驚愕の1行で終わる 3分間ミステリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2024年4月3日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299053671
作品紹介・あらすじ
『このミステリーがすごい!』大賞
出身作家36名が競演!
3分で仰天するショート・ミステリー集
なるほど!
まさか、そんな!?
ラスト1行で世界が一変・納得・すっきり!!
(あらすじ)
ドラマ「主婦たちの完全犯罪」に触発され企てた殺人計画は、誰にもバレないはずだったが…… (倉井眉介「味方のいない完全犯罪」)。
田中が死ぬたびにタイムリープが発生!? 果たして俺はこのループから抜け出せるか (三日市零「田中突然死回避計画」)。
その他、誰も出した覚えのない特許使用許可の謎や、互いに相手を出し抜こうとする双子の姉妹の話など、ショート・ミステリー全36編収録。
感想・レビュー・書評
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2024年4月宝島文庫刊。第15〜22回のこのミス大賞作家36名の書き下ろし。シリーズ1作目。多彩なメンバーによる多彩な話で、楽しめるものもあったし、そうでないものもあった。同時刊行の驚愕の1行で始まるが2作目だそうだが、どうもそちらのほうがレベルが高いように思います。
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『このミステリーがすごい!』大賞出身作家36名による超ショート・ストーリー集。
同日発売された『衝撃の1行で始まる』と対の本作『驚愕の1行で終わる』も全作書き下ろし。
やはりミステリーは最後に驚かされる方が好み。
1話当たり5~6頁、少ない頁数の中に濃いドラマがあって、ラスト一行で景色が一変する。
印象に残ったのは
「イビキ/小西マサテル」
「注文の呪い/浅瀬明」
「湯治/朝永理人」
「マグ・メル/久真瀬敏也」
「あなたの小説、面白かったよ/貴戸湊太」
「新月に願いを/宮ケ瀬水」
「盲目的な恋/秋尾秋」
「ルーティン/越尾圭」 -
サクサク読める。最後の一行を予想しながら読み進めるとより楽しめる。オチがわかったのと予想が外れたのは半々くらいか。この分量でもしっかり起承転結するのはさすが一流作家
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短編で気に入った文体の作家さんを発掘するのが好きなんですが、さすがに短すぎて特徴を掴むのは難しかったかな…。
ガッツリ没入というよりは、ちょっとした隙間時間にサラッと読むタイプの小説ですかね。 -
面白かった
短編集で、それぞれもとても短いので 一冊で沢山のストーリーが読めた。
ぉぉ〜と思うものもあり、サクサク読めて楽しかった。
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隙間時間にちょうど良い感じだった!
桐山徹也さんの「廃病院」が一番好き。 -
ラスト1行でどんでん返しというよりは、なんかおかしいぞと思ってたことがラスト1行に集約されてるタイプの短編集。戻って読み直す作品が多かった。
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50360299 -
4、5ページで読み終わる短編ミステリーだから、すごく読みやすかった。
けど、短いからこそ「え、どういうこと?」ってなる話も結構あった。
個人的に好きだった話は「ルーティン」と「廃病院」。
そう来たか!というラストで面白かった。
『このミステリーがすごい!』大賞編集部の作品





