王朝文学文化歴史大事典

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  • Amazon.co.jp ・本 (924ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305705655

作品紹介・あらすじ

王朝文学作品の読解に際して必要不可欠な、文化的歴史的事項について一冊で把握できる事典です。全28分野、1,273項目を収録。政治史・社会史・美術史・芸能史・宗教史・教育史・生活史・医療史・交通史・建築史など、多様な分野を網羅しました。

【本書の特色】
●王朝文学作品読解に必要な文化と歴史に関する知識が得られる書です。
●政治、社会、芸能、建築、交通等、全部で28分野、1,273項目を収録。
●項目には記述された代表的な作品例を掲載。王朝文学の実態に触れることができます。
●関連文献をそれぞれに掲げ、より深い理解へと誘います。
【充実の付録】
●平安時代の天皇家の概要を理解するために『一代要記』、平安時代部分を抄録。
●藤原氏系図、官職・位階一覧付き。
●平安文学作品一覧と詳細な平安時代文学関係年表も付けました。
●京都近郊地図、平安京大内裏・内裏図、寝殿造平面図など、付図も充実。

「文学作品は、その成立した時代の文化や歴史に即して読み解く必要があることは言うまでもありません。しかし、文化的歴史的事項は、政治史・社会史・音楽史・美術史・芸能史・宗教史・教育史・生活史・医療史・交通史・建築史など、多様な分野にわたり、その理解をすることはけっして容易ではありません。このような多岐にわたる文化的歴史的事項を、一読して把握できるような、高度で簡便な事典が、どうしても必要になります。本事典がそのような要望に応じるものとなればと願っている次第です。」......はじめにより

【執筆者】
小町谷照彦、倉田 実、浅尾広良、安藤 徹、石坂妙子、伊藤一男、植木朝子、河添房江、加藤静子、久富木原玲、久保朝孝、久保田孝夫、胡 潔、小山利彦、佐藤明浩、陣野英則、妹尾好信、高野晴代、高橋 亨、武田早苗、田坂憲二、中嶋朋恵、中島和歌子、西本寮子、原 豊二、針本正行、日向一雅、廣田 收、服藤早苗、福長 進、藤本勝義、堀 淳一、松岡智之、山崎正伸

感想・レビュー・書評

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  • 王朝文学作品読解に必要な文化と歴史に関する網羅的知識が本書一冊に。政治、社会、芸能、建築、交通等の最新の成果、全28分野、1,273項目を収載。各項目には記述された代表的な作品例を掲載。王朝文学の実態に触れることができます。関連文献をそれぞれに掲げ、より深い理解へと誘います。

  • 名著です

  • どこの国の王朝か。
    いつの時代の王朝か。

    「王朝文学」といえば決まりことばなのだろう。
    日本の天皇とその朝廷にまつわる文学。

    制度,生活についての解説があり,原文を理解したり現代語訳を出すのに役立ちそう。

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著者プロフィール

1936年6月22日、長野県駒ケ根市に生まれる。2014年10月31日、逝去。
学歴●
1960年3月、東京大学文学部国文学科卒業、1966年3月、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。
職歴●
1966年4月、常葉女子短期大学講師、1969年4月、成城大学短期大学部講師、1970年4月、同助教授、1971年4月、東京学芸大学講師、1972年3月、同助教授、1984年4月、同教授、2000年3月、同退職、2000年4月、東京経済大学経済学部教授、2000年5月、東京学芸大学名誉教授、2006年3月、東京経済大学退職。
主要著書●
[単著]『現代語対照 古今和歌集』(旺文社文庫、旺文社、1982)、『源氏物語の歌ことば表現』(東京大学出版会、1984)、『藤原公任 余情美をうたう』(王朝の歌人7、集英社、1985)、『古今和歌集と歌ことば表現』(岩波書店、1994)、『中古の日本文学』(放送大学教育振興会、1997)、『王朝文学の歌ことば表現』(中古文学研究叢書3、若草書房、1997)、『絵とあらすじで読む源氏物語―渓斎英泉『源氏物語絵尽大意抄』』(新典社、2007)、『古今和歌集』(ちくま学芸文庫、筑摩書房、2010)、『あらすじで楽しむ源氏物語』(新典社、2010)。
[共著]『伊勢集全注釈』(角川書店、2016)。
[編著]『古今和歌集』(日本文学研究資料叢書、有精堂、1976)、『榊原本私家集一』(日本古典影印叢刊、日本古典文学会、1978)、『小倉百人一首 くわしい解説・設問付き』(文英堂、1983)、『國文學 古典文学基本知識事典』(学燈社、1988)、『カラー版 古今和歌集』(桜楓社、1988)、『國文學 平安時代を知る事典』(学燈社、1989)、『別冊國文學 古典文学基礎知識必携』(学燈社、1991)、『源氏物語鑑賞と基礎知識 御法・幻』(至文堂、2001)、『別冊國文學[必携]源氏物語を読むための基礎百科』(学燈社、2003)、『源氏物語鑑賞と基礎知識 宿木(後半)』(至文堂、2005)。
[共編著]『古今集』(シンポジウム日本文学、学生社、1976)、『源氏物語』(鑑賞日本の古典、尚学図書、1979)、『標準新国語便覧』(文英堂、1985)、『名所歌枕伝能因法師撰の本文の研究』(笠間書院、1986)、『賀茂真淵全集 第12巻』(続群書類従刊行会、1987)、『拾遺和歌集』(新日本古典文学大系、岩波書店、1990)、『古今和歌集』(新潮古典文学アルバム、新潮社、1991)、『源氏物語図典』(小学館、1997)、『歌ことばの歴史』(笠間書院、1998)、『狭衣物語』(新編日本古典文学全集、小学館、1999)、『平安朝の文学』(放送大学教育振興会、2001)、『古今和歌集研究集成』(全三巻、風間書房、2004)、『東書最新全訳古語辞典』(東京書籍、2006)、『王朝文学文化歴史大事典』(笠間書院、2011)。

「2023年 『源氏狭衣の論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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