3分で読める!ミステリー殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2024年6月5日発売)


- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299055750
作品紹介・あらすじ
名探偵 密室殺人 ダイイングメッセージ
パロディか悪ふざけか!?
ミステリーの“お約束”をネタにした
異次元のショートショート集
世界25言語に翻訳された
『人生写真館の奇跡』著者
書き下ろし24作!
(あらすじ)
孤島でわらべ歌に見立てた連続殺人を計画する家族、倒叙ミステリーの世界に憧れる主婦、難読ネームに翻弄される犯人、神隠しに遭った人間だけが入れるという奇妙な研究会、どんな物語もアッと驚く結末にできる大発明、夜の釣り場に現われる怪異、どうしても決め台詞を言いたい名探偵……。
奔放なイマジネーションが迸る、ミステリーのお約束と戯れた驚天動地の傑作ショートショート集!
感想・レビュー・書評
-
ミステリー⁉︎のショートショート。
あまりにもショート過ぎて物足りない。
よく短い話に仕上げられたよなぁと…。
なかでもまさか…と少し笑いがある3作
[交換殺人]殺人同窓会〜確かに交換してるわとちょっと笑える。
[現場不在証明]鉄壁のアリバイ〜アリバイ作りのつもりが肉体を作り上げてしまってるとは…。
[殺し屋]夢の殺し屋〜自分が捨てた夢に、復讐されるとは…。
やっぱりショートより長編ミステリーが好きだわ。
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孤島でわらべ歌に見立てた連続殺人を計画する家族、どうしても決め台詞を言いたい名探偵、ネタに困りミステリーの精霊を呼び出そうとする作家……。
ミステリーのお約束をネタにした、ショートショート集。
「吹雪の山荘」や「童謡殺人」「ダイイングメッセージ」など、ミステリーのお約束である題材をテーマとしたショートショート集です。
『ミステリー殺人事件』と題していますが、ミステリー要素は主に題材だけで、それぞれのストーリー自体はユーモア・コメディといった感じ。
くすっと笑いながらすぐに読めてしまいます。息抜きしたいときに軽く読むのに良いかもそれません。
気に入った作品について少しだけ。
『【童謡殺人】復讐の傀儡師一家』……どことなく某じっちゃんの孫が主人公のミステリ漫画のような香りがします。弟は人間が出来ている、
『【館】上高地「八望星屋敷」施工記録』……館モノあるある満載。ミステリアスで好きです。
『【現場不在証明】鉄壁のアリバイ』……好きです。それだけガッツあれば何でもできる。
『【シリアルキラー】死体の描き方』……この作家さんは応援したくなる。 -
自分には合わなかった…
ふざけた感じが合わない。
"あの日のブックカバー "は面白かった -
※
移動時の電車内で読むために、
持ち歩くにも軽くコンパクトで苦なし。
1話が短いので、ちょっとした空き時間に
手に取ってサクッと読めてよし。
内容もライトで気分も重くならない。
コレはこれで良い。
-
よくこれだけのネタをショート・ショートにしたものだ。つい笑っちゃう。なかでも密室のポジティブさが好き。
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ミステリの様々な「あるある」をモチーフにしたユーモラスなショートショート集です。ミステリ好きなら食いついてしまう要素がいっぱい。実に楽しい一冊でした。
お気に入りは「雪山山荘・難読殺人事件」。雪の山荘で連続殺人を繰り広げようとする主人公がぶつかった難問は「漢字が読めない」。うっわー、たしかにそれだけきっちり計画を立てたのに、なんてこったい、って気分になります。そしてなんだかラストがいい感じになっちゃうのも良し。
「殺人同窓会」も素敵な話になっている気がしますが。いや、この先どうなるかはまだ分からないのか……?
一番やられた、と思ったのは「星月夜のお茶会」。途中の展開までは読めたのですが、まさかこんなラストに。そしてこれもなんだかいい感じなんですよね。 -
すごく面白かった!
さすが、柊サナカさん(といってもまだ2作目だけど……)!
○すきなやつ
復讐の傀儡師一家
アイラブ倒叙ミステリー
注釈の多い料理店の殺人
星月夜のお茶会
「この中に犯人がいます」 -
どの短編もくすっと笑えたり、ゾッとしたり、感動したりといいお話ばかりでした。
とても読みやすくて面白かったです。
個人的には、『時刻表ミステリーの精霊』が好きでした。 -
サクッと読めました。
オチは嫌いじゃないです。 -
Fに挫折しているのでリハビリがてら寝る前に気が向いた話数読んでた。
ミステリーにまつわる小ネタ集って感じだから求めていたものとは違った。神隠し研究会とこの中に犯人がいますが好き。神隠し研究会は購入時想定していた3分ミステリー、この中に犯人がいますは掲載順が効いてる。
著者プロフィール
柊サナカの作品





