紙鑑定士の事件ファイル 紙とクイズと密室と (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

  • 宝島社 (2024年3月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784299052933

作品紹介・あらすじ

紙業界誌に掲載された〝紙人32面相の推理クイズ〟と、
現実に起きたという密室殺人事件との関係とは――?

どんな紙でも見分けられる紙鑑定士・渡部は、懸賞目当てにクイズを解きながら様々な事件に巻き込まれる。
学習塾で起きたカンニング事件の真相とは?
「さわるときけん けがするで」物騒な怪文書を作った犯人は、どうやって密室の建物に忍び込んだ?
事件とクイズを解明していった渡部は、〝紙人32面相〟から協力を請われ、とある怪死事件の謎も解くことに……。

みんなの感想まとめ

紙にまつわる知識が豊富に詰まった本作は、紙鑑定士・渡部が様々な事件に挑む姿を描いています。特に、密室殺人事件やカンニング事件など、多様なミステリーが展開される中で、ユニークなトリックやクイズが巧みに絡...

感想・レビュー・書評

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  • あいかわらず紙のマニアックな知識を知れて面白い密室の謎が何パターンがあってクレセント錠などユニークなトリックで面白かった。日頃から異なる視線で考えているとひらめきが起こる。とくにこの鑑定士は多い笑

  • 紙鑑定士シリーズの第3巻。表紙のデザインが前2巻と違うので、スルーしそうになりました。
    この巻は作中業界紙「月間KAMI-ZINE」の懸賞付きクイズを軸に展開しますが、形態としては3話構成の連作短編集です。前2冊は模型色が強いお話でしたが、今回は出版業界も含めて広く紙を取り扱ったお話になっています。

  • このシリーズは1と3が面白い。
    相変わらず紙にまつわることがとても細かい!
    紙業界や本業界のことも垣間見えるので面白い

  • うーむ

    スカッとせず何かモヤモヤが…

    動機が弱いのか、
    犯人達(?)の行動原理に
    共感できないからなのか?

    あと、恋愛要素に繋がりそうなところを
    サラッと流しすぎ。

  • 主人公が
    謎解きに慣れてきた感じ

    まわりのキャラクターも
    立ってきた感じ

    今後のお話にも期待大

  • [こんな人におすすめ]
    *本が読みたいけど疲れてるから感動系は読みたくない、重苦しいのも嫌な人
     さくっと読めます。結末にモヤモヤすることもなく、短編集なので通勤中や寝る前などの短時間でも読み進めやすく、新しい知識も増えて楽しいと良いとこづくめなお話です。ちなみに、シリーズ1冊目を読んでなくてもなんとかなります。
     ただし、読者に突き刺さる部分も出てきます。面白い小説には心打たれる文章がつきものなので、1ミリも心動かされたくないな人は別の本をおすすめします。

    [こんな人は次の機会に]
    *単行本ではなく文庫を買って読みたい人
     紙鑑定士シリーズは単行本の材質や色味を触りながらニコニコするという楽しみがあります。文庫化でどこまで反映されるかわからないので、文庫派の人は読み終えた後、図書館などで単行本の装丁を確認することをおすすめします。

  • 紙人32面相からの謎を解くという話だが、謎解き部分に紙以外の要素が少し多すぎた気もする。要素はあるが、もう少し深掘りが欲しいという感じか周辺に追いやられているという感じか。
    土生井とか真理子はもう少し出番ほしいかな。

  • 3.8くらい。

    題材が私たちにとって身近だけど馴染みの無いものでおもしろかった。
    謎とか内容的にはよくある感じだけど楽しかった。
    もっとおおってなったらわたし的に4だった

  • 紙の雑学が多くて面白かった。水に溶ける紙は懐かしかったなぁ。

  • 主人公に近い業界で働いているが、新たな発見が多々ある。よくもまあ、紙だけでここまで書けるもんだと関心した。

  • 紙ってたしかに触り心地がそれぞれ違うから種類って色々あるんだろうな、とは思っていたけど、こんなにも多彩だったなんて初めて知った。けど、あまり頭には入ってこなかった。興味がないからだろうな。紙は紙なんだよ。
    物語初めは読みにくかったけど、だんだん慣れてきたのか作者のギアがかかったのか分からないが、後半は読みやすかった。トリックはあまり複雑ではなかったし、なんだか都合がいい感じもしたし、感情の描写がなんだか恥ずかしくなることもあったが、まあまあ面白かったかな。

    A判 国際規格
    B判 日本規格

  • 時々くどいかもという描写があったけど、紙のプロという真実味が出ているのかもしれないとも思った。
    人形の家を解く過程が一番面白かったが、後からその理由がわかって納得した。次回は登場人物の人間関係がもっと深くなるのか。

  • 紙鑑定士に馴染みがなさすぎて用紙の羅列に最初は読みづらかったですが、だんだん慣れて後半は一気読みできました。

  • 紙鑑定士シリーズの3作目。

    姉の自殺が信じられず、同じ紙業界に就職した女性。
    姉の不倫相手をあぶりだすために、紙業界誌にクイズを掲載する。
    紙鑑定士の渡部は懸賞金目当てにクイズに応募し、
    第一問に正解したことから、
    その自殺を調べるのを手伝うことになる。

    なにか、その女性に怪しさというか危うさを感じ、
    渡部はだまされているのではないかと、
    勝手にドキドキした。
    女性が容疑者に呼び出されてひょこひょこ会いに行ってしまうあたりも、
    渡部を陥れる罠なのかと思っていた。
    まあ、ある意味渡部はだまされていたのだが。

    怪しいと言えば、
    クイズに応募してきた解答の中に怪しいものがあったのだが、
    応募者がその解答を書いた理由が、
    夫婦げんかでやけ酒を飲んで送ってしまったとか、
    謎が解けずに謎の文章を返したとか、
    あまりに胡散臭すぎた。
    嘘だろうと決めつけて、こちらも勝手な憶測をしていた。

    とはいえ、今回はかなり紙が主役で面白かった。
    前作、前々作で登場した専門家、プラモデル製作者もフィギュア原型師も
    登場していたのも良かったし、
    カーキ色がインドの土埃色だとは知らなかったし。
    出版社との男児向け雑誌の付録の企画で、
    昔のスパイ手帳で盛り上がっていたのに、
    水溶紙の単価が10倍から20倍と聞いてしゅんとなったのも面白かった。

    それにしても、
    元恋人の社長令嬢が見合いをすると言っているのに何も言えないとは情けない。
    別にプロポーズをしろと言っている訳ではない。
    車を「飛ばすぜ!」とか言っている場合なのか。

  • シリーズものと知らず購入…そして読了。

    途中で気付いたものの、面白くて最後まで読み切った。
    紙オタクにもほどがある…
    想像力と行動力が素晴らしい。
    後半の「月刊KAMI-ZINE」の話に引き込まれ過ぎて、前半の塾生の話を忘れてた…。あれも凝った謎解きでした。

    シリーズ初めから読みたいので購入しようと思う。

  • 渡部さんは紙オタク。
    博士ちゃんとかもそうだけど、その道のスペシャリストの話を素人にもわかるように説明してくれるのって楽しい。

    前半はちょっと読むのがかったるい感じだったのだけれど、後半からはスピード感があって読みやすかったな。

  • シリーズ3作目。
    楽しみにしていましたが入手するのに手間どり読み終わったばかりです。
    シリーズ3作目、作者に失礼な思いが…
    期待している心の中にもしかしてがっかりしてしまわないかと不安もありました。
    読み始めてごめんなさいの気持ちがすぐに浮かびました。
    面白い、すぐに引きこまれました。
    渡部さんはどんどん鑑定と共に探偵さん度が増していると感じます。
    クイズ、密室、紙の3つのワードが入れ替わる目次も凝っているなと思いました。

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