香川景樹 (コレクション日本歌人選 016)

  • 笠間書院 (2011年6月9日発売)
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  • 本 ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305706164

作品紹介・あらすじ

うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第4回配本、香川景樹です。

景樹の和歌観を要約すれば、現代に生きている人間として折にふれ、ことにふれて心に感じたことを、そのまままっすぐに、平常使っている言葉によって表現すれば、それが歌だ、ということになる。----林達也

香川景樹(かがわかげき)
江戸時代後期、明和から天保期にかけて活躍した歌人。小沢蘆庵(ろあん)の影響を受け、実物実景を重視した独自の歌論「調べの説」を提唱した。万葉の古調にも伝統歌学にも拘(かかわ)らず、古今風を標榜(ひょうぼう)する景樹の歌は、江戸派の村田春海(はるみ)・加藤千蔭(ちかげ)から「筆のさが」という歌論で非難を浴び、「大天狗」「切支丹」などとそしられた。しかし、しだいに門弟を増やし、彼の率いる桂園派(けいえんは)は、晩年には門弟一千人を数えるまでに拡大した。その歌風は明治時代の御歌所(おうたどころ)派までつながっている。

感想・レビュー・書評

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  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:911.108//Ko79//16

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著者プロフィール

* 1966年三重県生。
* 中央大学大学院修了。博士(文学)。
* 現在 中部大学人文学部准教授。
* 主要編著書・論文
『木下長嘯子研究』(おうふう)
『近世初期諸家集 上・下』(古典文庫)
『長嘯子後集』(古典文庫)
『越中の歌枕』(桂書房、共編)
『伊達政宗公集』(古典文庫、共編)
『兼載独吟「聖廟千句」第一百韻を読む』(和泉書院、共編)
「『鳥虫あはせ』をめぐって」(『近世文芸』第65号)

「2011年 『香川景樹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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