おわかれはモーツァルト (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

  • 宝島社
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本棚登録 : 938
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299049117

作品紹介・あらすじ

累計175万部突破の岬洋介シリーズ! 友人のピアニスト・榊場を助けるため、岬洋介が活躍する『おわかれはモーツァルト』が待望の文庫化です。2016年11月。盲目ながら2010年のショパンコンクールで2位に入賞したピアニスト・榊場隆平はクラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場が犯人として疑われてしまう。事件は深夜、照明の落ちた室内で起きた。そんな状況下で殺人ができるのは、容疑者のうち、生来暗闇の中で暮らしてきた榊場だけだと警察は疑う。窮地に追いやられた榊場だったが、そんな彼のもとに、榊場と同様ショパンコンクールのファイナルに名を連ねたあの男が駆けつける――! 『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • こちらもお気に入りの「岬洋介シリーズ」第8弾?♪〜

    ねえ、まだあ?岬洋介はまだなの〜?

    世界を渡り歩く天才ピアニストが、残り三分の一頁目にやっとこさ、登場!
    もう、ずっと待っていたんだからね
    途端に読むペースが速まる♪(´ε` )

    登場は遅いが、救世主は呼んだら駆けつけるのが速いのさっ=3
    彼の人生は、人並外れた数多の才能をほぼ他人を癒やし救うために使っている

    殺人事件が起こり、盲目の天才ピアニスト榊場隆平が疑われ事態は難航していたが、彼の登場で空気が一転する

    ショパンコンクールで出会った二人の日本人天才ピアニスト
    榊場のコンサートに飛び入りでゲスト出演し、二人のアンサンブルに観客も読者も心が躍る♪

    「才能とは神様からの贈り物
    だから、どう使おうが個人の自由」

    そんな言葉を一度でいいから言ってみたい

    今回も岬洋介のスケールの大きさに感銘を受けた
    やっぱり良いわ(≧∀≦)
    でももっと長く貴方と時間を共有したかった!

    単なるアイドルを追い求めるようなレビューになってしまった。。。笑

    • かなさん
      ハッピーアワーをキメたK村さん、おはようございます!
      共感して、思わずコメントを(*^^*)
      岬洋介、私も大好きなんです!
      と、いうこ...
      ハッピーアワーをキメたK村さん、おはようございます!
      共感して、思わずコメントを(*^^*)
      岬洋介、私も大好きなんです!
      と、いうことは、ハッピーアワーをキメたK村さんとは
      ライバルですねっ!!
      2023/12/24
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      キャーッ、かなさんライバル!!(๑ʘㅁʘ๑)!!
      それは大変!ꉂꉂ⎛ᵔᗜᵔ*⎞
      もうさ、呼んだら私の所にも駆けつけて欲しい♡
      「今こそガーシ...
      キャーッ、かなさんライバル!!(๑ʘㅁʘ๑)!!
      それは大変!ꉂꉂ⎛ᵔᗜᵔ*⎞
      もうさ、呼んだら私の所にも駆けつけて欲しい♡
      「今こそガーシュウィン」の次作もあるんですよね?
      かなさんのレビュー読んで知りました
      ちょっと早く読まなくちゃ〜(^^;;
      2023/12/24
  • 久しぶりの岬洋介シリーズ!

    時間設定は、前作の直後ぐらいかな?友人助けるために、海外ツアー全部キャンセルした後っぽいし。

    また、今回も凄いタイミングで(笑)、友人が助けを求めて来るんやけど。
    盲目のピアニスト 榊場隆平が、自身にかかった殺人容疑に!

    しかし、岬さん、登場して来るのが、遅い〜!もう、半分くらい読んだ辺りから登場やん!
    出て来たら、全てを持って行くという、おいしい人やけど。
    中山七里さん、最古参のシリーズだけあって、他のシリーズの主人公らもお願いだけで呼び出せるし、さすが!
    相変わらず、言葉だけのピアノ演奏なんやけど(小説やから、当たり前か^^;)、凄い演奏を聴いている気分になる。まぁ、実際に聴いても、ちんぷんかんぷんで違いが分からんのやけど。
    今回も、友人を助けて、プライベートは良い感じやけど…
    岬さんは、これから借金返済に大変そうやけど、続編は、返済後の話になるんかな?(単行本出てるから、悩ましい…)





    『与えられた才能は自分のみならず自分以外の人間のために行使すべきだという考えですね。それが正しいかどうかは別として、僕はその考えがとても好きなのですよ。』

    どんどん下さい〜!

  • お久しぶりの岬洋介シリーズ。
    こちらは、いつもながら素敵な音楽を読ませていただく作品です。
    ショパンコンクールファイナルを岬と競った盲目のピアニスト。彼にまとわりつくフリーの悪質ライターが、彼の練習室で殺される。当然、彼と周囲に殺人容疑が降りかかる。
    今回は、ミステリーより、過去クラシック界で話題になった聴覚障害偽装事件、盲目のピアニストの活躍やそれを支える人達の活動の様子が主体のお話かな。
    岬洋介後半登場で、事件も解決、コンサートも成功して、次作をお待ちします。
    音楽用語からの各章のタイトルを毎回上手く考えてきますよね。各タイトルにストーリーがピタリと収まっている。

    • みんみんさん
      シリーズ最新刊⁇
      読まないと( ・ὢ・ ) ムムッ
      シリーズ最新刊⁇
      読まないと( ・ὢ・ ) ムムッ
      2024/01/07
    • おびのりさん
      みんみんは、中山七里も好きかい?
      中山さんサイン本2冊目だから、これもいつの日かあげよう。d( ̄  ̄)
      みんみんは、中山七里も好きかい?
      中山さんサイン本2冊目だから、これもいつの日かあげよう。d( ̄  ̄)
      2024/01/07
    • みんみんさん
      七里さんは毎日ほとんど寝てないよ
      YouTubeで密着してた笑
      七里さんは毎日ほとんど寝てないよ
      YouTubeで密着してた笑
      2024/01/07
  • 他の方も書かれていますが、主人公の岬洋介が登場するのが遅い。終わる頃に登場する。ということで、今作は推理が少なめ。音楽を聴いていないと、作品の大半を占めるモーツァルトの作品解説が全く理解できずに終わってしまう。
    犯人は違和感を感じていた人だったので、得意のどんでん返しが無くて残念。岬洋介が友人のSOSに応じて即登場するのには感動する。もっと岬洋介の演奏シーンが読みたかった。

  • 中山七里氏の音楽ミステリーシリーズ第8弾。かつてショパン・コンクールのファイナルで競い合った盲目のピアニスト・榊場隆平が殺人犯として疑われている。友人のピンチに登場する崎洋介。前作「合唱」のような話だが、今回は弁護活動はせず、真犯人を突き止める役割。ピアノ演奏シーンの詳細な描写がこのシリーズらしい。崎洋介、格好良すぎる。

  • 思いがけずサイン本が購入できてワクワクしながら読みました。岬洋介が出てくるのけっこう後半で待ち遠しかったです。今回そこまでの意外性はなかったものの演奏の描写は立派です。モーツァルトは好きな作曲家の真ん中くらいですが久しぶりに聴きたくなりました。

    • おびのりさん
      akiさん、こんばんは。
      私も、この文庫は、サイン本です。
      残り1冊でした。
      もしかしたら、同じ本屋さんで買ったかも笑
      akiさん、こんばんは。
      私も、この文庫は、サイン本です。
      残り1冊でした。
      もしかしたら、同じ本屋さんで買ったかも笑
      2024/01/13
    • akiさん
      おびのりさんこんばんは(^。^)
      いつもおびのりさんの感想楽しみにしています。読書量尊敬しています。おびのりさんもサイン本でしたね。同じ書店...
      おびのりさんこんばんは(^。^)
      いつもおびのりさんの感想楽しみにしています。読書量尊敬しています。おびのりさんもサイン本でしたね。同じ書店かもですね。これからもよろしくお願いします。
      2024/01/13
  • 岬洋介シリーズ8作目。
    とはいえ、彼が登場するのは全体の3分の1が過ぎてから。
    他のブログ氏も、登場するのが遅い!と叫んでいる(笑)。
    音楽を介したミステリーと言えるが、今回はその特徴がより強く、主役的立場の盲目のピアニスト榊場隆平の演奏場面が全編に流れる。
    いつも思うことだが、曲目の特徴を如実に捉え、演奏を文章化する著者の表現力に感嘆するばかり。本作では、モーツアルトのピアノ協奏曲20番21番23番。YouTubeで、曲を聴きながら、その箇所を読んでいた。
    著者の小説は、他のシリーズの主人公がよく登場するが、今回は御子柴礼司弁護士に犬養隼人刑事が。
    岬洋介が、「御子柴先生は大変な怪我をして、いまだに入院中なんです」と語る場面があるが、御子柴シリーズでのどの作品の頃だろうか。ブクログ氏でどなたか判る方は?

  • 中山七里『岬洋介』シリーズ第7弾。
    ひさしぶりの『岬洋介』シリーズ、前作の『合唱 岬洋介の帰還』から時間がたちすぎており、前作の記憶が…

    ショパン・コンクール2位の全盲のピアニスト・榊場隆平。
    しかし、『榊場隆平の全盲は芝居では⁇』とスキャンダラスな記事を書くフリーライター・寺下が、隆平のピアノ室で遺体で発見される…
    一転、容疑者となった隆平。

    そんな、隆平の前に現れた岬。

    岬は、隆平の容疑を晴らすために奔走する。

    しかし、フリーライター・寺下のでっちあげはひどい。何を書いても許されるのかと。
    最近の芸能スキャンダルがだぶる…
    そこまで書かなくてもと。
    売れればいいのかと。

    警察の捜査もずさんすぎて…
    隆平が容疑者だというなら、硝煙反応は…

    しかし、岬の登場後のスピード感はすごい。
    岬の爽やかさも相まって、あっという間に…
    あっさりしすぎて…
    もうちょっとひねりがあっても。

    『犬養勇人シリーズ』捜査1課・犬養の登場や、『御子柴礼司シリーズ』の弁護士・御子柴の名前だけ登場は、中山七里ならでは。

  • 今回も一気読み。
    まだ未読ですが、どうも今回の登場人物はこのシリーズのどれかの作品に出てきた人物らしい。
    このシリーズ1作目から、読んでないことを悔やみます(т-т)
    休みの日に読んだので、あっという間に読了です。
    面白い。

  • 文庫の真ん中過ぎに、やっと登場の岬洋介!待ってました!

    今回も岬洋介の暖かい思いが、心に沁みます。


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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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