復讐は感傷的に (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

  • 宝島社 (2025年3月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784299065711

作品紹介・あらすじ

大手メーカーの会長・磯田孝之助が起こした交通事故の裁判は、真実が捻じ曲げられ十分な求刑がなされずに終わった。
司法に限界を感じた衿須鉄児は弁護士を退職。「合法復讐屋」エリスとして生き始めた衿須の前に現れたのは、件の事故で父親を亡くした少女・楓だった。
そして二年後。「秘書」メープルとしてエリスの事務所で働く楓のもとに「孝之助が殺された」というニュースが……。

みんなの感想まとめ

テーマは復讐と正義の狭間で揺れる人間ドラマで、登場人物たちの成長や絆が描かれています。物語は、合法復讐屋エリスとその秘書メープルの過去を掘り下げ、特にメープルが秘書になる理由やエリスとの出会いが明かさ...

感想・レビュー・書評

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  • みんとあめさんとこっとんさんに続編があると教えて貰った本

    メープルとエリスのエピソードゼロといった話。
    結構重くて辛い話だった。ジンと来た。

    • こっとんさん
      raindropsさん、こんにちは♪
      情報提供したくせに私はまだ読んでなーい( >﹏< *)
      ジーンとしちゃう感じなのですね。
      やっぱり読ま...
      raindropsさん、こんにちは♪
      情報提供したくせに私はまだ読んでなーい( >﹏< *)
      ジーンとしちゃう感じなのですね。
      やっぱり読まなきゃー(≧∀≦)
      2025/10/07
    • raindropsさん
      こっとんさん、こんにちわ

      教えて頂きありがとうございました!

      ジーンとするなんて思わずに読んだので、余計良かったのかもしれません。

      「...
      こっとんさん、こんにちわ

      教えて頂きありがとうございました!

      ジーンとするなんて思わずに読んだので、余計良かったのかもしれません。

      「楽しみな本」としてリストアップしておいて下さい。
      2025/10/07
  • 安定のスリル感と面白さ。
    エリス姉さん、どこまでもついていきます!!
    今回は秘書メープルがなぜ、秘書になったのかが明かされて、合法の復讐屋さんになった理由もわかって、すっきり。
    がしかし、これで終わっちゃうのかなと、思ったりして寂しい。
    続編があるといいな。

  • ブクログで登録してあるキーワードの新刊通知が来たらすぐに出版社ホームページで確認し、出版前に図書館に予約申請をする(出版社ホームページにアナウンスが無いと却下されてしまう)のだが、最近は図書館が購入してくれるのが遅い上に、出版前予約競合者が多くて、以前のように早くは借りられなくなってきた。

    なので「図書館に早くから予約しておいたので、早目に借りられた。ありがたい。」とは近頃書けなくなってきた。

    本作もそう。

    それはさておき、本作は前2作の前日譚として位置付けられるだろう。
    メープルの素性がやっとはっきりしたわけだが、メープルの抱えるトラウマは前作までで読者になんとなく示されていた。
    著者にはきっと最初から全部の構想があったのだろうと思う。
    シリーズ化して、後になってから前日譚を主題に構想を練ったというより、最初から本作までの構想があったのなら、本作を1作目にして、エリスが事務所開設してメープルもそこに居る前2作を次に持ってきてくれたら良かったのになぁ。
    出版社の戦略だったのかもしれないけれど。
    (前2作の個々の案件については私は覚えていない。)

    本作は、誰が読んでもあの事件を思い浮かべることだろう。
    本作では大塚駅事件となっているが、大塚駅の隣駅の名前だし、実際の現場は大塚駅からも割と近かった。
    実際にも、被害者家族に誹謗中傷があったらしいが、なんで被害者側を誹謗中傷する人間がいるのか信じられなかったし、そういうことをしてるのは加害者側関係者なんじゃないの?とまで考えたりして苦々しく思ったものだ。
    ちなみに本作はその部分はメインではない。

    ネタバレになってしまうから詳しくは書かないが、ちょっと時系列にアラが見られる。
    「AがBの所へ来た」ということを最初の電話ではBがCに伝えていないのに、短いスパンでCは計画を変更した。
    「AがBの所へ来た」ということをBがCに伝えたのはずっと後だし、Cが計画を変更したのは急きょだったとC本人が説明しつつも、それまで随分長い期間Aの行動があったようにCは同時に述べている。

    まあ、これなら何のことだかわからないのでネタバレにはならないだろうが、とにかくきちんとじっくり読むと、矛盾がある。

  • 合法復讐屋エリスと秘書メープルの出会い。
    エリスの秘書にになる経緯がわかりました。
    メープルは小学生とは思えない落ち着きとスキルがあり、エリスは衿須鉄児というまあまあ名前はゴツいけれど女性に扮した時はとてもキレイ。
    今回も映像化したら誰が似合うかななんて考えながら読みました。
    また新しいシリーズが読みたいです。

  • 「復讐は合法的に」の第三弾にして、メイプルちゃんが表紙に登場しました。なんか想像通りで嬉しい。

    内容は兼ねてから疑問だった「なぜ小学生が探偵事務所で働いてるの?」「エリスさんはなぜ復讐ビジネスを始めたの?」が明かされます。ラストはちょっと切ない感じでしたがお互いにかけがいのない存在になっているところがよかったです。

    エリスさんとケンちゃんさんは古馴染みな感じですが、2人の馴れ初めもいつか描いて欲しいです。

  • シリーズ第三弾。前作では先行きが怪しく感じられたが、本作は主人公の秘書である小学生のメープルに関する話が面白かった。もう一話も良かったが、主要メンバーと思ってた人が逮捕され、やはり先行き大丈夫かなと思った。

  • 三日市零さんの「復讐は〜」シリーズの第3弾!エピソード0的なお話で秘書のメープルが事務所で働くきっかけになった物語とその後に起こった事件の話でした…最後はちょっと切なくタイトル通り感傷的になりました

  • 大好きなシリーズ第3弾!
    待ちに待った「合法復讐屋」エリスと「秘書」メープルの原点の物語。

    メープルの過去と境遇を知り、大人びている理由に切なくなる。
    そして、メープルにとってエリスがどれだけ大きくて大切な存在なのか、エリスにとってもメープルは原点であり、かけがえのない存在なのだということ、復讐屋をはじめた思いや覚悟もこれまで以上に伝わってきて、より二人が好きになった。もちろんケンちゃんも。
    Case2は一気読み。ラストは切なかった。

    魅力がより増したなと感じた今作。
    次も楽しみに待つ!

    • こっとんさん
      みんとあめさん、おはようございます♪
      いつもありがとうございます(o^^o)
      第3段で、とうとう過去が語られるのですね!
      もうそろそろ、そこ...
      みんとあめさん、おはようございます♪
      いつもありがとうございます(o^^o)
      第3段で、とうとう過去が語られるのですね!
      もうそろそろ、そこお願いしますm(_ _)mと思っていたので嬉しいです♡
      ただいま図書館予約待ち中。楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))
      2025/04/24
    • みんとあめさん
      こっとんさん、こんにちは♪
      待ちに待った!です(*゚∀゚*)
      順番早くまわってきますように⭐︎レビュー楽しみにしてますね♫
      こっとんさん、こんにちは♪
      待ちに待った!です(*゚∀゚*)
      順番早くまわってきますように⭐︎レビュー楽しみにしてますね♫
      2025/04/24
  • 楽しみにしていたシリーズ3作目
    今まで触れられなかったエリスとメープルの関係の原点が描かれており、今までの作品の見方がまた少し変わってくるという印象を持ちました。
    また、合法復讐というものを改めて考えさせられる内容でした。
    あとはケンちゃんが変わらずカッコいい人です!

  • Case 1 少女

    シリーズ3作目。エリスとメープル出会いの前日譚。
    現実に聞き覚えのある事件を参考にしているのが明らかで少々ハラハラした。


    Case 2 訣別

    前作、前々作の期間を経て現在軸に戻ってきた。戻ってきたけれどもCase 1 少女と地続き。

    いつもお世話になっているケンの、“⋯(ネタバレ伏せ)⋯だったら、どんな理由をつけてでもお前を逮捕していた”という台詞にしびれました

  • 前半はメープルが秘書になった経緯が描かれた前日譚となっており、シリーズを読んできた者としては興味深く楽しく読めた。後半はこれまでのシリーズとの時間軸がわからなかったけど、前日譚の事件が引き続き描かれていて、エリスのメープルへの想いが伺えて良かった。

  • 大手メーカーの会長・磯田孝之助が起こした交通事故の裁判は、真実が捻じ曲げられ十分な求刑がなされずに終わった。司法に限界を感じた衿須鉄児は弁護士を退職。「合法復讐屋」エリスとして生き始めた衿須の前に現れたのは、件の事故で父親を亡くした少女・楓だった。そして二年後。「秘書」メープルとしてエリスの事務所で働く楓のもとに「孝之助が殺された」というニュースが……。

  • エリスとメープルの出会いとその後の事件!
    メープルの子供らしからぬ佇まいが好きすぎる。
    ちょっとあの事件を踏襲しているところが、なんとも言えないなー

  • エリスがなぜ合法復讐屋稼業に手を染めることになったのか、そして秘書メープルが事務所に来ることになった理由が明らかに。
    タイトルにもあるように、読みながら、そして読後にも「感傷に」浸りたくなる。
    法治国家に生きる上で法に従うのは当然だが、必ずしもそれが正義が守られることとイコールでないのは辛いところ。

  • シリーズ第三弾!ブクログに流れてくるたびに、図書館に入荷されたら読みたいと思っていた本。ようやく読めた!

    今作では、前作と前前作のスカッとしたライトノベル風味が少し薄れ、ミステリーの側面が強くなっていると感じた。

    これまでこのシリーズは、息抜きや娯楽として気軽に読むものだと思っていたので、油断して読み進めていたら、見事にしてやられた(笑)

  • シリーズ3作目。
    やっと明かされたエリスとメープルの過去。
    エリスにとっても、メープルにとっても、お互い大事な存在であることがよくわかる良い話だった。




    ・・・・
    孝之助を殺した真犯人が近しい人に罪をなすりつけるような人物像には全く見えなかった…。

  • 「嫌ねぇ、法律は守るわよ―――――隅から隅まで使うけど」(100頁)

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    #復讐は合法的に #復讐は芸術的に に続く、シリーズ3作目。

    表紙にはエリスこと弁護士の衿須鉄児(えりす てつじ)だけでなく、“助手”である小学生のメープル(佐藤楓)も登場!

    今回は、合法復讐屋としての面はだいぶ控えめなものの、テンポもよくて読みやすい。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    ケース1「少女」は、エリスとメープルが出会い、秘書として働くようになるまでの事件の話で、前日譚のような感じ。

    まだメープルになる前の楓が登場するのだが、齢なんと小学2年生。

    メープルの辛い過去が明かされる、衝撃的な中編である。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    そしてケース2「訣別」はケース1から2年後のお話で、ケース1が“前置き”のような位置づけになっている。

    この時点でのメープルは小学4年生なのだが、、、辛い過去を加味したとしても「メープルよ、人生何周目ですか…?」と言いたくなるくらい、大人よりも大人な小学生…
    きっとIQが、すごいのだろうな…

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    シリーズ序盤のターニングポイントとなりそうな1冊だったが、過去の話のせいか、2巻ラストに出てきた謎の人物は登場せず、次巻までおあずけ。

    今回の話のあと、現在につながるまでの間にも、謎の人物が絡むような、なにか事件があったのではないか…?

    次巻以降も、たのしみなミステリシリーズである。

  • これまで読んできたシリーズの中で、私にとって最も心を揺さぶられた一作だった。
    読み終えた後、静かに胸に余韻が残り、「これが一番良かった」と素直に思えた。

    最初の復讐は、どこか“緩い”印象を受けた。
    やろうと思えば、もっと徹底的に追い込むこともできたはずだ。
    それでも主人公はそうしなかった。
    そこには怒りに任せない“大人の対応”があったのだろう。
    しかし同時に、その温情こそが、二つ目の事件を引き起こしてしまったのではないかという思いも拭えない。
    もしあの時、容赦なく復讐していれば、磯田幸之助が再び会長に復帰しようなどとは考えなかったのではないか、2つ目の事件も発生しなかった。
    そんな「もしも」を考えずにはいられなかった。
    復讐において情けを残すことの是非を、読者に突きつける展開だったように思う。

    そして迎える終盤、そこには驚くべき大逆転が待っていた。
    「そう来たか」と思わずうなってしまう鮮やかな展開である。
    それまで張り詰めていた緊張が一気に回収され、心地よい後味を残して物語は幕を閉じる。
    この爽快感こそ、本作がシリーズの中でも際立っている理由の一つだろう。

    また、本作で最も印象的だったのは、主人公エリスの変化である。
    これまでのシリーズでは、彼女は常に冷静沈着で、どこか余裕を漂わせる存在だった。
    しかし今回は違った。精神的に追い詰められ、メンタルがボロボロになるまで苦しむ姿が描かれる。
    そこには“完璧なヒーロー”ではない、人間としての弱さがあった。

    私は、強いばかりのスーパーマンよりも、どこかに弱みを抱えた人物の方に惹かれる。
    弱さがあるからこそ、立ち上がる姿に意味が生まれ、応援したくなる。本作のエリスはまさにそうだった。
    傷つき、迷い、それでも前に進もうとする。
    その姿に強く心を打たれた。彼女は単なる有能な主人公から、感情を共有できる存在へと成長したように感じる。

    『復讐は感傷的に』は、復讐の是非を問いながら、人間の弱さと強さの両方を描き切った作品だ。
    感傷的でありながら、最後には鮮やかな逆転で読者を救い上げる。
    その構成の巧みさと、エリスという人物の深化によって、シリーズの中でも特別な一作になったと感じている。

  • 三日市零『復讐は感傷的に』
    2025年 宝島社文庫

    シリーズ第3弾。
    秘書である小学生の楓、メープルとの出会いと秘書になったいきさつなどの前日譚。
    その事件は心痛むものであり、それが故に2人の強力な信頼がありパートナーなのだと思わされました。
    ただCace2では唐突な登場人物に関わる謎解きと言う、ちょっと急展開での結末だったのはもったいない感じだったけど。
    でも続きが気になって気になって、なかなか本を閉じることができない文章力には感服します。
    更なるこの二人の今後がとても楽しみです。

    #三日市零
    #復讐は感傷的に
    #宝島社文庫
    #読了


  • エリスとメープルの始まりとLRE事務所の
    開設理由が判明するシリーズ3作目。

    ・少女
    ・訣別
    2話

    どんな案件も難なくこなす優秀かつ冷静な
    スーパーマンである一方、苦悩し葛藤する
    衿須の姿がストーリーの面白みを引き立てます。

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