珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 663
感想 : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299026996

作品紹介・あらすじ

累計235万部突破! 大人気喫茶店ミステリー
女性バリスタは安楽椅子探偵――
ビブリオバトル決勝大会で起きた実際の出来事をはじめ、日常にさりげなく潜む謎のかけらを結晶化したミステリー短編集!

全国高校ビブリオバトルの決勝大会にて、プレゼンの順番決めの抽選でトラブルが発生。くじに細工をしたのはいったい誰か。
話を聞いていたバリスタの口から、思わぬ真実が告げられる。(「ビブリオバトルの波乱」)。
ほか、ハワイ旅行をめぐるオカルト譚「ハネムーンの悲劇」、幼少期の何気ない思い出に隠された秘密が暴かれる「ママとかくれんぼ」など、ショート・ショートも含む全7話を収録。


《純喫茶タレーラン》に持ち込まれる7つの謎
「ビブリオバトルの波乱」…………抽選箱に細工をしたのはいったい誰?
「歌声は響かない」…………………美星バリスタ、高校時代の推理
「ハネムーンの悲劇」………………行けなかった新婚旅行のお土産の謎
「フレンチプレスといくつかの噓」…別れ話をするカップルそれぞれの秘密
「ママとかくれんぼ」………………幼い頃の思い出に隠された真実
「拒絶しないで」……………………常連客が出した突然の指示の理由とは
「ブルボンポワントゥの奇跡」……あるトラウマを抱えた男性に不審な出来事が…

感想・レビュー・書評

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  • シリーズが終わったように思ったが、2年半振りの再開とのこと。全て短編ばかりなのが寂しい。
    内容はほぼ全てが、喫茶店に来客したお客様同士の会話を聞いていた主人公が勝手に謎解きをするというもの。ある場面では怒り出す客も出るほど。前はやっと繁盛し始めていて、それなりに客も付いたように思ったのだが、今回は他に客がいなくて、問題を抱えた客同士の会話を丸々と聞いていた。それと、主人公の美星さんが厳しい指摘もできるほど強い女性になったようだ。前作まで一緒にやってきたアオヤマ氏が最後にちょっとだけしか出ていないのが残念。

  • 「喫茶店タレーランの事件簿」シリーズ7作目ですね。
    今回は短編の7作。すべて美星の安楽椅子探偵推理小説仕立てでした。
    岡崎さんのデビューから10年になるそうですから、タレーランも10周年となりました。短編集は2冊目ですね。
    もともと本格探偵推理小説を目指された岡崎さんが、現実に体験された日常の謎の事件をヒントに生まれた1冊だそうです。嬉しいことにあとがきで、10周年記念で今年の8月にシリーズ8作目を岡崎さんの全身全霊の作品に仕上げて発表したいとの異例の宣言がありました。楽しみですね。
    日常の謎のファンの私は、この作品ももちろん好きなのですが、美星の一人舞台はちょっと寂しかったかな。
    タレーランのキャラクター総出演のドラマを期待したいですね。

  • 久々のシリーズ、しかも短編集。美星の名台詞もなく、アオヤマ(らしい登場人物はラストのみ)も出番がなく、サイドストーリー的な感じでした。

    相変わらずの美星の鋭さです。
    お気に入りは美星の高校時代のエピソード。

  • 京都市中京区にあるレトロな純喫茶タレーランを舞台としたシリーズ7作目。久しぶりの短編集で、ガッツリ日常ミステリモノの7篇。うち4篇は、著者が実際に見聞きした出来事が発端とのこと。
    バリスタ切間美星の名推理とストーリーに絡んだコーヒーの小話が小気味好い仕上がり。肩肘張らずに気軽に楽しめる。

  • 久しぶりのタレーランシリーズ。
    今回は少しシリアスなミステリー短編集。
    それぞれの章の主人公が抱える問題をバリスタ美星が解決のアドバイスをするといった流れ。
    今までの作品と比べて美星がクールな印象。性格変わったのかな?
    それぞれがミステリーとしても質が高く読み応えありました。
    夏、または秋頃には新作も出るようで。
    こちらも楽しみにしています。

  • 7つの短編です。

    内容がなんか物足りないです。短過ぎて推理に無理があるように見受けられます。
     
    それと青山くんは今回…。読んでのお楽しみ。

  • 約2年ぶりの新刊!!!という事で発売日に買っていたのですがなかなか手が伸ばせず…今日に至ります笑
    今回、全てのお話がカフェに来た2人のお客様、一方が相手方に相談するという内容。
    それを聞いていた美星さんが事件の予測を立てるという内容でした。
    カフェから一歩も出ることなく解決してしまう、まさに安楽椅子探偵!
    青山さんやおじいちゃんと会話しない美星さん。
    もともと己の心情に従って行動する人でしたが、一人で動くと少し冷たさを感じる場面もありました。
    青山さんやおじいちゃんといった気のおけるちょっと抜けた人とのやりとりがあったからならではの姿もあったのだな〜と
    今回もコーヒーの豆知識があって面白かったです
    次巻は他のメインキャラクターも出てくることを期待!

  • 宝島社刊行記念サイト2019年:歌声は響かない、宝島社文庫2020年6月3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語:フレンチプレスといくつかの嘘、書き下ろし:ビブリオバトルの波乱、ハネムーンの悲劇、ママとかくれんぼ、拒絶しないで、ブルボンポワントゥの奇跡 唯一の明るい話、美星さん、の7つの連作短編を2022年3月宝島社社文庫から刊行。きもある。美星さんには、少し意地の悪いようなところ(融通が利かないかな?)があって、それがとってつけた感のある謎解きや、無理矢理感につながるのかも。

  • 短編集で各話読みやすいです。
    が、少し悲劇感あるものの方が多いですかね?
    ミステリーだからそうなるのも仕方ないのかもしれませんが


    主人公ペアの動向は全然なく、
    そこは少し残念でしたが、
    次巻に期待します(笑)

    実際の見聞きしたことをエッセンスに
    短編を書かれたのはすごいな、と思いました。
    謎を謎ととらえ、その話に理屈をつけ、
    面白い話に仕上げるなんて簡単にできることではないですしね。

    今年8月に続刊予定とのことで、
    間に合うのかはわかりませんが、楽しみにしています。

  • 今回は短編集。こういった形も、タレーランらしくて良い。
    主人公となるお客さんの視点で語られるので、謎解きをしてくれる珈琲店の若い女店員の名前は出てこない事も。
    私たち読者だけが、「あ、美星さん、ゴリゴリ挽いてる!」つまり推理していると気づいてニヤニヤしてしまうのである。

    今まで、美星さんの人となりがよく分からないと思っていたが、お客さんたちが感じた印象によって、かえって理解できた気がする。
    お客さんたちの性格が色々なので、ぶりっ子そうとか、腹黒そうとか、理想の母像とか、非常に賢いとか・・・感想はまちまちだがどれも外れてはいないと思う。
    高校時代の美星さんのことも、ちらっと。

    前回大病をしたおじちゃんも元気そうで安心したし、若い男女の店員の会話が夫婦漫才みたい、という男性店員はアオヤマさんだろうなとか、楽しく読みました。

    そして、美星さんに嘘はつけない!!と実感。
    今回のお話はどれも、実際にあった謎をもとに書かれたという事です。
    そして、タレーランシリーズは10周年だそう。
    今年中には新作が出るようで、楽しみです。

    「ビブリオバトルの波乱」
    「歌声は響かない」
    「ハネムーンの悲劇」
    「フレンチプレスといくつかの嘘」
    「ママとかくれんぼ」
    「拒絶しないで」
    「ブルボンポワントゥの奇跡」

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著者プロフィール

1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。
第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社文庫)で2012年デビュー。同書は2013年、第1回京都本大賞に選ばれた。
同シリーズのほか、著書に『夏を取り戻す』(東京創元社)、『貴方のために綴る18の物語』(祥伝社)、『Butterfly World 最後の六日間』(双葉社)などがある。

「2022年 『珈琲店タレーランの事件簿7 悲しみの底に角砂糖を沈めて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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