地球温暖化 「CO2犯人説」は世紀の大ウソ

  • 宝島社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299000828

作品紹介・あらすじ

9月に開催された「気候行動サミット」で注目されたのが、
スウェーデン生まれの16歳の少女、グレタ・トゥーンベリさんのスピーチ。
感情的かつ厳しい言葉による環境破壊への非難は、世界中から賞賛を浴びた。
2019年のノーベル平和賞の候補にも推薦されたという。
しかし、グローバルな環境保護は本当に喫緊の課題なのだろうか――。
地球温暖化によって一体誰が困っているのだろうか?
海洋プラスティックによる汚染が問題だといわれるが、本当に人体に影響はあるのだろうか?
自然エネルギーは本当に環境にいいのだろうか?
貧困国に経済発展より環境問題が重要だといえるのだろうか?
地球温暖化、海洋プラスティック問題などの環境汚染と、
リサイクル運動など環境保護運動の科学的検証と経済合理性を大テーマに、
環境保護運動の「おかしさ」を突く。

感想・レビュー・書評

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  • 地球温暖化がCO2起因なのか、これは議論が必要だと思っているが、これを科学的に人為的CO2起因ではないと説明している本なのではないかという期待を元に手を取った。

    この部分は冒頭の1章に書いてあるが(執筆者丸山さん)、参考文献に乏しく、参照をよく見ると自分の自分の出版物だったりする。これではお粗末ではないか。

    その後の章は人為的CO2起因でないことを前提とした温暖化の議論になっているので、出だしでくじかれる時点で意味をなさないと思う。

    もう少し頑張って根拠を乗せてほしかった。

  • 最近は地球温暖化よりも気候変動というフレーズを聞くことが多いと思っているのは私だけでしょうか。都市化によって都市の気温は上がっていることはあっても、全体的には気温が上がっていないとか、実は精査してみたらそれほど温暖化していなかった等、色々と事情が変わってきているような気がします。そして最近では台風や大雨のような気候変動が話題になってきているようですね。二酸化炭素を削減すれば温暖化が防げると取り組んできて、もう20年近くになると思います。

    社会人を始めた30年前から話題になってきた真相が実は違っている、ということをこの本では解説しています。排出権取引は今では騒がれていませんが、これが出てきたころにはなにか胡散臭いなと思っていました。

    地球温暖化はどの程度になるのか、一方で心配されている寒冷化とどちらが人類にインパクトが大きいのか、そういう観点から今後は議論が進むと良いかなと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・気候変動モデルの根本的な欠陥は、雲が気温に与える効果の見積もりがまるで間違っている、雲の効果はCO2の5倍以上あるにもかかわらず、そうした効果を組み込んでいないので、実際の地球気温変化を再現できていない(p8)

    ・もともとIPCCでは2000年以降は急速に温暖化が進むと説明していたが2010年になっても温暖化の兆しがみえなかったため、2013年に発表した第5次評価報告書では、気温が急激に上昇するのは2030年頃からだと理由もなく時期をずらした。にもかかわらず2015年頃から指摘され始めた異常気象にたいして温暖化が原因であると迷走し始めた(p18)

    ・太陽の黒点周期が長くなる(通常11年が12年)とは、太陽の活動が弱まっている時期も長くなる、気温が上がらなくなる(p23)

    ・現在の大気組成では水蒸気のほうがCO2の寄与よりも10倍大きい、また水蒸気は過飽和となると雲を作ってアルベドを高めて地球を冷却する効果がある(p37)

    ・水蒸気が少ない上空ではCO2温暖化は起きるが、地表では水蒸気のマスキング効果によって温暖化は起きない。1900年にオングストロームがこの点を指摘した後の30年間はCO2による温暖化問題を取り上げる学者はいなかった(p59)

    ・気候モデルの全てが気候の形成と変動に最重要な役割を持つ太陽エネルギーを不変として扱っていること(p159)

    ・異常気象の原因は偏西風の蛇行によるが、その原因は大陸の配置の複雑さによる、地球にある陸地の7−8割は北半球に集中しており、海水と大陸では温度を変化させるのに必要な熱量は異なる、そして温度分布が複雑になり偏西風を蛇行させる(p216)

    2020年4月18日作成  

  • 1945~85年は第二次世界大戦後の高度成長期。CO2の排出量は増えている。気温は上昇していない。産業革命以降、世界の気温は1℃しか上昇していない。1960年と比較して現在のシロクマの数は増えている。シロクマは6000年前の現在よりずって暖かい時代を生き延びた。1983年以降、地表の森林面積は7%増加している。CO2を出しても7割は植物の光合成に使われ、それが穀物の生産を促進する。環境問題を考えるとき地球温暖化は現在取り組みべき優先順位として高くない。また、それをもたらす要因として、CO2が果たす役割は大きくない。CO2排出削減一辺倒の環境対策はむしろ弊害である。

  • 地球環境について語るのは簡単ではない。いつくもの不都合な真実があるからです。CO2だけ減らせば済むという簡単なものでもない。すべてを地球規模で考えなければいけない時代になっている。そして、マスコミは都合の良いことだけを報道し、本質的な部分については何も語らない。SDGsも表面的なところだけを扱うのは簡単であるが、2030年に向けて国際協調し取り組むのはなかなか難しいだろう。
    彼女は誰かに扇動されいるようにか感じられない。

  • 一面的なものの見方をしがちな自分を戒めるため、ある事柄について考える際には可能な限り複数の立場からの意見に目を通すことにしている。

    本書は格好の題材である。

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