明のインタビューは必読。
    かなりイケます、この本。

  • あんま真相は無かった しかも大仁田とかじゃないほうが

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著者プロフィール

1943年横浜生まれ。本名・猪木寛至。57年、家族とともにブラジルへ移住。60年に力道山にスカウトされて帰国し、日本プロレスに入団。同年9月、大木金太郎戦でデビュー。71年に日本プロレスを追放され、翌年、新日本プロレスを旗揚げする。ボクシングへビー級王者モハメド・アリとの「格闘技世界一決定戦」を行うなど、常に戦いの新たな地平を示し続け、プロレスの黄金時代を築く。89年には参議院選挙に出馬し、プロレスラー初の国会議員になる。98年に現役引退。2013年からは2期目の参議院議員を務め、19年に政界引退。おもな著書に『アントニオ猪木 闘魂語録大全』(宝島社)、『猪木力 不滅の闘魂』(河出書房新社)など多数。

「2022年 『最後に勝つ負け方を知っておけ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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