• Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305705525

作品紹介・あらすじ

実証主義=無思想に堕した国文学は、現実を凝視できるか。
天皇論、「古典の思想と言説」にまつわる諸問題をはじめ、古典を通して時事問題を論ずる、全54編の評論集。
雑誌『発言者』『表現者』に連載し続けてきた論考に、3月11日以後に書き下ろした「破局の後で」を加えて一書にしたものである。

「近代的思考・論理の批判・相対化を通して、古典的思考・価値を復興し、歴史・伝統と結びついた日本を再発見して、近現代のアポリアをどこかで抜け出たいことに尽きる。」「国文学が近代=文明開化の論理を超えて自立するとき、初めて日本と出会え、古典の再生が成し遂げられるだろう。それが日本におけるあるべき近代の創始になることは敢えて贅言を要しない。」以上、本書より。

著者プロフィール

1954年生まれ。1979年、早稲田大学教育学部国文科卒。1987年、同大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程を単位取得退学退学。東京女学館短期大学教授、東京家政学院大学人文学部教授を経て、現在、明星大学人文学部日本文化学科教授。専門は古典学。
著書に、『今昔物語集の世界構想』(笠間書院、1999年)、『記憶の帝国 「終わった時代」の古典論』(右文書院、2004年)、『古典的思考』(笠間書院、2011年)、『古典論考 日本という視座』(新典社、2014年)、『アイロニカルな共感 近代・古典・ナショナリズム』(ひつじ書房、2015年)、『保田與重郎 近代・古典・日本』(勉誠出版、2016年)など。
編著に、『〈新しい作品論〉へ、〈新しい教材論〉へ 古典編』(共編、右文書院、2003年)、『中世の学芸と古典注釈 中世文学と隣接諸学5』(編著、竹林舎、2011年)、『アジア遊学 もう一つの古典知 前近代日本の知の可能性』(編著、勉誠出版、2012年)、『高校生からの古典読本』(岡崎真紀子、千本英史、土方洋一共編著、平凡社ライブラリー、2012年)、『幕末明治 移行期の思想と文化』(青山英正、上原麻有子共編著、勉誠出版、2016年)などがある。

「2018年 『なぜ古典を勉強するのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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