- 本 ・本 (124ページ)
- / ISBN・EAN: 9784305706072
作品紹介・あらすじ
うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第4回配本、清少納言です。
谷のカエデが一せいに逆光線で緋に燃えたち、ああ清少納言の好きな色! と思いーー田中澄江
清少納言(せいしょうなごん)
『源氏物語』の時代のやや前に生き、おなじみの宮廷随筆『枕草子』を残した女房。中関白(なかのかんぱく)道隆の娘中宮定子(ていし)サロンのトップ女房として活躍。紫式部からは才ばしった嫌みな女性とされたが、和漢の故事に通じ、その機知に富んだやりとりや、自然を感覚的にとらえる文章の冴えは、時に紫式部をしのぐ。定子一族の没落の過程を一切描かず、ひたすら定子を讃美する態度を貫いた。歌人としても卓越した技量を示し、多くの宮廷紳士が吸い寄せられたことは、家集や『枕草子』の中に華麗に描かれている。
感想・レビュー・書評
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清少納言の歌以外も。中宮定子さまと一条天皇の辞世歌も載ってることが嬉しい。
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「をかし」の作家ながら、その恋愛の歌より、人生の悲哀が浮き出ている歌の方に人間味を感じた。薄い本なので、その作風に触れるきっかけとして使う内容。個人的には芸術性は正直よく分からず、歌に接することでその人が確かに過去存在したのだという実感だけがあとに残った。
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#清少納言 #和歌 言の葉はつゆ掛くべくもなかりしを風に枝折ると花を聞くかな #返歌 事の葉を風の枝乗せ呟けばつゆあけぬれどみをみわたせり #清少納言集
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新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:911.108//Ko79//7
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歌人としての清少納言について考えるきっかけになりました。
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防府などを舞台とした作品です。