スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 心をつなぐスープカレー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 200
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299012302

作品紹介・あらすじ

シリーズ累計46万部突破の大人気シリーズ最新刊! 「スープ屋しずく」のシェフ・麻野がこしらえるスープにかかれば、お客の心も不思議な謎もあっという間にほぐれます! リモート会議中に同僚がつぶやいた「人参がワープした……」という言葉の謎や、閉店を決めた洋食店「えんとつ軒」店主の真意など、思わずスープが食べたくなる、美味しくて優しい書き下ろし連作短編全4話収録。

感想・レビュー・書評

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  •  意味深なプロローグから始まった今回の巻。

     リモートワークでの恋人の浮気疑惑や登校拒否の子の本当の理由。今回も色々な事件がしずくに舞い込んできてましたが、1番のお気に入りはビーフカレー。

     麻野の師匠がまさかこんな形で関わってくるとは思いもしませんでしたが、嫌な思い出にならなくてホッとしました。名物のビーフカレーもまた受け継がれていくんだと思うと感慨深かったです。

     麻野の理恵への思いが友達として大事な人なのか、恋愛としてなのかまだハッキリしませんが、何となく亡くなった奥さんを超える事が出来ない様な気がして、この先の展開に期待です。

  • 相変わらずスープの解説は読み込んでしまうけど今回マスターの出番少なかったんじゃ?

  • 理恵さんと麻野さんに進展はあるのか…!気になって1日で読んでしまった。
    麻野さんはどう思っていらっしゃるのか…!

  • シリーズ6冊目。今回も楽しく読ませていただきました。ラストのお話「ビーフカレーは巡る」では、各登場人物の移動の描写に混乱しましたが、エピローグを読んで納得です。次巻も楽しみです。

  • 露ちゃん周りのエピソードである2話が好き。何事も見た目とか聞いたイメージで判断したらいけないよなぁと。話は全体的にあちらこちらで色々な出来事が起こっていて楽しく読めたけど、その叙述トリックは話の流れ的に本当に必要?と思ってしまった。このミスの文庫的に必は要なのかしらね。

  • 理恵が麻野に「お話があるのです」と深刻な雰囲気で話すプロローグに、めちゃめちゃ不安な気持ちにさせられます。まさかここに来てお別れでシリーズ終了? それともヒロイン交代? などなど、個人的に「そうなってほしくない」想像が頭をよぎりまくって過剰にハラハラしちゃいます。

    読み終わってみれば、その「お話」とは数か月間中国地方に長期出張で、少なくとも第5話は出張が終わってからのお話だった模様(蝋燭亭の場所が、東京から新幹線で4時間くらいのところと共通している点と、理恵がその場所に「土地勘がある」点からの推察ですが……)。

    それより、本作の話の軸は麻野の師匠のお話だったと思います。これまでも尊敬する師匠として話に挙がることはありましたが、明確にどのような人物でどんな店で働いていたのかは謎のままでした。

    第1話で登場したえんとつ軒が第5話で再登場し、麻野の師匠と意外なつながりがあったという話には「こんなつながりが!?」とちょっとビックリ。しかも麻野の師匠である日之出潮はとんでもない人物で、蝋燭亭という老舗洋食店をつぶしていたというから、更に驚き。

    個人的には蝋燭亭をつぶしちゃった後、潮師匠が心を入れ替えるまでを具体的に知りたいなと思ったのですが、それだけで一冊できちゃう気がしたので、それはまた麻野の修行話と合わせて読ませてもらいたいな、なんて思います。

    あと、毎回気になってる理恵と麻野の関係については、多分じっくり弱火でコトコト煮込んでいくように、ゆっくり進展していくんだろうなと割り切って、性急な展開は諦めることにしました(笑)

  • なるほど、そういうことですか!

  • なぜか最終巻と勘違い。イントロを読んで、ついに二人は結ばれる?と思ったら、最終巻ではありませんでした。。もどかしくもあり、また続きが読めると嬉しくもあり。「ケーキ王子の名推理」シリーズがなんか推理っぽくなくなった(それはそれでいいんですけど)のに対して、本シリーズはやっぱり推理小説だなあと思わせてくれますが、エピローグで明かされる叙述トリックは必要なのかな?お蕎麦の話を読んだとき、あれ?とは思いましたけど。

  • プロローグでの理恵さんの告白が何なのか分からないまま話が普通に進み、あれは何だったんだろうと思っていたところ、終盤になってようやくネタ明かし。
    それでようやく、壮大に仕組まれたミスリードに気付くと言う。
    これ、二度読み必至ですわ。
    びっくりして、慌ててその場で読み直しを行うほど。
    改めて読むと、巧妙に描写がされていたことに気付き、二度驚くと言う。
    読んでいて若干の違和感はあったんだが(例えばこのシリーズ、理恵さんが主役とは限らないのだが、ある方の視点から理恵さんの今の状況が分かる場面がある)展開が気になって先へ先へ読むことを優先していたため、自分はその違和感をスルーしてしまっていた。
    これはもう本当にいつも以上に丁寧に読んでほしいところ。

    理恵さんの件はさておき、今回はコロナ禍の中で発行されたということもあり、「今の日本」ではニュースタンダードになってきた話が盛り込まれている。
    例えば在宅勤務、デリバリーなど。
    この作品の中でコロナの流行は見られていないが、在宅勤務への移行やデリバリー業務の拡充などをコロナに頼らず自然な流れを用意して描写しているのもよかった。
    また子どもたちが抱える問題(食品アレルギーや不登校など)も取り入れているところも、このシリーズらしさ。
    露ちゃんがますますアクティブになってきていて、こちらとしては成長を見守る母親のような心境で読んだ。
    確実に露ちゃんの世界は広がってきているなあ。
    そのことを純粋に嬉しいと思う。

    新しいものを取り入れつつ、シリーズらしさも残した6作目、全体を見渡すと今回の話はどれも「誤解」や「勘違い」を正す話だったと思う。
    誤解や勘違いから最悪の方向にまで拗れたり転がりそうになったりした人間関係をどう修復するか、そこが見どころではないだろうか。
    理恵さんの件も、読者側がいろいろ勘違いしたのを最後の最後に正す話になっているので、間違った指摘ではないと思うのだが。
    また麻野さんの過去に纏わる話も登場。
    今回の彼の行動が、また理恵さんへの想いの一つの証左ではないかなと、個人的にはニヤニヤもした。

    出てくるスープが毎回美味しそうなのは、もう今更なことなので割愛するとして。
    最後にこれだけは言って終わろうと思う。
    いつも言っていることなのだが、改めて。

    「スープ屋しずくのスープが食べたい(飲みたい)」

    以上です。
    何故実在しないのか……

  • 色んな話があって面白かった☆

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著者プロフィール

2011年、『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞してデビュー。14年、『ボランティアバスで行こう』が「SRの会」13年ベストミステリー国内第1位に選ばれる。著書に“スープ屋しずくの謎解き朝ごはん”“さえこ照ラス”両シリーズ、『映画化決定』など。

「2019年 『無実の君が裁かれる理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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