合唱 岬洋介の帰還 (『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 281
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299004185

作品紹介・あらすじ

12ヵ月連続刊行4冊目は、累計127万部突破の大人気「音楽ミステリー」シリーズ最新刊です! 天才ピアニスト・岬洋介が旧友の危機を救うため、地球の裏側から急遽駆けつける。そして悪徳弁護士や熱血刑事、死体好きな法医学者たちと相まみえ……。フジテレビ系連続ドラマ「悪魔の弁護士 御子柴礼司」や連続ドラマW「ヒポクラテスの誓い」などドラマ化もされた人気キャラクターたちが集結! “どんでん返しの帝王”中山七里が長年温めていた作品、ついに刊行です。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。

2020年は中山七里作家生活10周年です! 記念に、出版社横断で前代未聞の12ヵ月連続刊行に加えて“あなたが小説のキャラクターになる+オリジナル書き下ろし小説プレゼント”キャンペーンを実施中!詳しくは本に挟み込まれているチラシをご確認ください。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルにも名前が入っているし、メインの探偵役(?)も岬洋介ではある。

    が、シリーズキャラクター総出演で、岬洋介シリーズというより、筆者によるファン感謝デー的作品といった感じ。

    オールスターキャストが登場し、それぞれのシリーズを読んでいる読者としては、楽しい。

    意識を失っている間に、被疑者が銃殺され、覚えがないのに逮捕されてしまう。
    恐ろしい状況だったわりに、解決はややあっさり。

  • 『約束を果たしに来ました』!うほー。←嬉しすぎて奇声あげちゃった!岬洋介シリーズ最新刊にして中山さん作品のあの人、あの人、あの人が!ひとつの物語に終結。豪華すぎて読むのがもったいなかったくらい!前作から続く岬洋介と天生高春の物語。今回も老獪に真摯に。スカッと事件を解決。やー、もう一回前作読み返そう。今すぐに! (まだ続きそうな岬洋介シリーズがとっても楽しみです)

  • 前作『もういちどベートーヴェン』で予告された本書ゆえ、文庫化は待っておられず!
    前作の最終頁で、天生は、「ひょっとしたらおれも何かの弾みで被告人にならないとも限らない。その時は君が弁護士になってくれ」と岬に約束させる。
    それに対し岬は、「僕でよければ地球の裏側からでも駆けつけますよ」と、答える。本当に、彼は被疑者となった天生のために、地球の裏側から駆けつける。
    現役検事が犯人?しかも密室殺人!しかし、前作での主人公的天生が犯人ではありえない。2-2=1と、真犯人は当初から想像がつく。
    友の冤罪を晴らすためにとの、岬洋介の活躍ぶりに、読む手が止まらない。
    さらに、他の作品の主人公たちオールキャスト登場という著者のサービス精神満載に、読まずにはいられない。
    埼玉県警の古手川刑事に渡瀬から始まり、東京高検の岬恭平、弁護士御子柴礼司、浦和医大法医学教室の光崎教授、警視庁刑事の犬養隼人と、次々に登場。
    題名の『合唱』とは、そういう意味か。
    読者サービスの一方で、著者は刑法39条の問題点をしっかり提示している。
    得意のどんでん返しはないが、事件の裏に隠された真相に著者の緻密な仕掛けがあり、十二分に楽しめた。
    最終頁での天生と洋介との会話から、またも次の作品の予告らしきものが。

  • デビュー10周年と言うことで、毎月新作が発刊されているが、今作に至っては全ての作品の集大成と言う位置づけなのか、これまでのシリーズの主役たちが惜しみもなく登場する、ファンには堪らない1冊。
    シリーズは一応「岬洋介シリーズ」だが、まず渡瀬&古手川ペアが登場し、幼稚園に侵入し、5人を殺害した犯人を逮捕。覚せい剤を使用していたことにより、憲法第39条の適用を心配しつつも、無事起訴し、舞台は検察へ。
    担当するのは、岬の司法修習生時代の同期の天生。
    しかし、事情聴取の最中に意識を失い、気が付いた時には目の前で被疑者が死亡していた。
    完全な密室で起きた事件であり、検察官が被疑者を殺害したと言うことで、天生は逮捕され、事件は高検の岬の父親の元へ。
    その親友のピンチに世界を回っていた岬が帰国。
    弁護士の選定に悩んでいた友人の為に見つけた弁護士が御子柴。
    初めての岬と御子柴のタッグで、事件は再び埼玉県警の二人の元へ。
    そこから事件の再捜査が始まり、解剖医の光崎、警視庁の犬養へと繋がっていく。
    天生の事件については、関係者がかなり限られているので、犯人についての予測はかなり容易。
    しかし、その動機を明らかにしていく過程での岬の立ち回りがお見事の一言。
    期待するほどのどんでん返しはないが、幼稚園に侵入して、何人も殺害する事件は昨年の川崎のスクールバスの通り魔事件を思い出させるし、事件の根底にはやはり、昨年起きた大きな社会問題となった事柄が含まれていて、どちらの事件も曖昧なままなことに問題提起をしたいのかなぁ、と作者の意図を勝手に想像してしまった。
    まさしく「合唱」と言うタイトルにふさわしい1冊。
    くしくも、ここまでシリーズを全て読んでいるのに、発売をピアニストの清塚さんのTwitterで知ると言うことに、ちょっと反省…

  • 偶然がどんだけ重なれば成立するんだよってな事件なんだけれど、そんなことはどうあれ、著者が生んだスターキャストによる夢の共演である。あの御子柴礼司が脇役に甘んじ、てか、しっかりと脇役をお勤めになっているから凄い。いずれ主役を張れる面々が、それぞれの個性を発揮してご活躍だから、プロスポーツのオールスターゲームってとこだ。内容(勝敗)そっちのけで満喫させていただきました。能面検事こと不破俊太郎もお気に入りなんだけど、まだここに名を連ねるには至らんか。

  • 面白かったー。次回おわかれはモーツァルトも楽しみ。

  • やっぱり岬洋介シリーズサイコー!!!
    あれっ?タイトルがいつもと違う感じ...
    と思ったら、そういうことか!
    オールスター集合=合唱ってことねと納得。
    続編の告知もあり、今からわくわく。
    岬洋介、そして周りの人々のハーモニーが聴けるわくわくが止まらない作品になっている。

  • 7月-10。3.5点。
    岬洋介シリーズ。幼稚園に乱入し生徒と先生を惨殺した犯人、検察で聴取中に殺害される。容疑者の検事は岬と同期。
    意識を失った最中に犯人は射殺された。犯人は検事なのか。

    中山七里オールスターという感じ。面白い、一気読みした。

  • 御子柴弁護士がもっと活躍して欲しかった!

  • 岬洋介、御子柴弁護士、渡瀬警部、古手川刑事、光崎教授、等々、中山七里ファンにとっては、とても豪華なキャストが登場し、それだけでうれしくなる。犯人の背景は別にして驚くようなどんでん返しはないし、反証にも無理があるように思うが、登場人物と展開で一気読みさせる。寝る前に読み始め気がついたら明るくなり始めていた。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。花園大学文学部国文学科卒。2009年『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年1月デビュー。『連続殺人鬼カエル男』『切り裂きジャックの告白』『アポロンの嘲笑』『作家刑事毒島』など著書多数。2020年は、作家デビュー10周年を記念して、新作単行本12ヶ月連続刊行予定。

「2020年 『毒島刑事最後の事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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