日本史の定説を疑う (宝島社新書)

  • 宝島社
3.33
  • (4)
  • (6)
  • (8)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 107
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299005465

作品紹介・あらすじ

歴史のターニングポイントには、なぜそれが起こったのかというさまざまな説があります。本書は日本史の出来事にまつわるさまざまな陰謀説を専門家二人が検証。ライバルの継承者を暗殺した天皇の子孫は、その事実を「暗殺」と書かず、ライバルが「病死」したと書きます。また、後世の人たちが真相を読み解くことを前提にして、あえて「嘘」を書いた史料もあります。こうした歴史の「嘘」や「仮説」を読み解くことで、より歴史の真実に近づくことができます。それを二人の対談と単独論考から提示します。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本郷和人さん、東大史料編纂所教授。存じ上げなかったが、読書中に著書の新聞広告を見た。
    (引用)「お前は資料を読めない」という人は、自分が資料を読めないことをどこかでごまかしている、あるいはその疑問にぶち当たっていない、呑気な方だと思います。
    これは、資料絶対主義者の歴史学者に虐められている「逆説の日本史」の井沢さんには有難い言葉だろうな。

    お二人が日本史の定説に対し、私見を述べあうという構成。意外なくらいに意見があっている。そういう意味では物足りない内容だったかな。
    本能寺の変の黒幕説に対し、本郷先生は明智光秀が変の後にそれを明らかにしていないし、自分の正当化もしなかった、光秀に味方する武将も殆どいなかったから、フィクションと片付けている。成程、実に判り易い。

  • とても分かりやすい書き方で、日本史の教養程度の勉強に適している。高校日本史に関心を持った学生には是非読んでものの見方や考え方を養うヒントにしてもらいたいと感じる

  • 本郷和人と井沢元彦による歴史への定説に対しての提示。定説に対し、全く否定ばかりするものでなく、全てなるほどと受け入れられるもの。

  • ◎意外に二人の意見は似ている。

  • 悪くはないけど、革新的見解がある訳ではない

  • そんな以外な説はなかった

  • 全般的に目新しさは無いなあ

  • とても面白かった。

    2人の解釈の違いとか、
    元々知らなかった話も沢山あって。

    古代にとても興味が湧いた。

  • 2020/08/05
    東京大学史料編纂所の本郷和人さんとTBSの井沢さんの二人の歴史の出来事に関する解釈が古代から近代までの範囲で載っている。
    今までの定説と比較して、現代での主流の考え方や、こういう可能性もあるぞ…みたいな、1つの出来事に対して因果関係を丁寧に解説しながら、ほかの考え方も明示してくれるので、自分の考えの幅がなんとなく広がったような気がしています。
    本郷さん最近歴史関係の本をたくさん出版されているので、ほかの本も読んでみたいなと思います。
    乱と変の日本史とかそういうのはもう読み終わったけど、そうしたこれまでの本と重なる内容もいくつかありますが、何度読んでも勉強になるなーという印象です。
    細かい歴史学の観点から見たら、きっとツッコミどころもあるのだとは思いますが、歴史の面白さ、考える楽しさを本郷さん、井沢さんは伝えようとしてくれているのがとても伝わってきます。
    1つの出来事も見る立場や角度が変わればいろいろな解釈ができるのは今の世の中も同じだし、それがいいか悪いかを結果で判断する場合もあれば、その過程に着目する場合もあって様々です。
    たしかに、今の日本史は、中学、高校と暗記が主体になっている現実があって、全然歴史の楽しさにたどり着きません。なんとか、歴史は面白いんだよってことを伝えたいなと思っていますが、そのヒントをこの本から得られたような気がします。

  • 著者の作品に興味あり。特に古代から中世あたりがおもしろかった。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。博士(文学)。専攻は日本中世政治史、古文書学。『上皇の日本史』『壬申の乱と関ヶ原の戦い』『日本史のツボ』『新・中世王権論』など。

「2021年 『日本史の法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

本郷和人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
出口 治明
有効な右矢印 無効な右矢印

日本史の定説を疑う (宝島社新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×