紀貫之 (コレクション日本歌人選 5)

著者 :
  • 笠間書院
3.38
  • (2)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 24
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305706058

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あまり好みではないというか、五感の鋭さや、視点や言葉の使い方の面白さを見いだせない。また、これは私の勉強不足かもしれないが、テクニックも感じることができないのだが、とりあえず気に入った歌を。
    むすぶ手のしづくに濁る山の井の飽かでも人に別れぬかな
    水底の月の上より漕ぐ舟の棹に障るは桂なるらし
    影見れば波の底なる久方の空漕ぎわたるわれぞわびしき
    最初の一つは言葉選びと構成が、後者は素朴だか視覚をわき立てる面白さを感じたので。

著者プロフィール

田中登(たなか・のぼる)
* 1949年愛知県生。
* 名古屋大学大学院単位取得。
* 現在 関西大学文学部教授。
* 主要著書
『校訂貫之集』(和泉書院)
『古筆切の国文学的研究』(風間書房)
『平成新修古筆資料集』(思文閣出版)
『王朝びとの恋うた』(笠間書院)
『失われた書を求めて』(青簡舎)ほか。

「2011年 『紀貫之』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中登の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×