月曜日の抹茶カフェ

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299020284

作品紹介・あらすじ

『木曜日にはココアを』待望の続編!

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。
その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、1度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。

ツイていない携帯ショップ店員と愛想のない茶屋問屋の若旦那、妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、時代に取り残されたと感じている京都老舗和菓子屋の元女将と自分の名字と同じ名前の京菓子を買いにきたサラリーマン……。

この縁は、きっと宝物になる――。

人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく、
一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー。

『木曜日にはココアを』のおなじみのメンバーも登場するシリーズ続編です。

感想・レビュー・書評

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  • あなたは今まで何人の人と繋がってきたでしょうか?

    えっ?何人って言われても…えーっと、家族がいて、友達がいて、そして会社の同僚がいて…XX人くらいかな?と数え出した方、さて、本当にそれでいいのでしょうか?そんな考え方で答えが出るものでしょうか?

    私はブクログの本棚にある通り今までに400数十冊の小説を読んできました。その起点は2019年11月のある日に、たまたま見たテレビ番組のゲストが推薦した言葉に感じるところがあって恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」の映画を見たことに遡ります。そしてたまたまブクログという場を知り、同作品のレビューに影響されて小説を手にしたところから、今日に繋がる私の読書人生が始まりました。あなたは今、そんな私が書いたレビューを読んでくださっています。なかなかに気の利いた言葉を綴ることもできませんし、長いだけが取り柄?のこんな私のレビューですが、もしかしたら、そんな中からも何かを感じていただき、今度はあなたの人生に、私が何かしらの影響を与えていく、そんな可能性だってあるかもしれません。

    『人でも物でも、一度でも出会ったらご縁があったってことだ』

    そう、私たちは『縁』という言葉に特別な感情を抱いています。それは、決して直接的な、明示的な関わりだけが全てではありません。無意識のうちに、ほんの些細なことがきっかけで私たちは思った以上に他人の人生に影響を与えていくものです。あなたが強く意識していない事ごとでさえ、他の誰かにとっては人生を変えられるくらいの影響を受けた、そんな風に思われていることだってあるかもしれません。人と人との繋がりというものは思った以上に広く、深く、そして強いものです。

    そんな人と人との思わぬ繋がりに光を当てた作品がここにあります。”人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく”というそんなクレジットで説明されるこの作品。「木曜日にはココアを」で人の優しさに溢れた世界を描きだしてくださった青山美智子さん。この作品は、そんな青山さんが、あの幸せな読後の瞬間が忘れられない、そんなあなたに贈る人の優しさをしみじみと感じる物語です。

    『一月も半ばに差し掛かっているけど、年が明けて初めてのお参りだから、これが実質「初詣」』と、仕事の前に神社にお参りするのは最初の短編の主人公・美保。そんな美保はスケジュールを勘違いし、『休みなのに早番出勤』してしまったことに気づきます。『そのまま帰る気になれず、私はモールをひとまわりした』ものの、買おうと思っていた『ダウンジャケット』が売り切れ、『ファストフード店』では、『ケチャップをこぼしてニットの袖を汚し』てしまい、さらには『ハンカチを忘れてきた』状況に『まったく今日はツイてない』と嘆きます。そんな時、『ふと、マーブル・カフェのことを思い出した』美保。『居心地がよくて、さわやかな好青年の店長がいて』、『もちろん、コーヒーも紅茶も美味しい』という『お気に入りのカフェ』。『ツイてない日は、大好きな店で過ごして気分を上げていかなくちゃ』とお店まで来てふと『今日は月曜日。そういえば、マーブル・カフェの定休日』と、思い出しました。『やっぱりツイてない』と引き返そうとした時に一人の女性が出てきて、『お休みだけど、やってますよ』と言われ扉の前に立つと『マーブル・カフェ』の『「ーブル」の三文字』がマスキングされ『「ッチャ」と書かれている』のに気づきます。『抹茶カフェ?なんの冗談だ』と思いつつ店内に入ると『今日だけ、抹茶カフェなの。抹茶が嫌いじゃなかったら、どうぞ』とマスターに声をかけられます。『奥のテーブル席にカップルが一組』だけの店内で、『いらっしゃいませ』と『和装の男性』に声をかけられメニューを見せられた美和。『濃茶一二〇〇円 薄茶七〇〇円 どちらも和菓子付き』という内容に『えっと、これだけですか』と訊くと『はい』と答えて『あさっての方向を見ている無表情』の男性。『濃茶と薄茶の違いはよくわからない』、『年始の開運祈願』で『ちょっと奮発しよう。自分への応援だ』と思い『じゃあ、濃茶で』と注文した美保。『顔を上げると、ぱっと目が合』いますが、『すごい勢いで顔をそむけ』る男性に、『そんなに嫌がらなくたって』と、『傷ついて気が沈む』美保。そんな時『定休日とか閉店後とかに、時々イベントやってるんだ』と、マスターが話しかけてきました。告知は一切せずに『なりゆきで行くことになった』『知らなかったけどどういうわけか来ちゃった』という人だけで良いと言うマスターに『ご縁、ってことですか』と訊くと『まあ、そうだね』と返すマスターは、『月曜日の抹茶カフェへ、ようこそ!』と笑みをこぼします。そんな時、『お待たせしました、濃茶です。和菓子は寒牡丹となっております』と男性が『黒塗りの盆』を持って戻ってきました。そんな定休日の『マーブル・カフェ』から『縁』で人と人とがどんどん繋がっていく物語が描かれていきます。

    2021年9月9日に刊行された青山美智子さんの六作目となるこの作品。そんな青山さんの作品との出会いは2017年に刊行されたデビュー作であり代表作である「木曜日にはココアを」でした。そんな作品の続編が出るという情報を聞きつけた私。そして、ずっと今日を楽しみにしてきた私。そして、この作品は、刊行日に読んだ初の小説ということで私の読書史に残る歴史的な作品となりました(笑)

    さて、そんなこの作品の前作となる「木曜日にはココアを」では、やがて雇われ店長となる主人公の『僕』が、『なんともほっとする空間だった』というマーブル・カフェを『こんなところにカフェが』と偶然に見つけたことを起点に、人と人とがどんどん繋がって12の短編が”輪”になるように描かれていく物語でした。そんな作品の続編であるこの作品も、前作同様に12の短編から構成されており、さらにその12という数字を活かして『睦月』『如月』…『師走』と一年12ヶ月の季節を順番に追いながらぐるっと一回りするという絶妙な構成がなされています。続編ものは多々あります。そこに読者が期待するのは前作で登場したあの人物はあれからどうなったのだろうという、“登場人物たちのそれから”です。この続編では、謎の人物のまま終わった『マスター』の素性、海外にまで繋がる物語の舞台となったシドニーに縁のある人物、そして、マーブル・カフェのその後といった、読者が続編ものに期待する事ごとがさりげなく描かれていきます。これ以上はネタバレそのものですので、ここまでとしたいと思いますが、続編ものに期待する読者を裏切らない作品であると一言付け加えておきたいと思います。

    そんな前作は『木曜日には、とびきりおいしいココアを彼女に捧げる』と誓う『僕』の強い想いに魅せられていく、『カフェ』を舞台にした物語でした。それに対して、同じ店にも関わらず『定休日とか閉店後とかに、時々イベントやってる』というマスターの意向もあって、京都の老舗お茶屋『福居堂』のひとり息子が定休日である月曜日に登場します。そして、彼が淹れたお茶を飲むことになった携帯ショップ店員の美保が登場する場面が起点となって物語は展開していきます。『濃茶一千二〇〇円』『薄茶七〇〇円』と二つからメニューを選ぶシチュエーションがあったとしたらあなたならどうするでしょうか?そもそもこの二種類の抹茶の違いをご存知でしょうか?『どろりとした質感でペンキみたいだ』という『濃茶』を初めて飲んで『強烈。苦いとか渋いとかじゃない』と衝撃を受ける美保は『お菓子、先に食べるんだよ』とマスターに指摘され、あわてて『寒牡丹』を口にします。そんな展開から始まる物語は、同じ店であっても前作とは全く異なる”和”の様相を見せていきます。前作はシドニーへと舞台が飛びました。それは、『カフェ』だからこその自然さでしたが、この作品では、もうこれしかない!という感じで京都へと舞台が繋がっていきます。そんなこの作品の最後には『京ことば監修 こばやしあきこ』という記載が出てきます。京都が舞台、しかもそこに登場するのはある人から繋がる82歳の女性ということもあって、見事な『京ことば』が語られます。シドニーで新聞記者もされていた経歴から前作での自然なシドニーの街並みの描写を見せてくださった青山さん。一方で京都には経歴上ご縁はないようですので、その担保としてこういった専門家の監修を受けて作品の質を確保されるところなど、青山さんの作品へのこだわりを感じました。また、物語では、『茶筅をジグザグと素早く動かしたあと、大きな泡をつぶすようにそっと表面をなで』、『もう一度、すっと深く差し入れ』、『最後に、のの字を書いてゆっくり引きます』といった抹茶を淹れる場面の描写や、『白いういろうを三角に切って、氷に見立てたんどす』と紹介されていく和菓子・水無月の描写など、「月曜日の抹茶カフェ」という書名から期待される飲食の描写も魅力の一つで、これから読まれる方には是非このあたりの展開にも期待していただきたいと思います。

    そんな”和”にこだわったこの作品の一番の魅力が”輪”です。この作品は『マーブル・カフェ』を起点に、場所を変えても繋がっていく連作短編の形式を取っています。一般的に連作短編というと何かしら一つの集団の中の人から人へと視点が移っていきますが、この作品では、年齢、場所等を超えてさまざまな人物(実は、今回は人物以外にも視点が移動します!お楽しみに(笑))へと視点が移動していきます。その繋がり感は、一般的な連作短編の考え方からは大きく突き抜けたものです。えっ、そんな関わり?というような、普通には見逃してしまいそうな、大きく意味があるとは思えないような繋がりへと広がっていくこの作品。それこそが前作の正当な続編の証、この作品最大の魅力でもあります。

    『さかのぼっていくと、繋がっている手がどこまでも無数に増えていくんだ。どの手がひとつでも離れていたら、ここにはたどりつけなかった』

    というように、私たちは明確に意識する以上に、さまざまな人との繋がりを元にして毎日を生きています。たまたま一本電車を乗り過ごしてしまったことで、たまたまいつもと違う道を通ったことで、そしてたまたまちょっとした親切をしたことで…と、強く意識にも残らない些細なことでさえ、今のあなたを作り出しているのはそんなさまざまな場面での人と人との繋がりの集合体です。

    『一番素晴らしいのは、遠いところで手を繋いできた人たちが、自分がどこかで誰かを幸せにしてるかもしれないなんてまったくわかってない』

    そして、

    『自分の身の回りのことに取り組んだ産物が、あずかり知らぬ他人を動かした』

    人と人との繋がりはその繋がりを作る個々人の中に明確に意識がないということが素晴らしいと、マスターの言葉を通して青山さんは読者に語りかけます。これは実際そうなのだと思います。”あなたの今の幸せは私があの時に○○をしてあげたからだ”といった、その繋がりが強く出過ぎる関係性があるとしたら、それは人と人の繋がりにかえって負担となっていくのではないでしょうか?もちろん、現実にはそんな風に”恩義を感じる”繋がりもあるでしょう。しかし、この世の繋がりの圧倒的大半は、そうではなく、意識にもはっきり残らない、でも確かにその繋がりがあったからこそ今の自分がある、そんな人と人との繋がり、そんな繋がりの存在に気づかせてくれる、それこそがこの作品の最大の魅力だと思いました。

    『縁って、実はとても脆弱なものだと思うんです。どちらかが一度でもぞんざいな扱いをしたら、あっけなくちぎれてしまう』というように私たちはさまざまな『縁』を起点に広がっていく人と人との繋がりの上に生きています。そんな『縁』は決して、年齢や立場などの壁で仕切られるものではありません。意識の中にある繋がり以外に、日々関わりあっていく、日々広がっていく、そして日々繋がっていく私たち。そんな私たちの周りに存在する”繋がりの輪”に光を当てたこの作品。

    青山さんらしく、優しく、穏やかに、そして思った以上に深く掘り下げられていく物語の中に人と人との繋がりの素晴らしさを改めて感じた、そんな作品でした。

    • nikuさん
      こんにちは、初めまして。ちょうど今日この本のことを知って、読みたいと思っておりました。
      レビューを拝読してますます読んでみたくなりました。
      こんにちは、初めまして。ちょうど今日この本のことを知って、読みたいと思っておりました。
      レビューを拝読してますます読んでみたくなりました。
      2021/09/11
    • さてさてさん
      nikuさん、こんにちは。
      前作の「木曜日にはココアを」をお読みになられたんですね。私は前作を読んで一年ほど間が空いてしまいましたが、この...
      nikuさん、こんにちは。
      前作の「木曜日にはココアを」をお読みになられたんですね。私は前作を読んで一年ほど間が空いてしまいましたが、この続編は続編ものの良さを存分に感じさせてくれる素晴らしい作品だと思いますので、マーブル・カフェの記憶が鮮明なうちに是非お読みになられることをお勧めします。「木曜日にはココアを」同様に幸せな読後が、特に12話は絶品ですので堪能いただけたらと思います。
      今後ともよろしくお願いします!
      2021/09/11
  • 「木曜日にはココアを」の舞台マーブル・カフェで、定休日に行われたマッチャ・カフェ。
    今作もまぁるく縁は繋がっていきます。
    今作のテーマは、同じ出来事でも見る方向を変えれば全く別のものが見えるということでしょうか。
    あんなことをしてしまったから結果こうなってしまったんだ‥‥と嘆くより、例えば雨が降ってきたおかげでこんな素敵なお店に巡り会えた、と考える方が人生何倍も楽しい!ということをこの一冊が教えてくれます。
    そして、あの時のアレが巡り巡って誰かの幸せに繋がっている‥‥それも、幸せにした本人はそのことに全く気付いていない‥‥世界はそんな巡り合わせでできている。
    こんなふうに考えるのは、タラレバを嘆いて眉間に皺を寄せるよりも口角が上がってイイですね(´∀`)

  • 表紙がおしゃれでステキですよね。
    この連作短編集の登場人物のミニチュア。
    ばらばらなようでいて、繋がっているようでいて。

    で、裏表紙見ると…また、これがステキ。

    「縁」を大切に育むことの貴さがテーマ。
    最初と最後の話が幸福につながって、心がほっこりする。

    抹茶には濃茶と薄茶があり、現代は一般的には抹茶といえば薄茶のことなんだそうだ。
    濃茶ってすごくにがそう。でも飲んでみたいな。

  • ◇◆━━━━━━━━━━━
    1.あらすじ 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    「木曜日にはココアを」で登場するマーブルカフェのイベントで、マッチャカフェが月曜日に開店するところからはじまります。「木曜日にはココアを」と同じような展開で、登場人物たちが、一話一話と、つながっていきます。
    それぞれの登場人物のストーリーと、そこにちょいちょい登場するマスターが、心地よい感覚を読み手に与えてくれます。

    「木曜日にはココアを」を、先に読むことをおすすめします!!


    ◇◆━━━━━━━━━━━
    2.感想
    ━━━━━━━━━━━━◆
    この作品も繋がりの大切さ感じさせてくれます。こういう作品の世界観にいると、とても心地よい感じになり、幸せな気分になることができます。
    スタートからマーブルカフェがでてきたから、「おっ」となって、マスターがでてきただけで、楽しい感じをうけてしまいました。

    前回はココアを飲みたくなりましたが、今回に関しては抹茶を飲みたくなるという気持ちが湧き上がることはありませんでした。抹茶を飲むシーンは少ししかないし、美味しい描写もないからですね。

    本を読みながら、次は誰かな〜と、自然と想像してしまいますが、猫がでてきたときはびっくりしました(笑)
    次の登場人物が、中盤はほとんど当たりませんでした。

    登場人物それぞれに前に進んでいく力があって、心地よい中にも、私も頑張らなければいけないという想いもよぎって、頑張ろうという気持ちをもらうこともできました。

    最後に2人のココアさんが登場したのも、とてもよかったです✨

    有川ひろさん作品は、おもいっきり、にやけてしまいますが、この作品と「木曜日にはココアを」は、ほんのり微笑む程度で抑えられます ^_^


    ◇◆━━━━━━━━━━━
    3. 心に残ったこと
    ━━━━━━━━━━━━◆
    マスターのセリフはすごいよいです。
    「人でも物でも、一度でも出会ったらご縁があったってことだ。縁っていうのは種みたいなもんで、育っていくとあとであでやかな花が咲いたりうまい実がなったりする。」
    「ノリの良さと運の良さは比例する。」

    最近、麻理恵さん作品を読んでいるので、物との向き合いに対する意識が高いので、すごい響きます。


    マスターだけでなく、それぞれの登場人物たちの言葉も心に残ります。
    「あんたがあんたらしくいられるほうが何倍もおもろいやん」

    「本当に好きなものや大切なもの、知りたいことを、もっともっと集めていこうと思った。」

    「さかのぼっていくと、繋がっている手がどこまでも,無数に増えていくんだ。どの手がひとつでも離れていたら、ここにはたどりつけなかった。」

    人との繋がりを意識して、今を大切に生きていきたいと、感じました。


    ◇◆━━━━━━━━━━━━
    4.主な登場人物 
    ━━━━━━━━━━━━◆
    (1)月曜日の抹茶カフェ
    美保 26歳
    福居吉平

    (2)手紙を書くよ
    ひろゆき
    理沙
    尋子

    (3)春先のツバメ
    尋子
    佐知

    (4)天窓から降る雨
    佐知
    光都
    雄介

    (5)拍子木を鳴らして
    光都
    おばあちゃん タヅ
    雪乃
    福居吉平

    (6)夏越の祓
    タヅ
    加奈子


    (7)おじさんと短冊

    おじさん 吉原

    (8)抜け巻探し
    吉原
    富貴子
    江田杉
    孝晴

    (9)デルタの松の樹の下で
    孝晴
    実篤 さねあつ

    (10)カンガルーが待ってる
    マーク
    マスター
    テルヤ

    (11)まぼろしのカマキリ
    たっくん 拓海
    ゆうくん
    るるちゃん
    テルヤ
    はなえ

    (12)吉日
    福居吉平
    朝美
    拓海
    ココアさん

    • アールグレイさん
      初めましてm(._.)m
      Manideさん(^_^)/アールグレイと申します。

      先程はいいねをありがとう(^.^)
      写真集にいいねを頂ける...
      初めましてm(._.)m
      Manideさん(^_^)/アールグレイと申します。

      先程はいいねをありがとう(^.^)
      写真集にいいねを頂けるなんて、嬉しく思います。
      月曜日抹茶、私も読みました。ところが、木曜日ココアを読んでいなかったのです!図書館で、と思い探したのですが、ないそうで他の図書館から借りてくれることになりました。青山美智子さんの本をブクログに入ってから知りました。
      !良い!連作短編、良い!そう思っています。
      突然のコメント、失礼致しまして・・・・
      (*^▽^*)
      2022/07/17
    • Manideさん
      アールグレイさん

      コメントありがとうございます。

      この作品が好きな人は、
      「木曜日にはココアを」もオススメですよ。

      >写真集にいいね…...
      アールグレイさん

      コメントありがとうございます。

      この作品が好きな人は、
      「木曜日にはココアを」もオススメですよ。

      >写真集にいいね…
      すみません、コメントいれればよかったですね。
      空を散歩するように…という感想で、心惹かれました。
      広い世界を感じられるのは、素敵ですよね✨


      2022/07/17
    • アールグレイさん
      Manideさん
      フォローを頂きありがとうございます

      Manideさん、ローマ字読みだと「マニデ」となりますが、他の読み方をするのでしょう...
      Manideさん
      フォローを頂きありがとうございます

      Manideさん、ローマ字読みだと「マニデ」となりますが、他の読み方をするのでしょうか?

      (。_゜)ヾ教えて頂けますか?
      2022/07/17
  • 物語のテーマは、いろんな愛の形について書かれたもの…
    月曜日の抹茶カフェ 「木曜日にはココアを」の続編
    2021.09発行。字の大きさは…小。2022.06.11~12読了。★★★★★
    お気に入りの美味しいコーヒー、紅茶などを淹れてくれるマーブル・カフェから始まった人の輪が、つながっていく12編の連載超短編物語です。次々に繋がった物語が最初に戻ります。

    「月曜日の抹茶カフェ(睦月・東京)」
    一月。携帯ショップで働く美保26才は、マーブル・カフェにいってイベントとして行っていた、抹茶カフェで京都の茶問屋福居堂の一人息子・福居吉平(きっぺい)が点てたお茶を飲む。

    「手紙を書くよ(如月・東京)」【注1】
    二月。結婚して二年目の理沙は、ひろゆきが結婚前は手紙をくれたというが、ひろゆきは出した覚えがない。ひろゆきは、川沿いのランゼリーショブを訪ねた折に店主から、もしかすると二人のピンの位置が少しずれているのかと…。

    「春先のツバメ(弥生・東京)」【注2】
    三月。オーダーメイドのランゼリーショブ・ピー・バードの女主人は、初心がいかに大切かを知る。そして白のブラセットを買ったギターを背負ったツバメのような女の子は、「…私も、卒業のタイミングかな」と言って…。

    「天窓から降る雨(卯月・東京)」【注3】【注4】
    四月。ピー・バードで買った下着をつけた佐知29才は、一週間後に迫った雄介との結婚をキャンセルし。実家が京都の和菓子屋の娘・光都(みつ)と両国の入浴施設で、お風呂に入りながら開いた天窓から降る雨に。雨乞いをするように、光都は両手を合わせて拝んだ…。

    「拍子木を鳴らして(皐月・京都)」
    五月。三百年続く和菓子屋の橋野屋の一人娘・光都は、祖母に育てられた。光都が心配でついつい注意をするが。光都にとっては、ほめてくれず、何癖ばかりつける祖母と思っていたが。祖母が、心から光都を心配し、愛していることを知る。

    「夏越の祓(水無月・京都)」【注5】
    六月。橋野屋ではこの時期しか売らない菓子・水無月(みなづき)を買いに来た水無月裕司(ゆうじ)に祖母の橋野タヅ82才が、夏越の祓について由来を説明する。

    「おじさんと短冊(文月・京都)」
    七夕。古本屋のおじさんの所に来る白い猫。

    「抜け巻探し(葉月・京都)」
    八月。下鴨納涼古本まつりに出店したおじさん62才と妻・富貴子67才は、お互いに好きな仕事をして生活している。おじさんは、10年前に脱サラして儲かりそうもない古本屋を始める時に富貴子は何も言わなかった。そして今のあなたが好きと…。

    「デルタの松の樹の下で(長月・京都)」
    九月。大学生の孝晴は、長年探していた3巻綴りのマンガの2巻目を下鴨納涼古本まつりで買った。恋人の千景にふられた孝晴は、もう人生が終わったふうに思っていたが。見方を変えて自分を取り戻します。

    「カンガルーが待っている(神無月・京都)」
    十月。マーブル・カフェのマスターが、オーストラリア人を案内して自身が経営する画廊へ…。

    「まぼろしのカマキリ(霜月・東京)」
    十一月。ゆうくんが、カマキリを探していたら、カマキリの卵を見つけた。卵は、誰が育てるのか宮司さんに聞くと、「みんなが育てるんだよ」と。太陽。雲。風。樹。草。花。鳥。虫・・・・・・。ゆうくんも、みんなで育てているんだよ。

    「吉日(師走・東京)」【注6】
    十二月。茶問屋福居堂が、東京に支店をオープンさせる。福居吉平は、一月に抹茶カフェ―でお茶を点てた美保に会いたくて。美保に対してちゃんと誇れる自分でいたらまた会えると、いう言葉を信じて日々努力してオープンにこぎつけたら。涙を流した美保が、あの時に渡した手ぬぐいを返しに…。

    【読後】
    テンポがよく、次々と物語が繋がっていきます。そして、この人が次はどう繋がるのかと思いながら読み続けて行きます。読み終って、自分自身の楽しかったこと、悔しかったことと、いろんなことが思い返されます。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    【この言葉覚えておきたいな、といった言葉がよく出てきます】
    【注1】思い出って、流れ流れてゆく時間を留めておくピンのようなものかもしれませんね。だけど留(とど)める場所は人それぞれだから、ピンの位置がちょっとずれちゃったりもするんですよ。38P 《この言葉はすごい。すごく好きな言葉です。》

    【注2】卒業って、次のステージに行っておしまいじゃなくて、ここまでがんばってきたことをたどって自分で自分を認めたり、支えてくれた人たちにあらためて感謝したりの節目ってことでもあるんだわ。59P

    【注3】仕事とは別に、人前でギターで歌うのが好きであった佐知が、後戻りできない亀裂が殻に入った一撃は、「東京でのライブ、あと何回できるかな」と言った私に雄介が返した答えだと思う。「そんなことより、英語の勉強しておけよ。歌なんかで食えるわけないのだし」。
    私にとっては「そんなこと」じゃなかった。「歌なんか」じゃなかった。決定的なのはそこだった。もう無理だ、一緒にいられないと、はっきり心が決まった。73P

    【注4】光都が「自分が一番大事だって感じることをちゃんと大事にできたんだから、それでいいんだよ。佐知は、思ったようにしていい。これからもずっと」。佐知の体の芯を揺さぶられた。歌うときにふるえるのと、同じ場所だった。
    奥に隠し過ぎて、自分でも分からなくなっていた。それでいいんだよって、誰かにそう言ってもらいたかったこと。そしてそれはぜんぜん、恥ずかしくなんかないってことも。75P

    【注5】そうどすなぁ。夏越の祓(はらえ)と言いましてな、昔のお公家さんは六月の終わりに氷を口に含んで暑気払いしてはったんですわ。これから来る夏のしんどさに立ち向かおうと、気合を入れたんやろな。そやけど、当時は氷やてえらい高級品やったから、とても庶民には食べられしまへんやろ。せやから、白いういろを三角に切って、水に見立てたんどす。113P~114P

    【注6】その人に対してちゃんと誇れる自分でいたらまた会えるって、私は信じています。214P
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    【木曜日にはココアを】
    読もうとしてビックリしました。この本は「木曜日にはココアを」の続編です。すぐに「木曜日にはココアを」図書館に予約するために検索すると。多くの予約が入っているので。まずは「月曜日の抹茶カフェ」から読み始めます。

    • アールグレイさん
      やまさん(-_-)こんにちは
      アールグレイ(ゆうママ)です!
      最近改名しました。
      やまさんも-月曜日のー読んだのですね。
      少し驚いたのですが...
      やまさん(-_-)こんにちは
      アールグレイ(ゆうママ)です!
      最近改名しました。
      やまさんも-月曜日のー読んだのですね。
      少し驚いたのですが、気に入った文章「思い出って、流れ流れゆく時を留めておくピンのようなもの・・・・・」ここいいですよね!
      (o^-')b/~
      実は、私の住んでいる市内の図書館に、木曜日にはココアを、がないのです!東京の郊外で市内には四つ図書館があるのですが。
      直接行くしかありません。他の市の図書館に借りるしかないのでしょうか?
      (´;・_・`) 長くなりまして
      2022/06/16
    • やまさん
      アールグレイさん♪こんばんは(^-^)
      コメント♪ありがとうございます。

      名前変えられたのですね。
      アールグレイというと、飲んだ事...
      アールグレイさん♪こんばんは(^-^)
      コメント♪ありがとうございます。

      名前変えられたのですね。
      アールグレイというと、飲んだ事はないですが紅茶を連想します。
      素適な名前ですね。

      「思い出って、流れ流れてゆく時間を留めておくピンのようなものかもしれませんね。だけど留(とど)める場所は人それぞれだから、ピンの位置がちょっとずれちゃったりもするんですよ」
      なかなか書ける文章ではないですよね、すごいと思っています。

      私は、地元の図書館以外に近隣の図書館をよく利用しています。
      なるべく大きな絵本などの本は、地元でそれ以外は近隣で借りるようにしています。
      それとまだ未読ですが。
      「家をまもる (月刊たくさんのふしぎ2022年4月号)」にコメントありがとうございます。
      やま
      2022/06/16
  • 『月曜日の抹茶カフェ』
    青山作品を読むにあたって
    今回は自分でトリセツを用意した。
    人物関係と響く言葉をメモしていこうと。
    その作戦は成功かに思えた。
    でも違った。
    登場人物がどうリンクし合うか考えるより
    ひとつひとつの短篇を味わうことの大切さに気づいた。
    それは「5 拍子木を鳴らして」のおばあちゃんと光都の話に感動を覚えたから。素直に自分の気持ちを表現できないけど、おばあちゃんの深い深い愛が伝わってきた。
    実際に会うまでの時間、別れてからの時間。ほとんど光都でいっぱいのおばあちゃん。
    すれ違っても必ず理解しあえるはず。
    私はこんな話に弱い。

    今回も青山美智子さんに感謝。

  • というわけでさくっと『月曜日』です

    『木曜日』を読んだあと、皆さんのレビューを拝見すると、「まるでココアのような短編集」というようなことを仰ってる方がいて、なるほどその通りだなぁと思いました

    青山美智子さんも「ココア」という飲み物が持つイメージを作品の中に落とし込みたくて「ココア」をチョイスしたんだろうなぁと感じた次第です

    ではでは「抹茶」は?

    「抹茶」の持つイメージとは?

    う〜ん

    一生懸命考えた結果、頭に浮かんだのは「お抹茶」でした

    「お抹茶」

    なんだそれ(お前や)

    お上品でおさっぱりしていてお深みのあるお飲み物のおイメージ?

    おお!

    って全然違うお話だったわ!
    役立たずだなわしの脳!

    前作に引き続きほっこりした連作短編集でした
    そりゃあそう!続編なんだから

    • ひまわりめろんさん
      ミッツ・マングローブ(ただただ言いたかっただけ)
      ミッツ・マングローブ(ただただ言いたかっただけ)
      2023/04/19
    • 1Q84O1さん
      あれ〜!?
      ダメンズはひまわり師匠と自分だけ…
      おびのりさんは?
      土瓶師匠は?
      ダメンズに入りましょうよщ(゚д゚щ)カモーン
      あれ〜!?
      ダメンズはひまわり師匠と自分だけ…
      おびのりさんは?
      土瓶師匠は?
      ダメンズに入りましょうよщ(゚д゚щ)カモーン
      2023/04/19
    • おびのりさん
      私は、ダメだよ。
      私は、ダメだよ。
      2023/04/19
  • 「木曜日にココアを」の<マーブルカフェ>で一日限定で行われた抹茶カフェ。
    そこにたまたまやってきた女性と、お茶屋の若旦那が出会って、やはりそのカフェにいた客の一人が別の場所でまた出会いがあって…という数珠繋ぎ方式のドラマ。

    全て<マーブルカフェ>が舞台なのかと思っていたら、最初の一話だけで、東京の様々な場所、さらには京都にも飛ぶ。
    ついていない女性、妻とかみ合わない夫、ツンデレなおばあちゃん、脱サラした古書店主、中には猫まで。
    老若男女、様々な悩みや葛藤を抱えていて、でも最後には懸命にやってきたことが報われたり何かに気付かされたりという前向きな話になっている。

    ホッとするが十二話も入っているので一話が短くアッサリしていた。もう少し深堀りして欲しい話もあった。
    <マーブルカフェ>のマスターがこんなに多才な人だとは驚いた。

    『どんな出会いも、顔もわからない人たちが脈々と繋いできた手と手の先なんだよ』
    『どの手がひとつでも離れていたら、ここにはたどりつけなかった』
    『でも一番素晴らしいのは、遠いところで手を繋いできた人たちが、自分がどこかで誰かを幸せにしてるかもしれないなんてまったくわかってないことだね。それがいいんだ』

    最後に第一話のエピソードに戻って数珠繋ぎ完成。

  • マーブルカフェ、不定期の月曜日に開店している。
    「毎夕食には煎茶を飲み、ああ日本人だと言っている私」ここでは、抹茶がメニューに登場する。
    お薄ウス、(これは普段飲まれるお茶で
    立てるという)。お濃コイ、(こちらは茶の量が多く、練るという)。従って苦い!和菓子付きだが、ふたつしかないメニューにお客の女性は戸惑う。今日は休みなのに間違えて出勤して、あ~ついてない日だ、と思っていた。入った喫茶店の
    メニューが二つしかない。やっぱり、ついてない。でも、和服姿の彼を見てついてなくもないかな、と思い直す。
    和服姿のイケメン、私は会ってみたい。京都のお茶問屋のひとり息子らしい。
    ・・・・最初の話で登場したこのふたりは、後で再登場する。


    抹茶カフェ、プリン、ゼリー、アイス、あんみつ、私は抹茶ものが好きだ。
    中学三年の修学旅行は京都。竜安寺に
    行った。あの時、石庭に魅入っていた私達に、僧侶さんは“いずれアヤメかカキツバタ”と、言ったっけ。
    そこで私達は“お薄”をごちそうになっている。茶碗を三回まわして・・・これで
    いいのかな、と思いながら・・・・・
    懐かしい・・・「想い出って、流れ流れゆく時を留めておくピンのようなもの」
    本文p38より
    私はこの一文が気に入った。


    この連作は、前話の登場人物が、後話で
    主人公になっていたりする。
    そして十二話もあり、目次には睦月、如月、弥生・・・・師走と、陰暦で表示しているのも趣があってとても良い。

    私が一番良い、と思った話は「拍子木を鳴らして・皐月」
    老舗和菓子屋育ちの光都は、早く実家を出たかった。両親が忙しく祖母に育てられたが、厳しさが嫌だった。五年ぶりに帰り、やはり祖母の言葉は厳しかったが、本当は自分を案じていてくれたことに気付く。
    最後の話も良かった。
    あの茶問屋のイケメン(だろう)若旦那が
    出てくる。想い人が・・・・


    最近よく、青山美智子さんの本を読んでいる。青山美智子さんは、長編は書かないのだろうか?と思う。
    もちろん、私が読んだ青山美智子さんはどれも良かった!


    2021、11、20 読了

    • ポプラ並木さん
      ゆうママさん、このお話しは大満足でよかったね。感想とゆうママさんのお話しも面白かった。青山さんの本は人間、風景がマッチすると相乗効果が得られ...
      ゆうママさん、このお話しは大満足でよかったね。感想とゆうママさんのお話しも面白かった。青山さんの本は人間、風景がマッチすると相乗効果が得られそう。さらに京都のはんなりとした感じもいい!!
      2021/11/21
  • 「木曜日にはココアを」の続編です。

    「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、一日限りのイベントとして開店していた「抹茶カフェ」。
    東京と京都をつなぐ12の連作短編で、前作を思い出してすごく懐かしくなりました。

    「マーブル・カフェ」のマスターは、京都の画廊オーナーでもあるようです。
    一月(睦月)から順番にお話が続いていきます。
    携帯ショップで働く美保、ランジェリーショップの尋子、ギターケースを背負った佐知。
    5年ぶりに実家の和菓子屋がある京都に帰ってきた光都と、おばあちゃんの話がよかったです。
    糺の森で開かれる古本市に出店した、古本屋のおじさんの話も。

    そして、キンモクセイの香りのする10月、テルヤという画家の名前を見て思わず「木曜日にはココアを」もう一度手に取ってしまいました。
    すっかり忘れかけていたけれど、この作品には前作に登場した人たちがたくさん出ていたのです。なんて嬉しい発見。
    すべてのご縁に感謝です!

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著者プロフィール

1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』(U-ku氏との共著)『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。

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